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働くということ〜労働と仕事の違い〜


働くということ

いきなりですが、一体我々はなんのために働くのでしょうか?多くの人は、それが生活やお金のためだったり、家族のため、遊ぶため、もしくは自己顕示欲や承認欲求を満たすために、世の中をよくするため・・・といったところでしょうか。

「あ〜あ、宝くじがあたったらなぁ」「毎日遊んで暮らしたいなぁー」など一度は考えた事があるのではないのでしょうか?
ではやってみればいいのです。今月のお給料を宝くじにまるまる使ってみればいいのです。毎日遊んでみればいいのです。

きっと宝くじもあたらないし、仮にあたったとして、毎日遊んでいても時間を持て余してしまいます。また、他のみんなは働いている中で自分だけ毎日ゴロゴロしていたとして精神的にも心配です。

労働という意識

東京都の最低賃金958円(2018/1/7現在)。また2017年10月から26円あがりましたね。時給という仕組みに関してですが、例えば飲食店だとして、忙しい時間も暇な時間も同じ時給というのも不思議な話です。どうせ同じ賃金なら適当にやってしまおうと考えてしまう労働者がいても文句はいえません。そう考えるところから自分は使われているという意識が芽生え作業の非効率化を後押ししているのではないでしょうか。ではどうすれば解決できるのでしょう。よく言います。「やらされているのではなく、自分でやっていると思え」と。確かにそうなのです。みんなが自ら進んでやっていれば働くことが嫌いな人はいないはずです。ですが、実際には、そんな人ばかりではないし、そう思うことも簡単ではありません。なんならそういって説教してくる上司も”やらされて”いたりします。

あるタクシーの運転手は自分で止まる位置などあらゆる工夫をし、予約が一杯の大人気ドライバーになったといいます。そして単にお金を稼ぐ手段ではなく、人の役に立つという価値を見つけたのです。楽しそうだからその仕事をはじめた訳ではなく、働きながら仕事にやりがいや意味を見出し創出したのです。

つまり極論ですが、たとえ今の仕事が好きなことや得意な事でなくても、真剣に向き合いそこに自分なりの価値を見出すことがとても重要なのです。そしてそうゆうことができる人こそ、どんどん成長し活躍するのです。

A「あー、今日も仕事かったるいな、、、同じ給料だし定時までだらだらやって帰ろう」
B「今日も新しい発見を見つけよう!あ、今日の○○さんのネクタイ新しいやつかな?」「よし!今日は話し方をいつもよりハキハキさせてみよう!」

誰が上司でも同じ能力ならBさんの方がいいですよね。そして結局ほとんどの場合有能なのはBさんです。

Aさんは労働をし、Bさんは仕事をしています。
Aさんは誰かに自分の時間と体力を売って、Bさんは同じ時間の中で将来の可能性を広げ、価値を創出しています。

逆に時間軸を中心にみればこんな考え方もできます。どうせ同じ時間を過ごすのであれば、明るく取り組み価値を見出し、楽しむべきなのです。

ではどうすればいいか

私はいつも自分に言い聞かせ、社員、メンバーにも意識してもらうように伝えていることがあります。

「全ての仕事は、気付くことに始まり、確認することに終わる。」

これはどんな仕事にも言えます。先ほどの話だと、タクシーの運転手が停車の位置を変えてみたらどうなるのかと気付いたことや、Bさんがお客様か同僚かのネクタイの違いに気づいたこともそうです。小さなゴミが床に落ちていることもそうです。プログラミングのバグを発見することも、部下や上司の体調が悪そうだと気づくことも、マーケティングでリスティング広告の文章を変えてみることも、求人サイトやホームページにある写真を変えてみることも。そしてそのあとの成果をしっかり確認するのです。

そのためには

主体性 + 問題解決能力 + 想像力

が欠かせません。常にどんな時も意識しておくだけで必ず発見があります。最終的に全ての仕事は世の中の間違い探しから生まれるとすら思っています。
ここをもっとこうしたらいいのに、という”気付き”から新しい技術が生まれ、世の中を豊かにします。そして世の中を豊かにできるような人は、必ずと言っていいほど本人も豊かになっています。

今仕事が嫌だ、働くことが嫌だと考えている人は、まずは常に「主体性 + 問題解決能力 + 想像力」を意識し、気づくことに集中して仕事に取り組んでみてください。
それだけできっと世界は大きく変わってきます。

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