"Make or Buy": How to utilize "outsourcing" correctly
Venture Cafe Tokyoという毎週木曜にスタートアップ関連のイベントを開催している団体がいます。
今回そのVenture Cafe Tokyoのイベントに呼んで頂きました。テーマとしては
"Make or Buy": How to utilize "outsourcing" correctly
「内製か?外注か?アウトソーシングを上手に利用する方法」という内容です。
パネルは以下のようなメンバーでお送りしました。
・Hiroki Kudo, CEO & Founder MerryBiz メリービズ (http://merrybiz.jp)
・Cedric Wagrez, VP of Operations Gengo
・Sylvain Pierre Le Wagon Japan co-founder Le Wagon
・Ryusuke Komura, Program Director Venture Café Tokyo (Moderator)
アウトソーシングを利用すべき時と状況について
昔、アウトシーシングをやっていたLe Wagon JapanのSylvain Pierreが自身の経験と共に、アウトソーシングの「選択肢がそもそも存在する場合」および「経済合理性の存在」について話しました。
工藤としては「リスク」について話しました。つまり、自社のコアとなるオペレーションアウトソースした場合、アウトソーシング会社に依存や改善スピードが上がらない等のリスクが発生します。
GengoのCedric Wagrezは、テクノロジーによりいろんな「機能」を揃えることが容易になっていることを話していました。昔であればウェブサイトをエンジニア等を雇って作成したのが、いまはStrikinglyやWixなどのサービスがあります。また決済機能もいまは自社で開発する必要がなく、Stripe等のサービスがあれば数行のコードをかけばすぐに使えるようになります。
ファシリテーターの小村さんから「The Vanishing Hand hypothesis」という Richard Normand Langloisの理論を引用して、さらに具体的な状況等に議論は発展しました。
「ギグ・エコノミー」をそのまま支持できない理由
アウトソーシングの種類としてGengoもメリービズもクラウドソースというべきかフリーランスを活用しています。
フリーランスを利用するというので「ギグ・エコノミー」について話が及びました。Uber Eatsなど、一般な多くの方がいつでもお仕事ができるというプラットフォームを用意しているサービスが最近増えてきています。
工藤としてはマーケットプレイス型にすることによりスキルのコモディティ化が進み、結果働く方の過剰競争が発生し、あまり健全とはいえない形での単価低下がおこることを心配しています。
スキルは各人固有であり、メリービズとしてはそれを大切にしたいです。
また、メリービズは各人がより稼ぐためにどうやって各人が単価をあげられるかを考えており、その意味では「ギグ・エコノミー」とは対極的な考え方をしています。各人がスキルをあげることでより単価があがり、同時に顧客満足度もあげられることを目指していきます。
働いている方も、企業も、双方が幸せになる形を探っていきたいです。