こんにちは。
調剤大好きC子(mediLab広報・採用担当)です。
いつもblogやコラムをお読み下さり、ありがとうございます。
さて本日より新連載シリーズ、調剤大好きC子が語る「私のキャリアシフトへの道のり」をお届けしてまいります。
恐らくですが、業界/年齢/性別問わず社会人として働く方々の多くが、途中で一度は悩み、もがき苦しんだ経験をお持ちではないでしょうか。
私自身、やはり似たようなことが幾度かあったものです。
そのとき自分は、どのような行動を取ったのか?当時を振り返ると、
「悩んでいるだけでは何も変わらない」「とにかくアクションを起こそう!」
と、まずは自ら一歩、勇気を奮って踏み出したことを今でも鮮明に思い出します。
この「自ら選んだ一歩」、私は何より大切と考えます。私事ながら社会に出て30年余り…「自ら選んだ一歩」と言えるアクションが、これまで三度ありました。
シリーズ「私のキャリアシフトへの道のり」では、「自ら選んだ一歩」の経験談を軸に、それぞれの節目をどう乗り越え、キャリアシフトに繋げていったのか綴ってまいります。決してサクセスストーリーとは言えませんが、大手メーカー総合職、ベンチャー、専業主婦、パート勤務…すべてを経験してきたからこそ、働き方について今現在思い悩み、迷っている「あなた」にお伝えできる何かがあるはず。
少しでも勇気ある「あなたが選ぶ一歩」に繋がるよう、思いを込めてお届けします。
1.新社会人スタートは、念願のシンクタンク総合職
いわゆるバブル期を学生として過ごした私ですが、就活に入った途端、まずは総合職/一般職で採用の入口が分かれることに愕然としました。それまで共学でしか学んだことのない自分にとって、女性も男性と変わらず全く同じ立ち位置で働く「総合職」を迷わず目指したのは、ごく自然な選択だったと思います。
ものづくりに携わりたく、大手総合電機メーカーを複数回る中、エンジニアではない自分は「どのような形でものづくりに携わることができるのか」という視点に基づき、探し当てた職の一つが、日立グループのシンクタンク研究員でした。
エンジニア畑の技術系研究員と違い、当時、私のような新卒・文系出身者が研究員として採用されるのは1年で一人という狭き門であった中、念願叶ってありがたいご縁に恵まれ、「よしっ、頑張るぞ!」と意気込んだものです。
3ヶ月に亘る工場実習(※すべての総合職新人が全国各地の工場に散らばり、朝から晩までものづくりを実体験するという、きわめて重要な現場実習。某局朝ドラに登場した工場ラインがまさにイメージでしょうか)を終えたあとの正式配属後、初めて担当したのは、忘れもしない、「日立グループモーター事業の再構築」という、名実共に重厚すぎるプロジェクト。
日立グループ関連企業をメイン顧客とするこのシンクタンクでは、事業推進・経営に関わる具体的かつ大胆な提言を求められ、研究員達は各担当プロジェクトにおいて、徹底的な市場調査や有識者ヒアリングが必須でした。一口にモーター事業といっても小型モーターから原子力に関わる大型モーターまで多岐に亘り、まずは「モーターとは何ぞや?」から始めた私。大学卒業したての新人が各経営トップ層とお会いするたび、また長年伝統的に事業の柱であったものに対し、大それた提言を行うと考えただけで、身震いするほどの緊張に包まれたものです。
「まさかこんな若いお嬢さんが来るとはビックリしたよ」という方もいれば、「たくさん調べてくれてありがとう。勉強になったし、助かったよ」とのお言葉を頂くことも。
とはいえ、入社から2-3年程は、リサーチ手法から研究テーマへのアプローチ法まで、諸先輩方のやり方を見様見真似で取得、とにかくプロジェクトをこなすことで精一杯。
「経営者に向け、何を結論として提言するか」
「そのためのストーリーをどう仕立てるか」
タバコの煙が充満する会議室で、夜な夜な議論を交わす日々で鍛えられたのは、とにかく脳ミソを使って言語化し、説得力もって伝えるスキルでした。
2.ライフワークの予感?!
「ヘルスケア」テーマとの出会い
その後も様々な研究テーマと出会い、プロジェクトを経験、当時流行ったテーマ「地域活性化とビジネスチャンス」もその一つです。
全国各地の自治体でどう地域活性化に取り組んでいるのか、首長さんの元を訪ね歩き、ヒアリングするうち、どの地域においても高齢化問題への取り組みが課題に上がっていました。そして時を同じくして…介護保険法案が国会に提出されたのです。
公的介護保険制度導入を見据え、日立グループ内外で一気に高齢者介護ビジネスへの機運が高まり、我々シンクタンクへの依頼テーマにも「ヘルスケア」分野が加わり始めました。私にとって、のちの「ライフワーク」ともいえるテーマとの最初の出会いです。
老健施設などハードウエアはもちろん、付随する各種高齢者サービス含めた新規ビジネスチャンスなど調査範囲は多岐にわたり、介護保険導入先駆国であるスウェーデン、ドイツ等への出張を任されたのもこの頃。こうして海外先進事例の紹介や市場拡大に伴う新ビジネス提案を重ねるうち、
「高齢者介護ビジネスの話であれば、日立総研のあの女性に聞きに行くといいよ!」
と、ありがたいことに社内各部署から声が掛かるようになってきました。
「この分野でさらに研究員として成長して欲しい」
そんな期待を込めた上司の計らいにより「関連会社で講演してきてくれる?」と、これまでとは違う、新たな活躍の場にも恵まれるように。
特定分野において周囲からの信頼を寄せられつつ、研究員としての自信も僅かながら芽生えてきたのは、ちょうど27-8歳頃の話です。
3.プレゼン提言のみでは飽き足らず。
自ら志願「現場部署に行きたい!」
シンクタンク研究員としての仕事が充実し始めたのはもちろんですが、それよりも何よりも、
「高齢者介護ビジネスの話、公的介護保険の話なら、あなたです!」
「もっと話を聞きたい。教えてほしい」
と各所からお声がけ頂き、自分の元を訪ねてくる人も増えてきたことで、社内外での人脈もグンと広がっていきました。年長者の方々から「意見を聞きたい」と言われ、部署・年代を超えた交流にも恵まれ、シンプルに楽しかったものです。
自信ある分野が生まれると、不思議と有識者へのヒアリングも堂々とこなせるようになり、単なる取材ではなく、自ら斬り込み、対等に話せる場面が徐々に増えてきたのもこの頃。大した知見もないままドキドキしながらテーマと格闘し、有識者を前に緊張しっぱなしだった新人時代と違い、気が付けば、毎日活き活きと前向きに働けるようになっていました。
一方でシンクタンク上層部からは、私に限らずプロパー研究員に対し「この先もずっと同じ職場にいるだけで良いのか?」という声がささやかれ始めていました。研究員としての仕事に徐々に慣れつつあったからこそ、自分の中でも、
「他者に提言するだけでは、机上の空論にすぎないのでは?」
「自身も汗をかく経験をすべきでは?」
と、小さな違和感のようなものがジワジワと沸いてきたのです。
「提言を口にするだけでは、自分ごとにはならない」
「進言するのは簡単。真の現場の痛みを理解できていないのでは?」
「現場部署で、事業実践する経験が必要では?」
といった思いは、日に日に膨らむ一方…。
それまで、同じ社内とはいえ、女性研究員が他部署に出て行く前例はなく、果たしてプロパーのシンクタンク研究員が、現場部署で受け入れてもらえるのか不安もありましたが、私のモヤモヤを感じ取ってくれた上司に「やはり挑戦したいです!」と伝え続けたところ、ついに現場部署への異動が決まりました!
29歳、これが最初の「自ら選んだ一歩」です。
こうして入社以来、約6年間シンクタンク研究員として関わってきた職場を飛び出した私が、このあと初の現場部署で何を/どう経験していったのか?
次回予告:
【Vol.2】調剤大好きC子が語る「私のキャリアシフトへの道のり」
「新規事業を立ち上げるも暗礁に…一念発起で飛び込んだビジネススクール」
どうぞお楽しみに!
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