「この人たちと一緒に走りたい」フードロスへの違和感から始まった転職ストーリー ―FBCオペレーションマネジメント部 部長・岡安美樹さん
「生活できればいいや、と思っていた自分が、“もっとこうなりたい”を描けるようになったのは、クラダシに出会えたからだと思います。」
今回お話を伺ったのは、FBC(フードビジネスカンパニー)オペレーションマネジメント部 部長の岡安美樹さん。 社内では「みきてぃ」と呼ばれ、日々倉庫や仕入れチームと連携しながら、EC「Kuradashi」における商品ページの作成から、入出荷管理、お客さま対応まで、一連のオペレーションを担当しています。 東京農業大学を卒業後、新卒で地元の業務用食品卸会社に入社。経理や総務といった事務全般を担当し、制服姿でマイカー通勤する日々を過ごしていました。 プライベートではベランダで空心菜を育てるのが最近のブーム。短期間でどんどん育つので、物価高騰のいま、家計を助けてくれる“お助けマン”だそうです。
クラダシの他のメンバー紹介企画はぜひ「Youは何しにクラダシへ?」よりチェックしてみてください。
YOUは何しにクラダシへ?|クラダシ公式note|note社内メンバーがどんな想いでクラダシにジョインし、どんなことをしているのか。インタビューを中心に発信していきます。note.com
目次
- 小さな違和感が、人生の舵を切るきっかけに
- 忘れられなかったクラダシ、そして面接で確信
- 入社して感じたギャップと、その奥にある温かさ
- クラダシで変わった仕事への向き合い方
- 挑戦が広げたキャリアの可能性
- 最後に、未来の仲間へ
小さな違和感が、人生の舵を切るきっかけに
食べることが好きで、食に興味を持っていました。なので、大学選びも新卒入社した会社も食に関わるものを選択していました。
そんな前職で働いていたある日、取引先メーカーさんと話していて、フードロスに対する感覚が自分とはまったく違うと感じたんです。
「どうしてこんなに感覚が違うんだろう?」と考えるうちに、その違和感を見過ごせなくなりました。
調べていくと、フードロス削減をボランティアや慈善活動ではなく、ビジネスとして取り組む会社があると知って。それがクラダシでした。
忘れられなかったクラダシ、そして面接で確信
クラダシを知ってからすぐ応募したかったのですが、求人が見つからず、「募集していないのかな…」と諦めかけました。
他の会社も見ていましたが、どうしてもクラダシが頭から離れない。あの手この手で調べつづけ、ようやく求人を見つけて応募できました。
クラダシに惹かれた理由は、まずビジネスモデル。
フードロスになりそうな商品を買い取り、販売しながら、その売り上げの一部で社会貢献団体を支援する。
販売先も一般消費者だけでなく、企業や店舗まで広がっていて、売れば売るほどフードロス削減になる。
お客さまにとっても「必要なものを購入した結果、社会貢献ができる」仕組みです。
ただの値引き販売ではなく、フードロスになりうる商品が新しいポジティブな連鎖を生み出す。
そこに魅力を感じました。
さらに、面接のときに印象的だったのが、とくさん(現・執行役員 FBC CEO)の言葉でした。
「若いメンバーが前のめりに、フードロス削減に向けて動いている」
前職にも熱い想いを持っている人はいましたが、全員が同じ方向を向いて「楽しそうに」働いているという感覚は少なかった。
でもクラダシには、それがある。ビジネスで社会課題を解決するという難題に、みんながワクワクしながら楽しそうに働くカルチャーに惹かれ、「自分もその仲間に加わりたい」「この人たちと一緒にやっていきたい」と思いました。
入社して感じたギャップと、その奥にある温かさ
意外だったのは、「もともとフードロスに興味があって入った」という人が少なかったこと。でも、それってマイナスではなくて、クラダシという環境の中で、想いが育っていくんだなって感じました。
例えば、困っているメーカーさんから商品を買い取り、すべて販売しきったとき、「とても助かりました」と直接感謝をいただく瞬間があります。
そういう経験を積むことで、自分の仕事の意味や誇りを実感できます。
そして何より驚いたのがスピード感。
「これをやったら社会やお客さま、メーカーさんにとっていいことがあるよね」と思ったら、すぐ動く。しかも誰かひとりじゃなく全員が。
入社前の私はそんなに行動が早いタイプじゃなかったので、純粋に「かっこいい」と思いました。
でも、その速さの裏には必ず温かさがあります。
走っている途中で困っている人がいれば、必ず手を差し伸べてくれる。全部を手取り足取り教えるわけではないけれど、放置することもない。だからこそ前向きに頑張れるし、居心地の良さも感じます。もし放置される環境だったら、心が離れてしまっていたと思います。
クラダシで変わった仕事への向き合い方
率直に言って、クラダシに入社して本当によかったと思っています。
前職では、「生活できればいいや。仕事ってそういうものだよね」と割り切っていました。
でも、クラダシに入って、メンバーと一緒に働く中で、仕事の楽しさや、自分のキャリアを考える機会をたくさんもらいました。
クラダシの人たちは、とにかく自分としっかり向き合い、道を選び、その道を全力で進みながら、振り返ったときに正解にしていく人ばかりです。
だからこそ、私が相談すると同じように深く向き合ってくれ、一人では行き詰まっていた部分も掘り下げてくれる。
もちろん、会社として業績や成果は求められますが、それと同じくらい、メンバーが私個人の成長を考えて声をかけてくれるんです。
「こういうの得意だよね」「こんなのやってみたら?」と、自分では気づいていない可能性を教えてくれる。
その積み重ねが、私に「この先どう働きたいか、どんな人になりたいか」という未来像を描かせてくれました。
かつて「仕事は生活のため」としか思えなかった私が、こんなふうに考え方を変えられ、今は部長としてチームを率いる立場になっている。
そう思うと、この環境に出会えたことに心から感謝しています。
挑戦が広げたキャリアの可能性
そんな成長のきっかけの一つが、Value賞を受賞した業務改善の仕事※でした。
当時の上司から「改善とか得意だと思う、才能あるんじゃない?」と言われたのが始まりです。自分では全く意識していませんでしたが、「これ、やってみて」と任されて、まずは挑戦してみることに。
今所属しているオペレーションマネジメント部は、まさに業務改善の集まりのような部署。
お客さまに安心して楽しくお買いものをしていただくために、日々の業務を正確かつ効率的に回す方法を探し、社内外との調整を重ね、新規事業のオペレーションを設計することもあります。
相手の手数をどれだけ減らせるかを常に考え、提案を形にする。
最初は不安もありましたが、サポートを受けながら進めるうちに「楽しい」と思えるようになりました。
業務改善に加えて、仕入れ業務にも挑戦しました。
最初は仕入れチームのサポート業務が中心でしたが、やがて自分が直接メーカーさんと話して商品を仕入れる営業も経験。正直、電話は苦手でしたし、私にとって大きな挑戦でした。でも、この営業経験が今の改善業務にも新しい気づきをもたらしてくれました。
仕入れ業務を経験したからこそ、気がつき、提案できることの幅が広がり、今となっては、挑戦して良かったと本当に思えています。また、点だった業務が線でつながった感じもしました。
この経験から、「とりあえずやってみる」ことの大切さを再認識しました。
挑戦は怖いけれど、その先には新しい視野や仕事の楽しさが待っている。
そう実感した瞬間でした。
※Value賞受賞時のnoteはこちら👇
https://note.com/kuradashi/n/n163960a86379
最後に、未来の仲間へ
クラダシは、人のために動ける人が多い会社です。
自分に自信がなくても「この人のために何かしたい」という気持ちがあれば、それが原動力になる。
お客さまや取引先、仲間を思って働ける人は、きっと長く続けられると思います。
私がクラダシを好きで、愛着を持ちつづけられる理由もそこにあります。
そんな人たちと、これからも一緒に働きたいですね。
私たちクラダシは、一緒にフードロス削減に挑み、社会を前に進める仲間を探しています。
ミッション「ソーシャルグッドカンパニーでありつづける」、ビジョン「日本で最もフードロスを削減する会社」を掲げ、社会性・環境性・経済性に優れた持続可能なビジネスを展開しています。
もしこの記事を読んで、少しでも「クラダシで働いてみたい」と思っていただけた方は、ぜひ一度採用ページをのぞいてみてください。
きっと、あなたが輝けるフィールドが見つかるはずです。