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【はじめての部門長合宿①】人の内面に徹底フォーカスした議論をレポートします!

先日、コウダプロ史上初となる「部門長合宿」を行いました!
初めての取り組みでいったいどうなるのだろう…と思っていたのですが、とてつもなく良い合宿になりました。

そこで本日は、合宿に参加した広報担当の原口がその様子をお届けします。

5月19日(金)から5月20日(土)、わたしたちが向かったのは「筑後船小屋公園の宿」。

普段のオフィスとは違って自然豊かで落ち着く環境の中、コウダプロについて、個人の成長について、みんなで真正面から議論を交わしました。


■なぜこのタイミングで部門長合宿を実施したのか?

現在8期目となるコウダプロは、これまで部門長合宿というものを行ったことがありませんでした。(新入社員を対象とした「パワハラ研修合宿」を実施したことはあります)

それがなぜ、このタイミングでやることになったのか?
合宿に行く前、素朴な疑問を抱いたわたしは幸田社長に尋ねました。


部門長の皆さんの前提がそろったと感じたからです。
これまでは、熊谷さん・江西さんがコウダプロ憲法への理解度が低かったのですが、いろんな事件を経て理解度が上がってきました。
合宿という手は常にあったのですが、前提がそろっていない状態でその手を使っても意味がないと思っていたんですね。
合宿よりも先にやるべきことがあったんです。
それが、今は前提がそろっているので、合宿をやることでパワーとスピードが生まれるといいなと期待しています。


ということは、合宿後にパワーとスピードが上がっていたらゴール達成なんですね。
ドキドキワクワクです…。


■部門長合宿と言いつつ、メンバーも参加!?

現在のコウダプロには部門長が5人います。
・ヒット屋 事業部長:江西
・アスガール事業部 事業部長:松尾
・しあわせ食卓事業部 事業部長:熊谷
・揚げ物革命事業部 事業部長:原口
・後方支援室 室長:江島

もともとは、社長とこの5人で合宿を行う予定でした。
ですが、合宿前に社長からこんな提案が。

「各部門長の推薦で、チームメンバーから上限1人まで合宿に連れてきてもOKです」

その提案を受け新たに参加することになったのが、アスガール事業部の山﨑とヒット屋の金丸。
最近とても頑張っており、将来的に部門長を担ってくれるのではないかと期待していることから、それぞれ松尾と江西から推薦されました。


■アジェンダのない合宿

合宿1日目。
昼過ぎに宿に着き、会議室をセッティング。
さあいよいよ始まるぞ…!
と思いきや、社長の口から最初に発せられたのは・・・

「で、合宿でなんしよっか。」

はい。事前にアジェンダが決められていなかったのです。
実はこれはコウダプロの「ライブにやろうスタイル」なのです。

わたしたちにはこのスタイルが本当にあっています。
というのも、この合宿の前日、社内でとある事件が発生し、その際に「まる(※金丸の通称)はまだ固いぞ」との指摘を社長から受けていました。
そこでは詳細な話はされず、「自分で考えてみろ」と言われていました。

ですが、翌日、社長から「俺は今、まるの件が気になっている。このままだとまるの幸せが見えない」との問題提起がありました。

わたしたちは「人の内面(=人間性)の成長なしに企業の成長はない」と考えています。
これはかつて野球監督の野村克也さんも言われていたことです。
野球の上手さが結果に直結しそうな野球でさえそうであるならば、企業はなおさらです。

コウダプロは創業以来一貫して「ヒューマンリソースに集中特化した経営」を行っているのですが、中の人間として、人の問題を解決することの経営インパクトは絶大だと感じます。

例えば以前こんなことがありました。

社内の若者に対して「使える/使えない」という視点で評価選別し、嫌な圧をかけていた上司がいました。
この点についてはたびたび全社員で話をしており、昨年秋にようやく「圧問題」が解決されました。
解決後、その上司は本当に「人を人として見る」ようになり、若者が接しやすく相談のしやすい素敵な上司になりました。

Google社が「心理的安全性の高い企業は生産性が高い」と言っている通り、心理的安全性が高くお互いにモノが言いやすい関係だと、仕事は円滑に進みますし、新しいアイデアも生まれやすいです。

ということは、この上司の「圧問題」を見てみぬふりして過ごしていたら、とんでもない損失を生み続けることになります。
だから、人の問題を解決することの経営インパクトは絶大なのです。

そこで、合宿は「金丸の成長」をテーマにスタートしました。


■「ハードギレ」を起こしやすい金丸の話

入社3年目となる金丸は、入社当初から「まるは固いね」と指摘されていました。
自分の中で譲れないものがあるときに他者からそれとは違うことを言われたりされたりしたらハードにキレる「ハードギレ」を起こしてしまう24歳男性です。
私たちはこれを「素直さがない」と見ています。
ちなみにコウダプロにおける素直さの定義は以下の通りです。

素直さとは相手の言うことを無批判に受け入れることではない。
批判・指摘される時、納得がいかなくても相手には自分の見えていないものが見えているのではないかと考えること。
このとき、自分の考えを説明することは大いに肯定される。


ではなぜ金丸はハードギレしてしまうのか?

それをみんなで論じたところ、「自信が持てていないからだ」との結論に至りました。
わたしたちが定義する「自信」とは「自分で自分を評価する(=自分に勝ったのか?負けたのか?)」ことです。

合宿に一緒に参加した山﨑も同じく入社3年目で、金丸とは中学時代の同級生です。
友人ということもあり、社内では何かとセットで見られることも多いのですが、ここでもあえて2人を比較すると…。

2人とも、とても仕事を頑張っています。
ですが、2人には明確に違うポイントがあります。

山﨑は「任されている仕事に取り組むのが楽しくて、好きで没頭している」という頑張りなのに比べ、金丸は「周囲の期待に応えたい」という頑張りなのです。

山﨑の頑張りはいわばゲームをしている感覚に近いので枯渇することがありません。
山﨑はよく「誰からなんと言われても胸を張って『僕は100%全力で仕事している』と言い切れる」と言っています。

しかし金丸は言い切れない。
同じ年次で、社会人3年目で、2人ともたいしたことができるわけではないのです。
でも、コウダプロでは「その人なりの全力を尽くして100%フルファイトしているのか?」という姿勢を大事にしています。

金丸は「例えばテレアポで100件の電話をかけたとしても、101件いけたのではないかと思うと100%やり切れていないと感じてしまう」、「前職(土木・建築系)を辞めたのは身体がついて行かずに倒れてしまったことが理由だが、それは100%やり切ったと心底思えている」と語っており、「100%やり切る=倒れるまでやる」と認識していることが発覚しました。

しかし、その基準ではいつまで経っても自信が持てません。
そして、なにより楽しくないし、ワクワクできない。

「面白屋」・「ワクワク屋」を標ぼうしている自身がワクワクしていなければいい仕事もできません。

そこで、金丸の課題は「やり切ったと感じる力を身に着けること」と設定されました。
この課題をクリアするため、社長からは「毎日『俺はやり切った』と300回唱えること」が提案されました。
そして金丸はその翌日から早速それに取り組んでいるそうです。

これまで自己分析をしたことがなく、自分について考えたことがなかった金丸は、「考えれば考えるほど、自分がいかに面倒くさい人間かがわかってきた…」と語っていました。

この合宿で内面に向き合い、課題を認識できたことは、金丸にとってとても意味のある大きなことだったでしょう。
本当に良かったです。

以上、部門長合宿1日目前半のレポートでした。
もう結構お腹いっぱいかもしれませんが(笑)、次回のnoteではレポート②をお届けしますので、どうぞお楽しみに♪

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