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薬局店舗から見えてくること

先日、都心に店舗を構えるユーザ薬局様にお邪魔してまいりました。すでにお使い頂いている弊社の薬歴AI「Kakeru君」が、お客様の手元で実際どのように動いているか拝見しつつ、「服薬指導中の音声録音環境は?」「SOAP生成の度合は?」「不安なくご利用頂けているか?」などについて確認できればとの思いで、開発に深く関わっている代表、ITオタク薬剤師のほか、若き学生エンジニアも交えての訪問となりました。訪問前は「あれも確認したい」「これも聞いておこう」と、ある程度ヒアリング内容を想定していたものの、いざ営業時間内の薬局現場に足を踏み入れると、日頃から自身も身を投じ、よく知っている薬局特有の...

薬剤師の「脳みそ」とIT化

こんにちは。調剤大好きC子です。8月もすでに終盤ですが、薬剤師の皆様はきちんと夏休みは取れましたでしょうか。ちなみに私の勤務先は門前薬局の上、メインで応需している病院にはいわゆるお盆休み期間がないゆえ、薬剤師の夏期休暇取得はまだまだこれから…という状況です。さてそんな中、薬剤師2名のうち1人が、ようやく遅めの夏休みに。期間中、残る1名は一人薬剤師となり、ひたすら鑑査・投薬に追われ、自身のかかりつけ以外の患者対応も含め、普段以上に心身的負担やプレッシャー増と闘わなくてはなりません。こんな時くらいヘルプをもらえたら良いのに…なかなかそうはいかないのが、人手不足の辛いところ。まして一人...

使えば使うほどに…止まらない薬局DXへの期待

こんにちは。勤務先薬局での棚卸業務を終えたばかりの調剤大好きC子です。3ヶ月に1度巡ってくる棚卸、もうかれこれ30回近く経験してきたでしょうか。そんな私が、数ある薬局業務の中でも、DXによる業務効率向上をもっとも肌で感じているのが棚卸です。1点1点、医薬品類を数えていく作業自体に変わりはないのですが、「棚卸補助アプリ」登場により、これまで大量に印刷・消費してきた紙、所要時間などが大幅に削減、我々スタッフの心身的負担も随分軽くなりました。初めてこのアプリを使って医薬品箱をスキャンしたときの感動と言ったら…。薬剤師やファーマシーテクニシャンであれば、毎日必ず触れるのが当たり前の数...

CEO Blog Post: 最近自分ら、『Kakeru君』に詳しくなりました

こんにちは、mediLab CEOの松田です。今日は、我々プロダクトチームの活動についてご報告させてくださいませ。この数週間、チームで一丸となって「Kakeru君」という製品にあらためて深く向き合い、製品の解像度をこれまで以上に高める活動を行ってきました。これは今まで決して、チームが「Kakeru君」に詳しくなかったわけではありません。これまでも、作り手としての機能知識はもちろんありました。また、どのようなケースでどのような利用シーンとなるか、技術的な背景なども、もちろん詳細に検討・設計して各機能をリリースしています。そうではなく、「日々お金を払って使って下さっているお客様が、どの画...

コロナ禍と薬局

こんにちは。子供達の夏休みに伴い、日々のお昼ご飯中心に、頭を悩ませることの多い調剤大好きC子です。部活や試合遠征、習い事の有無…日によって異なる各自スケジュールに合わせ、お弁当や自宅での早め遅めご飯など用意しつつ、薬局出勤に出向く度、ふと思い出すのがコロナ禍での仕事です。緊急事態宣言発令に伴い、不要不急の外出を控え、多くの人々が在宅勤務中心となった当時、調剤薬局は医療機関と共に休むことなく、毎日変わらず開局していました。殆ど人気のない、コロナ以前とは全く様相の異なる街中を、なるべく誰とも目を合わせぬよう、そそくさと薬局に向かう道中、たまにすれ違うマスク姿が視界に入ると「あの人も医療関係...

CEO Blog Post: ユーザ訪問: ユーザの脳内を知りたい

こんにちは。mediLab CEOの松田です。弊社広報のバトンを受け、ユーザ訪問についても少し書いてみようと思います。やっぱりお客様先に伺うのは良いものですね。本当に勉強になります。(あと言わずもがな、めちゃくちゃモチベーション湧いちゃいます)ただ、どのような点が、メンバから間接的にお客様ニーズを聞いた時と違うのか?弊社スタッフは手前味噌ですが、みんな優秀なので、みなさん芯をとらえた正しい情報を自分に教えてくれていると思います。その違いは、このBlogのタイトルにもしてみましたが「ユーザの脳内を知れる」という点になるかと思います。薬局訪問を行わせていただくと、実際のお客様と会話...

初開催「Kakeru君」座談会終了!

こんばんは。薬歴音声入力AI「kakeru君」をテーマに、はじめてのmediLab座談会を無事に終え、少しホッとしている調剤大好きC子です。もっとホッとしているのは、座談会進行中、「kakeru君」最新画面を共有しつつ、各種機能説明を行っていたITオタク薬剤師だとは思いますが。座談会初回に参加して下さったのは、日頃から「kakeru君」ご利用のユーザ薬局の皆さま方。薬局DXに強いご関心をお持ちで、これまでもメール等のやり取りを通じ、我々mediLabに新たな気付きやアイデアを提供下さっていましたが、オンライン座談会上でも想像以上に「kakeru君」に向けたご意見、リクエストが次々...

ユーザ薬局訪問

mediLabが大切にしていることの一つとして、薬局店舗にお邪魔し、現場の皆様から生の声をお聞きする「薬局訪問」があります。日頃は、CEO(AIオタク社長)とITオタク薬剤師中心にお伺いすることが多いのですが、今回はお言葉に甘え、私:調剤大好きC子も広報担当として、一緒にお邪魔させて頂きました。訪問先は、弊社の薬歴音声入力AI「kakeru君」ご利用中の店舗様。日頃から定期的に会話を重ねているユーザさんではありますが、今回はリリースしたばかりの「Kakeru君」NEW機能を中心にお話が盛り上がりました。元々は弊社からのインタビュー取材という形とはいえ、訪問先ユーザ薬局様からも、薬...

ヘルプ薬剤師との一期一会

ここ数年、他店舗からヘルプ薬剤師に来て頂く機会が増えています。「今日はどこの店舗から、どんな方が来てくれるのかしら」と秘かに毎回楽しみにしている私。何年も同じ店舗に所属していると、良くも悪くも「このやり方が一般的なのだろう」と、自店舗で長らく続いてきた慣習に倣うのが当たり前となりがちですが、ヘルプ薬剤師と出会うたび、様々な気付きや発見があります。服薬指導前の患者様への声掛けがさわやかで説明も明瞭な人、業務の合間にサーっと在庫状況を眺め、「この薬、余剰ならうちの店舗に移動してもらえません?」と交渉する人、今まさに一包化進行中の分包機横へ来て、出てくるそばから手に取り、その場でサクサク鑑査...

そのお困りごと、AIで解決できますよ!

こちらにも書いたように、mediLabの一員でありつつ、日頃から調剤薬局でも実際に働くメンバー達は、薬局業務中のエピソードについて、mediLab社内に共有することがよくあります。たとえば、「患者さんが立て込んでくると、とにかく入力に必死。慌てていると加算はうっかり見落としがち。どうすれば忘れずに気付けるのか」「漸減や漸増の入力がわかりづらく悩みがち」といった処方箋周りの話から、常にスタッフ人手不足で困っている店舗事情など、中身は多岐に亘りますが、どのような話であっても我がAIオタク社長は耳を傾けてくれます。「その話、もうちょっと詳しく教えてくれます?」とさらにツッコミが入ってくることも...

CEO Blog Post: 開発基礎固め

こんにちは、mediLab CEOの松田です先週は【七夕に願いを込めて】CEO Blog Post: 株式会社アイセイ薬局と提携 というエモいpostでしたが、目下はいちエンジニアに立ち戻って勉強し直しています。最近は上記のリリースのお陰もあり、社内も一段と活気づいてきました。機能開発のアイディアやそれを実現したい熱量も加速してきており、「より良い製品をエンドユーザの皆様に」ということに、今まで以上にチーム一丸となって進んでいる感覚です。素晴らしいですね。そして有難いことにチームの面々が色々とフォローを(勝手に)してくれるので、最近は自分もまた改めてエンジニアとして開発現場に関わ...

【薬局あるある話】事始め

猛暑を通り越し、酷暑とも言える毎日が続いていますね。2年前、代表:松田と初めて顔を合わせ、mediLab創業のきっかけや薬局に対する熱い思いに耳を傾けたのも、真夏の強い陽射しが照り付ける日でした。ご縁あって知り合いを通じ紹介されたmediLabですが、確か二度目の面談機会に「せっかく調剤薬局向けAIベンチャー代表と会うのだから、何か薬局事情を綴ったドキュメントでも持っていこうかしら」と気軽に作成したA4書類を手渡したところ、思いの外「これは興味深いですね~このままコンテンツにしましょうよ!」となったのが、実は「薬局あるある話」の始まりです。「昨日も、薬局でこんなことがあって大変だった...

【七夕に願いを込めて】CEO Blog Post: 株式会社アイセイ薬局と提携

どうもどうも、mediLab CEOの松田です。タイトルの通り、この度、非常にありがたいことに、株式会社アイセイ薬局社と提携を行わせていただき、弊社製品をさらに深く、使いやすく、磨き上げることをご一緒できるようになりました。このリリースに込めた想いや、自分の非常にワクワクしている今の気持ちなど、良い機会なので綴ってみようかと思います。mediLabは、常にFocus on the Userで製品を企画開発し、そして改善を続けてまいりました。その中で、各メンバが実際の業務課題を肌で感じ、最先端技術をどのようにして業務に落とし込むべきか、移動中も、ご飯食べている間も、寝ている間も、そ...

新人薬剤師とAI

過日、薬学部生の集団が店舗見学に来たときのこと。普段どおりの“調剤薬局の日常”を見てもらうのが第一の目的らしく、待っている患者さん達で込み合っている待合室の様子もお構いなし、やや私語も交じりながらの学生見学会の進行に、ベテランスタッフ達は正直ヒヤヒヤ、モヤモヤしていたそう。そんなとき、追い打ちをかけるように飛び込んできた本社人事担当による説明に思わず耳を疑ったそうです。「入力は、OCRがやってくれるので大丈夫です!」 「薬歴も、薬歴AIがあるから安心です!」 「調剤は、あまり知識のないスタッフ(?!)でも、ピッキングの補助アプリを使いながらやるので、こちらも気にしなくて大丈夫です!」※...

医療DXが患者の背中を押してくれた話

私事ではありますが、定期的に高齢母の受診に付き添っています。きっかけは、4年前の思いがけない背中の圧迫骨折。何とか独り暮らしはできているものの、単独での外出や受診は難しい状態です。これまでの整形外科で毎度決まって処方されていたのが、骨粗鬆症治療薬としてリセドロン酸Na錠75mg、他にアルファカルシドール、胃腸薬など。真面目に服用し続けてきましたが、圧迫骨折により下がってしまった内臓が食い込むような痛み・違和感が和らぐことはなく、オーダーメイドのコルセットにも慣れず、受診時は予約しても常に2時間以上の待ち時間…先の見えない治療が続く中、Dr.による問答も「お変わりないですか」とそれこそ毎回...