こんにちは!リヴァの採用チームです。
今回は特別企画として、代表取締役の伊藤 崇(いとう たかし)さんと、新卒採用責任者の舟山 優也(ふなやま ゆうや)さんによる対談をお届けします。
AIの台頭や効率重視の波の中で、即戦力化を求めて新卒採用を見直す企業も増えている昨今。そんな中、リヴァは創業初期の2012年から一貫して「新卒採用」にこだわり、エネルギーを注ぎ続けてきました。
変化の激しいこれからの社会において、リヴァが新卒という存在に託す期待とは何なのか?
二人の本音の対話からその想いを紐解きます。
登場メンバープロフィール
写真左:伊藤 崇(いとう たかし)/ 代表取締役
東北大学・同大学院情報科学研究科修了。IT系大手企業、福祉系ベンチャー企業を経て、自分のやりたいことを大事にしながら、心からビジョンに共感し、志を共にするメンバーと楽しく働く組織を創るために、2010年8月にリヴァを設立。
写真右:舟山 優也(ふなやま ゆうや)/ 新卒採用責任者
山形大学・同大学院社会文化システム研究科修了。新卒でVENTURE FOR JAPANを通じてIT企業に入社し、組織開発を中心にキャリアをスタート。組織開発のプロジェクトリーダーを担当した他、採用、育成など幅広く経験し、2025年8月にリヴァに入社。現在は人材開発グループにて新卒採用責任者や全社会の運営など、人や組織の観点からビジョンに向かって挑戦中。
目次
「2年目の未知数な会社に飛び込んでくれる、熱い人材が欲しかった」――新卒採用スタートの原点
――リヴァが新卒採用をスタートしたのは、創業して間もない2012年(設立2年目)だと伺いました。当時は社内から慎重な声もあったそうですが、なぜそこまで強い想いで押し進めたのでしょうか?
伊藤:そもそも僕がリヴァを作った原点は「自分がワクワクして楽しい環境で働きたい」というシンプルな想いからなんです。誰もやったことがないことに挑戦して、「こんな世界が見えた!」と知的な好奇心を満たしたり、仲間とわちゃわちゃ議論しながら新しいものを形にしていく。そういう組織って純粋に面白いじゃないですか。
そうした挑戦的な組織をつくる上で、新卒という存在はリスクを恐れずに飛び込める軽やかさを持っていると思ったんです。キャリアやプライベートでの制約がまだ少ないからこそ、フットワーク軽く未知の領域へダイブできる強みがあるなと。
それに、会社を立ち上げて2年目なんて、リヴァの社会的な信用も実績もゼロなわけです(笑)。そんな「これからどうなるか全く分からない状態」の会社に、「何でもやります!むしろ何もない環境が面白そう!」って飛び込んでくれるような突き抜けた人が欲しかったんですよね。そういう出会いって、創業期のその瞬間しかないと思ったんです。
だからこそ人対人の信頼で繋がって、一緒に事業や文化をゼロからつくっていく仲間として新卒を採ろうと決めたんです。
――当時は「教育体制もないのにどうするんだ」という慎重な意見もあったと伺いました。
伊藤:そうそう、「まだ体制が整っていない中で、人の人生を預かる責任をどう考えているんだ」と反対されましたね(笑)。でも、選ぶ側も自分の意思で決断して飛び込んで来ているわけです。完璧な教育環境がないからこそ、「この環境の中でどう切り拓くか」を必死に考えてもがく経験そのものが、本人の糧になる。
それに、目の前の損得や「今すぐ活躍してもらえるか」だけで採用を判断するのは違うと思っていて。5年後、10年後を見たときに、会社の未来やビジョンを力強く推し進めてくれる人材かどうかという視点が一番大事なんです。
後輩が入ってくることで先輩も「ちゃんとしなきゃ」と背筋が伸びたり、自分がやってきた仕事を譲って次のステージへ進むきっかけができる。そうして新しい風が入ることで組織の「水の流れ」を止めず、常に新陳代謝を起こし続けることができると考えたんです。
舟山:伊藤さんが当時から強い覚悟を持って新卒採用を推し進めてくれたからこそ、今のリヴァの「挑戦を面白がる文化」の土台があるんだと感じますね。
自律共創型組織で求めるのは、変化を起こす力と飾り気のない素直さ
――時代の変化とともに求められる力も変わってきていますが、現在、お二人が新卒に求めている「スタンス」や、そこに共通する「リヴァらしさ」とは何でしょうか?
舟山:リヴァらしさという点で言えば、僕たちは今100人規模の組織として、一人ひとりが自律しながらお互いに協力し合う「自律共創型組織」を目指しています。誰かからの指示を待つのではなく、自分から自律的に動いて、周りとコラボレーションしながらビジョンに向かっていく。それがリヴァが目指したい組織像です。
だからこそ新卒の皆さんにも求めたいのは、「変える力・変わる力」、そして「周囲を巻き込む力・巻き込まれる力」ですね。
自分の「やりたいこと」や「こうありたい姿」に向けて、周りのメンバーを巻き込んで何かを形にしていく力はもちろん大切です。そしてそれと同じくらい、誰かが「こんな面白いことをやりたい!」と声を上げたときに、その輪に飛び込んで一緒に楽しむ「巻き込まれる力」も、すごく重要になってきます。
選考で出会う学生さんの中には、「自分はどう生きていくべきか」という違和感や悩みを抱えている方がたくさんいます。ですが、リヴァらしさというのは、決して「優等生であること」ではなく、そうした自分の葛藤や違和感から逃げずに、自分自身を変えたり周囲と協働したりしながら、一歩前に進もうとする姿勢そのものなのかなと思っています。そういう姿勢で飛び込んで来てくれる方と一緒に働けたら、僕自身もすごく楽しいですね。
伊藤:僕から新卒に伝えたいのも、まさに同じで「変に慎重になるな」「よく見られようとするな」ということですね。
学生時代にリーダーをやっていた人の中には、「周りからどう評価されるか」を気にして、失敗しない安全圏の中でしか動けなくなってしまうケースもあります。でも、新卒なんて失敗して当たり前だし、何も分かっていなくて当然なんですよ。むしろ「何でもやってやろう!」と腹をくくって飛び込める人の方が、最終的に圧倒的な経験を吸収して成長していきます。
だから面接では、会社に合わせて作られた「きれいな志望動機」や「強みの自己PR」なんて語られなくていいとも思っています。「実はやりたいことなんてまだ明確には決まっていません!」って素直に打ち明けてくれる人の方が、よっぽど面白いし頼もしい。
やりたいことなんて、実際に仕事をやってみないことには分からないのが普通です。自分をよく見せようとする背伸びをやめて、自分の感情や違和感に素直になれる人に入ってきてほしいですね。
評価する面接ではなく、「同じ方向を並んで見つめる対話」を
――リヴァの新卒選考は、単なる能力評価ではなく「自分はどう生きたいか」を深掘りするスタイルが印象的です。舟山さんが学生と向き合う上で大切にしている姿勢は何ですか?
舟山:「リヴァと学生さんの求めていることの重なりをお聞きする」ということです。リヴァには「自分らしく生きるためのインフラをつくる」というビジョンがあります。100人いたら100通りの自分らしさがある中で、会社が目指す方向性と、その人が大事にしたい時間の使い方の「重なり合い」がどれだけあるかを確かめることを大切にしています。
だから対話の末に、もし「リヴァじゃないかもしれない」と思ったとしても、それはそれで良いことだと思っています。その人が「自分らしい選択」に一歩近づけたのなら、それもまたリヴァのビジョンに繋がっていますから。
――選考の場で、学生の「素の本音」を引き出すためにどんな工夫をされていますか?
舟山:面接官と応募者という「対峙する構図」ではなく、「横並びで一緒に同じ方向を見つめながら話す」ような感覚を意識しています。
1時間の面接枠の中で、僕自身の葛藤や「過去にどういう失敗をしてきたか」という自己開示をすることもあります。評価するための質問だけではなく、毎回できているかは分からないのですが「僕はこう考えてきたんだけど、あなたはどう思う?」と横で相談に乗るような場をつくれるのが理想ですね。
自分たちにとっても、候補者さんにとってもマッチするかどうかを考えられる材料が多く生まれる時間にしていきたいと、日々試行錯誤しています。
成長する新卒の共通点――仕事を「自分ごと」として楽しむ姿勢と、社会に向けた大きな野心
――これまでリヴァで大きく成長し、活躍してきた新卒メンバーに共通する特徴やスタンスはありますか?
伊藤:新卒で入って活躍しているメンバーは、事業を牽引して間違いなく今のリヴァのキーパーソンになっていますね。
例えば、メディア事業の立ち上げからスタートして、そこから現場のセンター長へシフトした社員は、すでにそこで頭角を現してくれているし、今後もさらなるステップで活躍してくれると期待しています。
また、別の社員は「新しい場所で立ち上げプロジェクトをやらないか」と声をかけたら、「嬉しいです!」って即答で飛び込んできてくれた。その思い切りの良さや、自分の好奇心・ビジョンにまっすぐな姿勢は本当に素晴らしいなと思いますね。
共通しているのは、仕事を単なる「やらされる業務」として機械的に捉えるのではなく、自分の人生で大切にしたい価値観や「こういう社会になったら面白い」という個人の関心と自然につなげて楽しんでいる点かもしれません。自分の感覚に素直で、ビジョンに向かって純粋に行動している印象があります。
舟山:あと、個人的にはみなさん「自分なりの野心」を持っているように感じます。ただ、その野心は「自分だけが評価されたい」というエゴではなく、「もっとこうあるべきじゃないか」という社会や未来に対する理想を描く視点なのかなと。
とはいえ、新卒・キャリアだからこうという明確なものはないように感じます。新卒で良いなと思うところはキャリアの方にも感じることだと思いますし、個性的で魅力的なメンバーを採用できているリヴァの採用活動において共通するものなのかもしれませんね。
壁にぶつかるのは、「自分の持っている力を超えた領域」に挑んでいる証拠
――新卒メンバーが仕事の中で壁にぶつかったり、悩んだりしている時、伊藤さんはどんな眼差しで見守られているのでしょうか?
伊藤:壁にぶつかったり失敗したりしている状態って、自分が今持っているスキルでは対処できない「未知の領域」にアタックしている証拠じゃないですか。それって最高に価値のある「伸びしろ」なんですよ。
自分のできる範囲の仕事だけを器用にこなして「すごいね」って褒められている状態は、過去に身につけた能力を消費しているだけで、実はたいして成長していません。うまくいかないからこそ、「何が足りないんだろう」と必死に考えて努力する。階段を上るように一段上にいけるような成長って、そういう泥臭い試行錯誤のプロセスからしか生まれないんです。
それに、短期的な「できた・できなかった」の1場面だけで人の価値なんて判断できません。
例えば、新卒のメンバーが現場に入って必死にもがいている姿を見て、先輩スタッフが教え方を工夫してチームの団結が高まるかもしれない。その懸命な姿を見た利用者さんが「自分も一歩踏み出してみよう」と勇気をもらうかもしれない。
表面的な失敗に見えることも、角度を変えれば大きな価値を生み出している。だからこそ、失敗を恐れずに「うまくいかない場所」にどんどん身を置いてチャレンジしてほしいし、経営者としてそういう試行錯誤をどこまでも面白がりながら見守りたいと思っています。
「情報や効率」はAIが提供する時代。人間は「体験を重ね、自ら道を選択する」
――これからの変化が激しい社会において、新卒が身につけるべき「本質的な力」とは何だと思いますか?
舟山:僕が大事だと思うのは、「過去の成功体験にとらわれず自分をゼロから更新していける柔軟さ」と、「正解が分からなくても自ら腹をくくって決断し、選択する力」の2つです。
これからは社会の変化が一層加速し、過去のやり方や既成概念がすぐに通用しなくなります。だからこそ「今までこうだったから」という固定観念を一度フラットに戻し、新しい波に合わせて自分をアップデートしていく柔軟さが欠かせません。
これは新卒だけでなく、僕らも同様です。成功体験を積むことで育まれる自己効力感も大切ですが、その成功パターンを場合によっては捨てて新しい方向を模索する。今の時代においてはそうした考え方をスタンダードにしていくことが重要だと思います。その意味では、新卒のみなさんも、初日からベテランよりもはるかに高い成果を出すチャンスがゴロゴロ転がっているように思います。
そして、これからの時代は判断材料や効率的な選択肢ならAIがワンボタンで出してくれるようになります。だからこそ情報に振り回されるのではなく、「どれが正解か分からないけれど、自分はこっちの道を進むんだ」と、吟味し、自分の意志で選び取っていくことが、人生を切り拓く本当の力になると思うんです。
伊藤:僕も同感ですね。これからは教科書通りの勉強や、言われたことをこなす作業はすべてAIやロボットに代わっていきます。その中で人間の価値がどこにあるかと言えば、「自分で直接体験したストーリーを持っていること」だと思うんです。
AIは失敗もしないし、人生の挫折も経験しません。でも人間は、傷ついたり失敗したりしながら泥臭い体験を重ねていく。その「自分の体験談や葛藤のストーリー」があるからこそ、人は共感し、他の人を巻き込んでいくことができるんです。
知識を効率よく学習するのではなく、失敗を恐れずにいろんな現場へ飛び込んで、自分だけの体験談をたくさんストックしていく。これからの時代は、まさにそういう生き方が強みになっていくはずです。
「やりたいこと」がなくてもいい。動くことで、大切な軸が見えてくる
――就活生のなかには「自分のやりたいことが分からない」「焦りばかりが募ってしまう」と悩んでいる人も多いと思います。お二人はどう考えますか?
舟山:僕自身も昔は漠然と「中心になって大きなことを成し遂げたい」と焦りを感じていた時期がありました。今も何者かになりたいと悩んでいるので偉そうなことは言えないですね…(笑)でも、自分なりに行動していろんな人に会い、現場で経験を重ねる中で、少しずつ自分の関心や大切にしたい軸の角度が絞られてきたんです。「自分は地域に関わるのが好きなんだな」「人と組織の可能性を開く環境づくりに興味があるんだな」って。
最初から明確な答えを持っていなくても大丈夫です。頭で悩み続けるだけではなく、まずは一歩外へ飛び出して動いてみる。いろんな人に会い、体験を重ねる中で、自分にとって譲れない軸の輪郭がだんだんと見えてくるはずです。
伊藤:日常の仕事や生活に追われていると、人はつい「自分はこんなもんか」と周りに合わせて流されてしまいがちです。でも本当は、もっと自分に素直になって納得できる人生を送れる可能性があるはずなんですよね。
だからこそ、時には一度立ち止まって「自分との対話」をする時間をつくってほしい。僕自身も以前は、毎年正月の元旦に雪景色の露天風呂に入りに行って、1年を振り返りながら「自分は本当はどうしたいんだろう?」とじっくり対話する時間を作っていました。
ただ日常を忙しく流されるのではなく、ふと立ち止まって自分の心の声に耳を傾けてみる。そういう時間を持つことで、自分が本当に進みたい方向が見えてくるんじゃないかなと思います。
会社に自分を「捧げる」必要はない。ここを、自分の人生を面白くする実験場にしてほしい
――最後に、これからリヴァへの応募を検討している方や、就職活動で自分の生き方に悩んでいる方へメッセージをお願いします!
舟山:リヴァは「自分らしく生きるためのインフラをつくる」というビジョンに向かって、全く異なるバックグラウンドや価値観を持った仲間が集まっている会社です。
「自分らしさ」は、決して自分一人の中で完結するものではなく、他者の存在があってこそ考えられるものだと思います。社会にはいろんな人がいて、そのせいで悩むこともあれば、苦しい時もあります。一方でいろんな人がいるからこそ気付けることもありますし、自分の想いに共感し後押ししてくれる人に出会えることもあります。そういう意味では、ぜひたくさんの人と話して、多様な選択肢や自分の大切にしたい価値観を探ってほしいと思っています。
リヴァに関心を持ってくださっている方には、そうして見えてきたあなたの想いを聞かせていただけると嬉しいなと思っています。リヴァという場を使って、自分の想いを形にしていってくださる方に出会えることを心待ちにしています。
伊藤:世の中の「こうあるべき」というルールや他人の目に合わせすぎて、「自分らしさ」が分からなくなっている人って多いと思うんです。でも、ただ流される日常から一歩立ち止まって、「自分は本当はどうしたいんだろう?」と心の声に耳を澄ませる時間を作ってほしい。
会社は自分を捧げる場所ではなく、「一人ひとりが納得できる人生を送るためのコミュニティであり、活用する環境」です。リヴァには15年間培ってきたノウハウも、真摯に向き合ってくれる温かい仲間もいます。
「与えられたレールの上を走るだけじゃ面白くない」「自分の意志で社会をもっと面白く変えていきたい」――そんな想いを抱えている方は、ぜひ一度リヴァの輪の中に飛び込んでみてください。一緒に悩んで、失敗して、面白い未来を創っていきましょう!
創業初期の「型破りな決断」から、AI時代における「人間の体験価値」、満足感や日常に流されず自分と向き合う「立ち止まる時間の尊さ」まで、熱く語り合ってくれた伊藤さんと舟山さん。
二人の言葉から共通して伝わってきたのは、「未完成であることを恐れず、自分の感情に素直に飛び込んできてほしい」という温かい眼差しと力強い期待でした。
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