吉良 智子's Wantedly Profile
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皆さん、こんにちは!静岡県出身、吉良智子(キラトモコ)と申します。現在4年目、2018年11月にメイプルに中途入社しました。1歳5ヵ月の子供がいます!
旅行が好きで、コロナ前は国内・国外問わず、友達や家族と旅行に行くのが好きでした。あとはリアル脱出ゲームも好きで友達夫婦とよく行っていました。謎解き自体は好きなんですけど、頭は良くないので探索担当で「ここに鍵がありました!」みたいに部屋中の物をひっくり返す役をしています(笑)
子供が生まれた今は、子供中心の生活です。週末は子供と一緒に公園に行ったりすることが定番になっています。メイプルの「お母さんエンジニア」を代表して、本日はよろしくお願いします!
学生時代は勉強が嫌いなタイプで、全然真面目な学生じゃなかったです。今でこそエンジニアとして働いていますけど、もともとは文系学部で、本当にバイトして、お金を貯めて、旅行に行って、友達と遊んでみたいな、むしろ「それこそが大学生だ!」とすら思っていました(笑)
というのも東京の大学に通っていましたが、親からは「病院と警察のお世話にならず、4年で卒業することだけ約束して」「あとは東京を楽しんでおいで」と言われていまして、「勉強しろ」とは言われなかったので、親から言われた通りに東京での大学生活を謳歌しました(笑)
遊ぶ資金のためにアルバイトは結構やりましたが、立ち仕事はできれば避けたかったので、座ってできる短時間のものを掛け持ちしていました。多い時で1日3つほど掛け持ちしていて、具体的には予備校の事務、模試の採点、不動産会社でデータ打ち込みなど。
こうして振り返ると「ちゃんと働いて、しっかり遊ぶ」という感覚は学生時代からあったのかもしれないですね。周りの人から結構タフに見られがちなんですけど、体力は無いし、根性も無いし、根はただの怠け者です(笑)
私が就職活動をしていたのが、リーマンショックの翌年で就職自体がすごく大変な時代でした。実際に当時の就活市場はかなり荒れていて、総合職は男性でも全然受からない。総合職に女性がめり込む余地は無いので「女性の就職は厳しい」「女性は最初から一般職を視野に入れなさい」みたいな。15年前の話ではありますが、就活キャリアセンターが公式に言うような時代でした。
東京での就活がそういった状況だったので、総合職にしろ、一般職にしろ、地元に戻ろうかなと思って静岡で就活を再開しました。静岡での就活は、大学時代に英文学を専攻していたので、英語や海外に繋がりのあるような仕事を探していました。ちなみに当時はITなんかはまだ全然選択肢に無かったですね。
最終的にちょっと海外とも関わるというところから、海運などをやっている物流会社に内定をもらいまして、そこで就活を終えました。
前職では新卒から人事部に配属され、採用担当として7年半ほど働いていました。仕事内容としては採用面接の対応、採用説明会の会場手配、適正テストの採点。ペーパーレスの波が来る前の時代だったので、ひたすら採点するとか、説明会や面接の資料を作って大量印刷するとか、そういうことをメインにやっていました。その後、ITに興味を持つことになるキッカケが起きます。
5年目くらいの時に、それまで紙と手作業だった仕事の効率化を図るために、システム導入の話が持ち上がったんですね。その担当をさせていただけることになったのですが、これと言ってITの知識があるわけでもなく、「紙と残業を無くすために頑張るぞー!」とほぼ勢いだけで始めました。
既存のシステムを導入するというものでしたので、「開発」というフェーズに携わることはありませんでしたが、その既存のシステムを自社の採用の仕組みに落とし込んでカスタマイズする部分はほぼ私一人でやったんですよね…。結果、大きなトラブルもなく大幅な業務改善が達成できて大成功だったのですが、今エンジニアになって思い返すと、とんでもなく大きな責任を伴う仕事を担当させていただいたんだなと、足が震えます(笑)
それはさておき、システム導入時に開発を担当された方とも色々と話をしたんですよ。その時に担当者の方が「このシステムは98年から作っていますけど」みたいなことを仰っていて、「Windows98が出た頃から!?」「そんな前からこの構想を持っているの!?」みたいな。これが私にとってすごい衝撃的なことで、エンジニアに転職する際もこの出来事が動機づけになりました。
場所を選ばない仕事を探していたこと、自分には向かないと思っていたプログラミングが案外面白かったことが大きな理由になりました。
結婚を機に夫の働く東京に移住したんですけど、直後に両親が立て続けに体調を崩して手術入院することになったんですね。何度も静岡と東京を往復しながら、今後の働き方について色々と考えさせられたんですよ。
これから子供を産むかもしれない。夫の転勤があるかもしれない。また静岡に戻ることになるかもしれない。その度に私は「次はどこで?何をして働く?」と迷いながら転職を繰り返すのか。それは嫌だなと考えていたら、「オフィス勤務じゃない働き方ができるようなスキルを身につけよう」という目標が頭に浮かびました。
その時に、人事時代にエンジニアの方とのお話で衝撃を受けたこと、エクセルのマクロを勉強して簡単なツールを作ったりしていたことを思い出して「エンジニアはどうだろう?」と思ったんですね。それでダメ元で、当時流行っていたプロゲートでプログラミングを改めて勉強してみたら、意外と面白かったわけです。
勉強嫌いは今も変わらないんですけど、学生時代に英語だけは勉強できたように、プログラミングにも似たようなものを感じたんですね。その後は「ここまで来たら本格的にやってみよう」ということで、半年のプログラミングスクールに契約。卒業と同時にエンジニアへの転職を開始したという感じです。
満を持して始めた転職活動ですが、やっぱり「30歳未経験でエンジニア転職は厳しい」とは言われていたので、手当たり次第に受ける気持ちで臨んでいました。
色々な転職サイトに登録をしつつ、IT関連の情報取集はTwitterが良いと聞いていて、Twitterでも転職活動をしていました。ある日にメイプルの人事の方のTwitterを見つけて、勢いで「話を聞きたいです!」というDMを送ったんですね。そしたら「いいよ!来ちゃいなよ!」「明後日どう?」みたいな感じでトントン拍子で決まって(笑)
実際にオフィスにお伺いしたら、拍子抜けするくらいフレンドリーで「えっ?人事経験者?何で人事からエンジニア?めちゃ聞きたい!」」みたいに気軽な感じで居心地が良かったですね。その時に社長のもっちー(望月)さんも同席してくださったんですけど、一通り話を終えたら「キミ面白いね!うちにおいでよ!」みたいな、本当にジャニーさんの「YOU、来ちゃいなよ」みたいな感じで言われました(笑)
あまりのスピード感に一瞬何が起きたのかわからなかったんですが、このチャンスを逃しちゃいけないと思って「お願いします!」「来月から働きたいです!」と思い切って返答しました(笑)ちなみにメイプルが初面接、初合格だったので、転職活動はやったようで実際は全然やらずって感じです。そういえば、あの時もっちーさん、履歴書や職務経歴書を出す前に内定を出してました(笑)
最初の3ヵ月はメイプル社内で自社開発に携わりました。その時に付いてくれた先輩が本当に良い方で、私の質問攻めに対して、一つ一つ丁寧に説明してくださったんですよね。その時は絶えずノートに残していたんですけど、いまだに見返すことがあります。
その後は奇跡的に希望の言語で現場が決まりまして「証券口座のシステム開発」の案件を担当させていただきました。ウォーターフォール型の開発プロジェクトで、設計・実装・テスト・リリースの全てをやるんですが、「開発」という仕事を何も知らない私に現場の方々も懇切丁寧に教えてくださいました。最終的に2年間ほど携わらせていただきましたが、皆さんに本当にお世話になって、言葉では表現できないくらい感謝しています。
その後、産休で1年間ほどお休み。復帰した今は「人事関連のシステム開発」に携わっていて8ヵ月が経ちます。最近では年末調整のシステムを新規リリースに向けて開発を進めていますが、私が入ったタイミングが開発終盤だったこともあってバグ修正だったり、細かい処理追加といった部分をやっている感じです。
とはいえ、産休による1年間のブランクもありましたし、開発自体は物凄く難しいので、うんうん唸りながら、頭もパンクしそうになりながら、いただいたチケットを必死にさばくみたいな感じです(笑)
仕事のやりがいは、プログラムが上手く動いた時の「できた!」という"達成感"に尽きますね。担当するタスクはどれも難しいもので、最初のうちは全然わからないし、頭を抱えることばかりなんですけど、そういった過程を経て、タスクをクリアした瞬間の達成感というのは本当にやみつきになるんですよね。
あとは"自分の成長を感じる瞬間"というのも、仕事のやりがいに繋がっています。例えば、コードリーディングの際に「この変数にはこの値が入っているんだろうな」みたいな予測が当たった時は、自分がしっかりコードを理解しているということなのですごく成長を感じられて楽しいですね。
逆に苦労していることは、やはり技術力の部分です。本当に自分がポンコツに感じることも連日あって、例えば1〜2日かけて徹底的に悩んで、それでもわからなくてチームの人に聞くとあっさり「ここの部分ですよ」みたいな。言われれば原因も含めて理解できるんですけど、自分では気付けない。そういう時に「技術力が全然足りていないんだなぁ」と痛感しますね...。
他には子供がよく熱を出すので、それで毎月必ず数日休んでしまっていることです。「明日はあそこの開発の続きをやるぞ!」と気合を入れて寝たのに、朝起きたら「え?熱ある!保育園行けない!」みたいな。在宅勤務とはいえ、子供から目が離せないので仕事はとてもできる状態ではなく、子供が病気の時は泣く泣くお休みをいただいています。
やっぱり一番は現場に入れてもらえたことですね。多少なりとも技術力も付けられたと思います。少なくとも30歳未経験でエンジニアに転職するということ自体が簡単なことではないので、そのチャンスと機会を与えてくれたことに深く感謝しています。
あとは自分の成長に集中して働ける点も良いですね。例えば、意味の無い目標を立てないところとかがそうです。会社って何かと目標を立てるのが好きじゃないですか。目標のために目標を作るみたいなこともあるし、「本を読む」「資格を取る」みたいな個人に努力目標を課すこともある。
メイプルには、そういうのが一切ない。本当にシンプルに「現場で仕事をしてこい」「技術を磨いてこい」のみ。子供や家族のことなど、プライベートのことで考えることも多い中で、仕事では余計なことを考えずに働かせてもらえるのは本当にありがたいですね。
働き方も現場次第ではかなり融通が利きます。例えば、子供の通院のために一旦3時上がりで、夜に再稼働したいということがあったんですけど、メイプル自体は「現場がOKならいいよ」というスタンスなんですよ。今は子供の世話が特に大変な時期なので、稼働時間を上手く使える点は本当に嬉しいですね。
今すぐにというわけではないですけど、将来的には「ブリッジエンジニア」を目指したいですね。私は文系出身で、なおかつエンジニアとしては後発の身なので、技術特化のエンジニアになるのはちょっと難しいと思っているんですよ。
なので元々好きだった英語をさらに磨いて、英語を使うようなプロジェクトに携わる。技術と英語をかけ合わせたようなエンジニアであれば、技術特化のエンジニアとはまた別の需要があるのかなと思っていて、今は英会話のオンラインレッスンを週5でやっています。
ただ英語を必要とする現場はかなりレベルが高いので、具体的なキャリアプランも含め、この辺はもっちーさんに相談しながら、ゆっくり決めていければいいなと思っています。
「自分の成長や技術力アップに集中したい人」「家族などプライベートを中心に働きたい人」に合うと思います。それこそ帰社日も無いですし、関わるところも1ヵ月に1回の勤怠提出。3ヵ月に1回の更新確認くらいですかね。もちろん自社との繋がりも作っていこうと思えばできます。
逆に「皆で結束して頑張ろう!」みたいな環境を求めている方には合わないかもしれませんね。メイプル自体が「帰属意識なんていらない」と唱えている会社なので、そういう機会自体があまりないと思います。
ちなみに「お母さんエンジニア」を目指している方に向けて"稼働時間"について触れておくと、自分が予想していたよりもずっと時間に余裕を持つことができています。具体的に1日のスケジュールはこんな感じです。
思ったよりも自分の時間もあるし、しっかり寝られるし、残業もほとんどありません。
たまに中途半端な状態で仕事を切り上げているのが気持ち悪くて、寝かしつけの後に納得いくまでコードを見ちゃうこともありますけど、残業しなきゃいけないという状況に追い込まれたことは無いですね。それこそ「復帰したら平日は子供と遊ぶ時間なんてないんじゃないか」と思っていましたが、しっかりその時間も取れています。
こんな感じなので、これから出産予定の方だったり、出産を機に転職を考えているお母さんには、私から「大丈夫だよ!」と言ってあげたいです(笑)
メイプルは本当に「THEもっちーさん」みたいな会社で、もっちーさんが全てを見てくれているんですよね。直接連絡を取り合うことはあまり無いんですけど、営業さんからの情報なども全て頭に入っていて、「キミはこうだから、こうした方が良い」みたいな、すごく的確なアドバイスをくださるんですね。
特に若いと自分のキャリアをどのように積み重ねていったらいいのか分からない。私みたいに中堅と言われる年齢であってもやっぱり未来のことは見えない。「もっちーさんに任せる」と言うと変ですけど、信頼して相談すれば絶対に導いてくれる。私が洗脳されているのかもしれないですけど、超信頼している存在です(笑)
大きな会社が「キャリアアップできます!」と言っても、実際の人員配置はどうしても会社の都合を優先せざるを得ないことも多く、これは自分の経験からも知っています。他人のキャリアプランを一緒に、なおかつ真剣に考えて面倒を見てくれる人というのは本当に稀だと思います。
先輩であり、上司であり、でももっとラフな存在であり。本当にもっちーさんにキャリア相談をして、そこでお互いが納得できる方向性を見つけ出せれば、絶対に大丈夫という感覚があるので、やっぱり「キャリアをしっかり作れる会社」だと思っています。気になる方はぜひエントリーして欲しいです!
本日はインタビューのお時間をありがとうございました!