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<プロフィール>
三宅 勇魚(みやけ いさな)
1993年生まれ、愛知県出身。
豊田工業高等専門学校卒業後、大手エアコンメーカーに入社。
製造現場にて組み立てや改善を担当。トヨタ式「カイゼン」を学ぶ。
2021年ランサーズにジョイン。
開発部QAチームにてCakePHPバージョンアッププロジェクトを担当。
大阪からフルリモートで勤務中。
趣味は、ドラム、ダンス、料理、ボードゲーム。
業務改善コンサルタントからWebエンジニアへキャリアチェンジ
ー入社までのキャリアについて教えてください。
高専卒業後、エアコンメーカーで組み立てや検査、製造現場の改善などを担当したのち、3年後にエンジニア派遣の会社に転職しました。
転職後は VBA での業務改善やコンサルティングの経験を経てIT、特に Webに興味を持ち、現在のWeb系エンジニアにキャリアチェンジしました。
ー業務改善のお仕事からWebエンジニアへのキャリアチェンジをした理由について聞かせてもらえますか?
元々高専の時は情報工学科に所属していて、C言語などのプログラミング言語を学んでいたので、プログラミングの世界には興味がありました。しかし、就職活動時はエンジニアという職種にハードルを感じてしまっていたことと、大きな企業で安定してお仕事をしたいと思っていたので新卒では別のキャリアを選択しました。
ただ、新卒の会社と2社目の会社で業務改善に関わることが増えたため、その過程でソフトウェアツールを活用していく必要がありました。エクセルのマクロを組んでプログラミングをする業務が多かったので、気づけば就職活動時に選ばなかった仕事をやってましたね(笑)。
ITの分野に触れることが多くなっていく中で、エンジニアという仕事をしている方は会社という垣根を越えて楽しそうに仕事をしている人が多いことに気づき、漠然と憧れを抱くようになりました。
結婚という節目もあり、自分の市場価値を高めるためにエンジニアの道に飛び込みました。ただ、言語としてPHPを選ぶことは当初想定しておらず、転職先の上司に「PHPを書いて欲しい」と突然言われたことがきっかけでした。
想定と違ったので、最初は「マジか…」と思ったのですが(笑)。PHPを採用している企業も多かったことと、新卒から3年以上経過し出遅れている自分がIT業界で市場価値を高めていくには、PHPを武器にして尖っていくのが良さそうだと考え、猛勉強して技術を習得しました。
ーランサーズに転職しようと思った理由について教えてください。
ランサーズからスカウトをいただいて、転職のチャンスを感じたからです。当時の想定では、Webエンジニアとして3年ほど実務経験を積んで、土台が身に付いたら新しい環境にチャレンジしようと思っていたため、すぐに転職は考えていませんでした。
ただ、転職サイトには登録だけしていて、実績をまとめたポートフォリオを掲載していたのですが、そのサイト経由でランサーズからスカウトをいただきました。まだWebエンジニアになってから1年しか経っていなかったので驚きましたが、今の自分でもキャリアアップのチャンスがあるんだと思い、ランサーズのことを調べるようになりました。
ランサーズのプロダクト改善の取り組みに共感
ーランサーズへの入社の決め手は何でしたか?
技術的負債に対する取り組みが自分のやりたいことにぴったりだと感じたからです。ランサーズのことはテックカンファレンスのスポンサーだったことや、開発メンバーが登壇されていたこともあり、スカウトをもらう前からなんとなくは知っていました。
スカウトをもらってから更にランサーズのことを調べるようになったのですが、現在私の上司にあたる金澤さんがPHP Conferenceや「PHPの現場」というPodcastで既存のサービスを改善する取り組みについて話していて、その内容にとても共感しました。
私はエンジニアになる前から「改善」が得意で、やりがいを感じていました。そしてエンジニアになると決めた時も、新しいものを作るよりも既存のサービスを改善していけるエンジニアになりたいと考えていました。
そんな私の考えと金澤さんが話していた「レガシーを完全排除し既存のサービスをブラッシュアップしていく」というランサーズの取り組みがマッチしていると感じ転職を決意しました。
ー現在のお仕事について教えてください
現在はQAチームのエンジニアとして、ランサーズのサービスを動かしているフレームワークであるCakePHPのバージョンアッププロジェクトを担当しています。ランサーズは10年以上運営されているサービスのため、どうしてもレガシーな部分と向き合っていく必要があるのですが、中でも長期的に取り組むべきイシューとしてフレームワークのバージョンアップ対応を行っています。
ーなぜバージョンアップをする必要があるのでしょうか?
ある日突然事業の継続が困難になる可能性があるからです。
ランサーズに限らず、あらゆるITサービスはサーバーやデータベース、プログラミング言語、ブラウザなどのプラットフォームの上に乗っかっています。我々が利用している技術は、日々進化・進歩し改善されていて、古いものには深刻な脆弱性が蓄積していきます。それらは全てランサーズの外にあるためコントロール出来ません。その変化に追随していかないと、例えば、ある日潜在的な脆弱性を攻撃されるとか、数ヶ月後に動かなくなることが分かっているのに修正にものすごく時間がかかるといった、サービス継続に深刻な影響を与える可能性があるのです。また世の常として、古くなった技術は失われるというのがあって、徐々に人材の確保が難しくなっていくという問題もあります。
更に、将来技術の進歩によってゲームチェンジャーとなりうるソリューションが登場した時にそれを活用することが出来ないリスクもあります。
フルリモート・フレックスだからこそ、子育てと仕事が両立できる
ーランサーズでの働き方についてお伺いします。フルリモートでの勤務に難しさを感じることはありますか?
前職は基本出社だったため、リモートワークで働くのはランサーズが初めてでしたが、特にやりづらさは感じませんでした。その理由としてはQAチームの仕事はオンラインでできないことがないからです。また、私は1人の空間の方が集中して仕事ができるのでリモートワークの方が向いているんだなと感じています。
ー仕事の傍ら育児にも奮闘されているとお聞きしましたが、リモートワークになって子育てとの両立はどのように変化しましたか?
現在1歳8ヶ月の子供がいますが、フルリモートかつフレックスという働き方はとてもありがたいと思う一方で、この働き方じゃないと両立は厳しいのではないかと思う面もあります。
我が家は共働きなので子供は保育園に通っているのですが、子供って本当に簡単に風邪を引くんです(笑)。
免疫力が付いてくる1歳6ヶ月前後までは、日中保育園から「熱があるので迎えに来てください」という連絡が頻繁にあります。そういった時でもフルリモートかつフレックスの場合は一旦勤務から外れてお迎えにいき、妻と交代できるタイミングがあったら交代して仕事に戻るなど柔軟に対応できるので、協力して両立ができます。
前職では私が出社、妻はリモートワークだったのでどうしても妻に負担がかかっていました。なので、今の働き方は仕事に集中という面でも、育児との両立の面でもとても働きやすいと感じます。一方で、例えば日中に子守対応で抜けた日はその分の穴を夜か翌日の朝に働くことで月の勤務時間が既定通りになるように調整する必要があり、そのような状況が続く時は体力的なキツさを感じる時もあります。
ー働き方に関連して、ランサーズで働いていて魅力的に感じるカルチャーはありますか?
入社して5ヶ月ほどなのでまだ知り切れていない部分もあるのですが、社員を大切にする姿勢が強いと感じています。
先日コロナウイルスの影響で保育園が2週間ほど閉園になり、子供を預けられなくなってしまいました。私は入社直後だったため有給休暇が付与されておらず使えなかったのですが、子供を預けられない以上仕事を休まざるを得ませんでした。そこで、ランサーズオピニオンという社員が労務部に意見や問い合わせができる社内制度を使って「何らかの救済措置はありませんか」と問い合わせをしました。
すると「コロナ対応の際に取れるお休みの制度が利用できますよ」とすぐに返事がもらえただけでなく、私の問い合わせに対して別の方から「その気持ち分かりますよ」と共感の言葉をかけてもらえました。
また、ワクチン休暇についても気になったので労務部に問い合わせをしたのですが、すぐに返事が来ただけでなく、全社員に届くslackチャンネルにワクチン休暇について情報共有がされていて驚きました。
問い合わせにはすぐに対応し、全社員に関係のある内容に関しては全員に情報共有をする思いやりの強さはランサーズの魅力的なカルチャーの1つだと思いました。
また、ランサーズは子育てと両立して働いているメンバーも多いため、制度面だけでなくカルチャーの面でも安心して働けると感じています。
個人的な思いとしては、場所と時間に捉われない働き方を掲げているランサーズのメンバーである以上、仕事と子育ての両立を高いレベルで体現していきたいなと考えています。
PHPエンジニアとしてさらに技術を高めながらチームビルディングを実現したい
ー今後の展望について教えてください。
まずは、QAチームのミッションであるCakePHPのバージョンアップをやりきりたいと思います。またそれに加えて、QAチームをもっと良いチームにしていきたいと考えています。現状チームで動くことは少ないものの、シチュエーションによってはメンバーと協力して動いた方がいいだろうなと感じることもあります。そういった場面で例えばペアプログラミングなどのプラクティスを実践できるようにチームを強化していきたいと思います。さらに、組織横断的な改善に取り組んでいくための足がかりとして、まずは各種メトリクスの可視化を行っていくつもりです。
いちエンジニアとしては今以上に技術を身に付けて、単位時間あたりのアウトプットを質、量共に高めていきたいです。