簡単な自己紹介をお願いします! 初めまして、 今年1月でメイプルに転職してから1年目 になります。 豊田俊輔(トヨダシュンスケ) と言います。エンジニア 兼 3児の父をやっております。
趣味はビールです。飲むことはもちろんなんですけど、それ以上に味が好きで「この品種のホップはこんな香りなんだ」みたいな感じで、ホップの品種とかを調べたりしています。子供が生まれてからは、飲む機会が減りましたが、エンジニアになる前はビアバーでアルバイトをするくらいのビール好きです。
プライベートは基本的に家族と過ごしています。最近は子供たちが成長してきて、家族5人で神経衰弱ができるようになりました。子供って面白くて、絶対に同じ場所をめくるんですよ。安心したいのか何なのか分からないですけど、毎回同じカードから始まるので全然ゲームが進まないみたいな。寝る前の恒例行事なんですけど、この時が一番幸せな時間ですね。
学生時代はどんなタイプでしたか? 高校時代は友達ともよく遊んでいましたけど、頑張っていたのは何だかんだで勉強ですね。 いわゆる優等生タイプ...だったんですけど、悪い方に転じて生意気な学生 になっていたと思います...。
4歳からずっと英会話を習っていて、得意科目はもちろん英語。で、 高校1年生の時に「全学年共通の英語テスト」が行われたんですけど、全学年中1位だった んですよ。それで「1年で1位ですけど?」みたな感じで天狗になりまして...。まさに苦い思い出というか、あの時にもっと謙虚でいられたらな良かったと思うことがあったりします(笑)
大学は結局中退しちゃうんですけど、 英語の大学 に行きました。英語以外にスペイン語を学びたいと思っていたんですけど、スペイン語の講義がそもそも無くて学べず。肝心の英語も「Uncleは叔父」「Auntは叔母」みたいな、中学英語レベルの講義でめちゃめちゃ幻滅していました。
その時に ビアバーでアルバイト をしていたんですけど、 8割ぐらいが外国人のお客さんで英語が大活躍 だったんですよ。外国人との直接コミュニケーションになるので、よりネイティブだし、より実践的で「大学で英語を学ぶ意味ないじゃん」と思って大学も辞めちゃいました。
大学中退後はどうしていたんですか? 大学を中退してからも、しばらくはビアバーで働いていました 。お客さんの中にはアメリカのビール会社の方もいて、何度かお会いするうちに「うちの会社に来なよ」と誘っていただけるようになっていたんですね。その時は 「もうビール会社で働こう」と思っていたんですけど、そんな矢先に子供ができた という感じだったんですよね。しかも双子。
さすがにビアバーでは子育てできるほど安定性はない。さらに昼に出勤、夜中に帰宅みたいな生活になるので、これも子育てに向いていない。それで急遽、就職活動を始めたんですけど、幸いにも 妻の兄の友人がSESの会社を経営 していて、紹介のおかげもあってなんとか入社が決まりました。
人生初のIT職の仕事になるわけだったんですけど、もともとIT職は母親の仕事で見慣れていましたし、データ入力の手伝いなんかも経験があって、PCを使った仕事自体に抵抗感は特に無かったですね。
急にSESエンジニアになってどうでしたか? 最初の頃は色んな意味でめちゃめちゃ大変でした。 エンジニアとして技術も知識も何もないところからスタートしたので、ひたすらに勉強するしかなかった という感じです。基本情報の勉強なんかもしていたんですけど、そもそも聞きなれない用語ばかりでかなり苦戦した記憶があります。
後に3人目の子供も産まれたんですけど、 当時は妻の実家に住まわせてもらっていて、4畳半の部屋で家族5人で寝ていました 。夜にPCを開くと子供が起きてしまうので、それこそ勉強もトイレでしていました。それを毎日2〜3時間、 この時期が人生で一番大変だった かもしれないですね。
若干、居候みたいな立場で肩身も狭いですし、たまに本当に帰りたくない時とかもありました...。そんな時は帰り道にコンビニでビールを買って、一人で飲みながらトボトボ帰るみたいな。その時のビールの苦味が一番印象深く記憶に残っています(笑)ちなみにメイプルに入った現在ですが、おかげさまで 3LDKの家 に住むことができています。
前職ではどのような仕事に携わりましたか? 初めての現場は3ヵ月ほど 「ドコモのネットワークシステムのサーバ構築案件」 に参画していました。当然ですけど、エンジニアとして何かできたわけでもないので、 自社のベテランエンジニアに引っ付いて、あれこれ勉強するという日々 でした。
その後は、1年半ほど 「国土交通省のセキュリティシステム導入案件」 に携わりました。この時も相変わらずできることが少なく、何かできないかと模索した結果、" 加湿器の水を補充する "に行きつきました。どういうことかというと、これまでは40〜50歳のベテランの方が朝一番に出社されて、加湿器に水を入れていたんですけど、それぐらいなら自分にもできるんじゃないかと。
さっそく 始業の1時間半前に出社してやっていたんですけど、始業前に水が空になっちゃって 。要するにそのベテランの方は絶妙なタイミングで水を入れて、始業時に空になるように計算していたわけですよ。それを話のネタに「すごいですね」みたいに、他愛もない話でベテランの方との距離を少しずつ縮めて、 最終的に技術的なことも教えてもらえるような関係性 になるみたいな。
そうした経験をした現場で、今でも「技術以外のことも馬鹿にできない」と思いますし、働く上で大事にしています。その後、運用は別の会社が担当するということで国土交通省の案件からは外れました。
その次は 「日産自動車のシステム移行案件」 でデータベースをいじるようなサーバーサイドの仕事を担当しました。ただ、ちょうどカルロスゴーンさんの事件で現場が荒れていたこと。さらに職場がみなとみらいだったんですけど、ちょうどコロナに感染した船が港に停泊しているみたいなところから、一気にプロジェクト内にコロナ感染者が増えて。結果、 人が減りすぎて案件自体が消滅する という...。これが3ヵ月くらいですね。
次の現場はまたドコモで1年3ヵ月ほど 「5Gの基盤開発案件」 に参画していました。ここら辺でやっと基本設計を任せてもらえたり、シェルスクリプトでのコーディングなども一人で出来るようになっていました。なので、 3年掛かってやっと現場に通用するような技術レベルになった という感じですね。
前職の退職理由、メイプルへの転職理由を教えてください! 前職を辞めたのも、メイプルへ転職したのも 「開発案件に携わりたい」 という願望があったためです。
前職については、メイプルのように "社員が案件を選べるような会社"ではなかったこと が結構関係しています。例えば、5G基盤開発案件の後に「銀行の運用・保守案件」に参画したんですけど、僕は手に職を付けるという意味でも 「開発案件」 がやりたかったんですよね。
それで前職の営業担当の方に「 開発案件にいきたいです 」と希望を伝えたわけなんですが、 「この運用・保守案件で2年くらい経験してからにしようか」 と言われてしまって...。「2年は長いなぁ」ということで転職を決心、すぐにメイプルに転職したという流れになります。
メイプルシステムズ、もとい 社長のもっちー(望月)さんについては「Twitter」で知りました 。誰かがもっちーさんのツイートをリツイートしていたのがキッカケです。それこそ最初は"離職率100%"の文言に「そんなわけないでしょ」とか思いながら見ていたんですけど、意外とまともなことを呟いている。気付けば もっちーさんの「note」なんかも読み漁っている自分 がいて、ガッツリ引き込まれていました。
この時すでにメイプルへの転職を決意していたのと、少しでもお近づきになれればという思いもあって、 「noteを購入してくれた方に串カツ田中を奢ります」 というイベントに参加しました。もっちーさんと対面で初めてお会いしたわけですけど、 話しやすくて、よく笑う人だなという第一印象 でしたね。
メイプルではどのような仕事に携わりましたか? まだ1年目なので、数は少ないですが メイプルでは2件ほど開発案件の現場 に入らせていただきました。
1件目は 「国民健康保険のシステム開発案件」 です。 かなり大規模なプロジェクトで設計者、プログラマー、テスター、それぞれ別会社の人がやっている ような感じでした。人数で言えば、本当に何百人という単位になると思います。それぞれ会社に上限関係があったりするので、誰がどんな人なのかちょっと覚えるのに苦労しました。
この案件は技術力もそうなんですけど、 国民健康保険に関する知識が必要不可欠 で、そっちの勉強がむしろ大変でした。例えば、健康保険にはお医者さんが入れる点数があって、その採点ルールを覚えないと開発も進められないといった感じです。
厄介なのが、2年に1度、医療改革によってその採点ルールが更新されるんですよ。その度に開発現場は大騒ぎになるわけです。そういうのもあって、なかなか荒れた現場で大変でした。期間としては大体5ヵ月ほど携わらせてもらいました。
現在進行形の2件目ですが 「生命保険会社のサーバーサイド開発案件」 に参画していて5ヵ月目になります。そこでは シェルスクリプトだったり、Ruby on Railsだったり、Perlを使った開発 をしています。具体的には生命保険の営業さんが使うメールのシステム。ユーザーの個人情報と証券番号や商品なんかを紐づける管理システムなどを担当させてもらっています。
仕事のやりがい、大変なことを教えてください! それぞれの業務にやりがいはありますけど、やっぱり 開発案件に携わらせてもらっていること そのものにやりがいを感じていますね。もともと「開発に携わりたい」という願望がありながら、それが通らなかった過去もあるので、今それが叶っていることにまずは感謝したいです。
案件の選定については、 メイプルの営業さんから月に5〜6件ほど案内が来る んですけど、僕の場合はその中から 「開発スキルが一番付けられるもの」 を選んだという感じです。今自分に必要なものは何か、そのうえでどんな現場を選ぶべきか。ここで "自分で選択できる" というのが本当にメイプルの良いところですね。
現に 経験値もかなり増えた と思います。それこそ自分で設計書を作って、それ通りにプログラムを作って、ちゃんと動くかテストしてみたいな、一連のフローも経験させてもらっています。こういう 1つ1つの経験を大事にして、今後もエンジニアとしての価値を上げていきたい ですね。
大変なことは、子供の世話があるので 勉強時間が確保できないこと ですね。子供は21時頃に寝るので、寝ている間の数時間は多少勉強しているんですけど、通勤があるのでそこまで夜更かしはできず。なかなかまとまった時間が取れないという感じです。
ちなみに今は Javaやデータベースに関する資格勉強 をしています。自分の経歴書を強化するという意味でもそうですし、用語なんかも同時に覚えられるので、もっぱら言語習得より資格勉強がメインですね。
メイプルで得たもの、これから成し遂げたいことはありますか? やっぱり得たもので言えば、 技術力や現場経験に尽きる と思います。エンジニアの世界って経歴が全てというか、経験の有無でかなり入れる案件数も変わってくるんですよね。だから、エンジニアとして食っていくなら、技術力だけじゃなく 「○○開発の経験アリ」みたいな経歴 をどんどん増やす必要がある。
幸いにも今は開発案件に携わらせてもらっていますし、設計・実装・保守のそれぞれをやらせてもらっているので、着実にエンジニアとしての経歴は良くなってきているのかなと思います。
成し遂げたいことについては、これといった明確な目標はまだ無いんですけど、少なくとも 自分のエンジニアとしての単価をもっと上げていきたい とは思っています。そこまで行ければ、また見えてくるものがあると思うので、もう1つの収入の軸じゃないですけど、なにか見つけられればと良いなと思っています。
メイプルにはどんな人が合うと思いますか? メイプルに合うかどうかもそうなんですけど、SESという仕事上 「お客さんとも仲良くできる人」 が向いていると思います。だから、楽しくビールが飲めるみたいな要素は結構大事じゃないですかね(笑)
ちなみに 大抵1つの現場に1人くらいはすごく嫌な人がいる んですよ。性格はもちろん、口も悪いし、周りに聞こえるくらいデカい声だったり。そういう人は会社の人からも煙たがられがちなんですけど、逆に そういう人に対しても上手く立ち回れるような人は、かなり現場でも重宝される ので良いと思います。
スキル面については、あることに越したことは無いんですけど、 一番重要なのは"学ぶ姿勢を貫けるかどうか"みたいな精神的な部分 だと思います。SESエンジニアというのは自分自身が商品そのものなわけで、現場の需要に応えるという意味でも、情報収集は常に行い、自分をアップデートし続けなければならない。それが結果として自分のためにも、メイプルのためにもなると思っています。
なので 「コツコツ努力を続けられる人」 も良いと思いますね。僕自身も未経験でエンジニアにキャリアチェンジして、加湿器に水を入れることから全てが始まったので、本当に努力次第なところはあります。給与面に関しても、少なからず努力がお金に反映される仕事なので、そこにやりがいを持てる人にもおすすめな会社だと思いますね。
メイプルを検討されている方に一言お願いします! 一言で言えば、メイプルは本当に "エンジニアファーストな会社" だと思います。一応、営利企業ではあるんですけど「会社の売上のために稼いで来い」みたいな雰囲気とは無縁。むしろ「 良いエンジニアがお客さんを喜ばせる」「結果的にメイプルの売上も伸びる」「だからエンジニアの成長にコミットする 」みたいな会社なんですよ。
そして 成長に対して、ちゃんと還元してくれる 。僕の場合はメイプルに入社してから、月収が1年で8万円上がりました。キャリア相談についても、もっちーさんが真剣に話を聞いてくれますし、すごく「 個」としてのエンジニアの部分を大切にしてくれる 。メイプルって「よくある高還元SES会社じゃん」みたいに思われがちなんですけど、それらとは一味違う会社だと思っています。
お金に関しても透明性が高い会社 で、それこそ「給与テーブル」が全体公開されていたり、決済時期には米国公認会計士の先生が全体チャットで会社のバランスシートを公開したり。こういったところからも本当に裏表の無い会社だなと思います。もし興味を持っていただけたなら、エントリーしてみて欲しいです。そして、一緒に美味いビールを飲みましょう!
本日はインタビュアーのお時間をありがとうございました!
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