クラダシ社員を紹介する「Youは何しにクラダシへ?」。
今回お話を伺ったのは、FBC総合通販部でバイヤー(MD)を務める櫻井啓介さん。
社内では“けいちゃん”の愛称で親しまれています。
クラダシでは、ECサイト「Kuradashi」で販売する商品の仕入れを担当し、食品メーカーとの交渉から買取、販売までを一貫して担当しています。
趣味はギターで、最近はお子さんがアコースティックギターを始めたことをきっかけに、バンド活動も再開。地元の友人と昔の曲を思い出しながらスタジオに通う日々を楽しんでいます。
そんなけいちゃんは、実は前職で米国の大手IT企業の日本支社に16年間在籍していたという異色の経歴の持ち主。世界的な大企業から、なぜスタートアップのクラダシへ? その背景にある想いを聞きました。
クラダシの他のメンバー紹介企画はぜひ「Youは何しにクラダシへ?」よりチェックしてみてください。
YOUは何しにクラダシへ?|クラダシ公式note|note社内メンバーがどんな想いでクラダシにジョインし、どんなことをしているのか。インタビューを中心に発信していきます。note.com
目次
- 大手IT企業で16年。その先に選んだのは“手触り感のある挑戦”
- 娘の自由研究で出会ったクラダシ
- 感謝の瞬間に感じる「手触り感」
- クラダシは「いい人」たちと意味のある挑戦を続けられる場所
- 心に正直に、生き方にフィットする選択を
大手IT企業で16年。その先に選んだのは“手触り感のある挑戦”
前職の米国大手IT企業の日本支社に入社したきっかけは、率直に「かっこいいな」と思ったからです(笑)。
高専で情報工学を学び、その後大学・大学院でも同じ分野を専攻していました。当初は技術者になろうと考えていたのですが、当時米国の大手IT企業の日本支社で技術営業職を募集していて、コンピューター業界で「イケてる」と思える会社が少なかった中、その会社のテクノロジーを広げようとする姿勢がとてもかっこよく映ったんです。それで新卒で入社しました。
世界中の人々の暮らしを一変させた、あの端末が発売されてからは、会社は爆発的に大きくなっていきました。世界を代表する企業へと成長していく姿を間近で見られたのは、本当に貴重な経験でした。
でもその一方で、働き方も変わっていきました。入社当初は「手探りでつくっていく」感覚があったのに、次第に「アメリカのチームの指示を受けてアウトプットをまとめる」スタイルに。会社のカルチャー自体も変化していき、自分にとっては手触り感のない仕事になっていった。そこにフラストレーションを感じるようになったんです。
「もっと手触り感のある仕事をしたい」
「社会に良いことをしている会社に生き残ってほしい」
そんな想いが強くなって、転職を考えるようになりました。
娘の自由研究で出会ったクラダシ
クラダシには、転職エージェント経由のオファーをきっかけに入社いたしました。でも実はその少し前に、小学生の娘が自由研究でSDGsについて調べていて、クラダシを見つけてきていたんです。「こんな会社あるよ」って教えてくれて。小学生が自分で調べて見つけるくらいの会社ってすごいなと思いました。そのときにざっくり調べて「いい会社だな」と思っていたので、オファーをもらえたのは素直に嬉しかったですね。
面接では、当時社長だった関藤さんをはじめ経営層から「商社っぽいギラつき」を感じました。「ビジネスを成功させるための前に進む力の強さ」を強く感じたんです。
クラダシは社会性・環境性・経済性を同時に追求している会社ですが、それを推進する力の強さを経営層の言動から感じたのはとても印象的でした。
ただ、実際に入社してみると驚いたこともあります。
もっとオフィス内も賑やかなのかなと思っていたら、みんな意外と真面目に黙々と仕事していて。(笑)ある意味、ギャップでした。
さらに戸惑ったのが、Slack文化です。前職では、席でブレストをするようにアイデアを出し合うのが普通でしたが、クラダシはテキストベースで残す文化が強い。直接話す良さとSlackで残す良さ、それぞれに価値があると思っていますが、最初は慣れるまでに違和感がありました。
今は、Slack文化に馴染みつつも、直接話す良さもクラダシで活かしています。雑談から生まれるアイデアがブラッシュアップされて「いい感じかも」と仲間と共有できる瞬間って、ビジネスをしていてワクワクする瞬間なんですよね。そういう温度感をクラダシでも大切にしていきたいです。
感謝の瞬間に感じる「手触り感」
クラダシでバイヤーをしていて忘れられない出来事があります。
それは、ある食品メーカーさんの商品を買い取って販売しきったときに、メーカーさんから本当に感謝された出来事です。
メーカーさんは「廃棄になる覚悟」をもって相談に来られることが多い。だからこそ、それをクラダシで買い取り、再度市場に流通させ、最後まで売り切れたときの達成感は格別です。まさに転職のときに求めていた「手触り感」を感じた瞬間でした。
一方で、悔しさを覚えることもあります。
全量を買い取れず一部しか引き取れなかったときや、経済的な理由からメーカーさんが「廃棄」を選ばざるを得ない現実を目の当たりにしたとき。
「もっとできたんじゃないか」と強く思いますし、「クラダシの存在意義をもっと高めなければ」と改めて感じます。
だからこそ日々心がけているのは、自分の力量を増やすこと。
「こうしたら売れるんじゃないか」「どうすれば早めに相談してもらえるか」と仮説を立ててPDCAを回す。その積み重ねが信頼につながると思っています。
最終的に目指したいのは、「クラダシだからお願いする」「クラダシだから相談できる」と言っていただけること。メーカーさんの商品を自分の会社の商品と同じくらい調べ、同じ温度感で向き合う。その積み重ねが「クラダシだから」の信頼につながるはずです。
実際、あるメーカーさんから「以前に親切に対応してもらえたから、今回また相談した」と言っていただいたことがありました。その言葉は本当に嬉しかったし、もっと広げていきたいと思える原動力になっています。
クラダシは「いい人」たちと意味のある挑戦を続けられる場所
クラダシに転職して、本当によかったと思っています。
一番の理由は「みんないい人」だということ。まっすぐでまじめな人が多くて、経済の力で社会課題を解決することに、全員が本気で、真剣に、誠実に取り組んでいる。その姿勢は入社当時から変わらず、今も「めっちゃいいな」と思える部分です。
大事なのは、「全員が」同じ方向を向いていること。そういう想いを持った人だからこそ集まっているし、そのコアの部分が一致しているからこそ、前向きに働きつづけられるんだと思います。これはクラダシの素敵なところですね。
そして僕自身がクラダシで頑張れるのは、「自分のやっていることに意味がある」と感じられるからです。
会社が掲げる方向性やビジョンに共感しているのはもちろんですが、まだまだクラダシのサービスを世の中に広げていきたい、挑戦していきたいという想いがある。一緒に働く仲間が「いい人」ばかりで、同じ志を持っていることも、大きな支えになっています。
さらに客観的に見ても、「クラダシのような会社が成功してほしい」「こういう会社がもっと世の中に増えていってほしい」と思えるんです。
だからこそ、クラダシには社会性・環境性・経済性を追求するリーディングカンパニーとして背中を見せてほしいし、そのために自分も挑戦しつづけたい。
そういう想いが次々に湧いてくること自体が、僕がクラダシで頑張りつづけられる理由だと思います。
心に正直に、生き方にフィットする選択を
ここまで色々話してきましたが、実は僕、仕事するのって正直あんまり好きじゃないんです(笑)。
でも、だからこそ「働くことは人生の一部分」であって、自分が納得できる生き方を大事にしたいと思っています。無理に「こうあるべき」とか「こうしたほうがいい」という枠にはまる必要はない。
自分の心に正直に、「これ大事だな」「いいな」と思える方向に少しずつ近づいていく選択をした方が、きっと続けられるし、楽しく働けると思うんです。
もし転職を考えているなら、一度自分の心に聞いてみてください。その答えがクラダシにフィットしそうだなと思ったら、ぜひクラダシのHPをのぞいてみてほしい。ここには、同じ想いで挑戦している仲間たちがいます。
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私たちクラダシは、一緒にフードロス削減に挑み、社会を前に進める仲間を探しています。
ミッション「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」、ビジョン「日本で最もフードロスを削減する会社」を掲げ、社会性・環境性・経済性に優れた持続可能なビジネスを展開しています。
もしこの記事を読んで、少しでも「クラダシで働いてみたい」と思っていただけた方は、ぜひ一度採用ページをのぞいてみてください。
きっと、あなたが輝けるフィールドが見つかるはずです。