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金融業界を起点にあらゆる業界へ。事業と雇用を創出する人材紹介の役割とは

2020年1月より、金融ディビジョンの部長として部署運営を任されている若林 喬。新卒でJACへ入社し、栄光と挫折を経験しながらキャリアを積み上げてきた彼が、人材紹介業が果たすべき役割やJACの金融ディビジョンだからこそ得られる体験について語ります。

栄光と挫折を経験しながら、キャリアを磨いていく

私がジェイ エイ シー リクルートメントに入社したのは、2008年のこと。雇用の創出に関わる仕事がしたいとの思いから、新卒で入社をしました。そのころの思い出として印象に残っているのは、当時の社長との最終面接です。かなり熱い討論を繰り広げ、ここなら自分がやりたいことに真正面から向き合っていけると感じたのです。

入社後は、一貫してヘルスケア領域での法人営業を行ってきました。ヘルスケア領域の場合、クライアント企業は専門性が高く知名度があまり高くない会社もありますが、掘り下げて調べていくと、実はその会社の製品が多くの人の命を救っていたりもする。そうした事実を知っていくことで、人材紹介業の社会貢献性であったり、世の中に与えられる影響力であったりを実感しましたね。

直近の転機は、2016年ごろ。2020年現在の部署である金融ディビジョンにマネージャーとして自ら異動を希望したのですが、新しい領域に対する知識の無さからチームを上手くまとめ上げることができず、非常に苦しい思いをしました。

それ以前にも、2013年に医療機器チーム、2015年にファーマスーティカルディビジョンに異動しており、新たな領域へのチャレンジの難しさは分かっていました。しかし、ヘルスケアから金融という大きな変化は初めてで、勝手の異なる世界に困惑したのを覚えています。

それでも、そこで踏ん張って知識を磨き続けることで、少しずつお客様やメンバーからの信頼を獲得できるようになりました。そして、2020年からは金融ディビジョンの部長として、部署の統括に携わらせて頂いています。

自分自身でマーケットを創っていくことが、私に与えられた使命

仕事をする上で、私は「自分でマーケットを創る」ということを特に意識しています。金融機関がクライアントになるからといってお金の貸し借りに強い人材を紹介するだけでは、いかにも短絡的で、いつかは仕事が行き詰まってしまいます。

しかし、金融機関のことをじっくりと調べれば、メインとなる金融事業からヘルスケア分野や人材紹介事業に参入したり、異業界から金融事業に参入したりと各社さまざまなチャレンジをしているものです。保険業界などを見ても、ゲームをしている人向けの保険があったり、ウェアラブルデバイスを活用した健康支援があったり、時代や最新技術を事業に反映しようとしているところは多く、すでにそこに向けた人材採用を行っている企業が多くあります。

今の時代、特定の業界には特定の人材しか必要ないということは一切ありません。むしろ「別の領域の人材こそ」求められるケースもあり、そのニーズをいかに事前につかみ取り、提案をしていけるかが重要です。とある証券会社では大手医療メーカーの開発者を採用を頂いたケースもあります。事業を先読みして、ヒトの紹介から事業を創出していくことが不可欠です。

そうした意味では、企業そのものに対する理解はもとより、その企業が属する業界の特徴や置かれているマーケットの傾向、また、可能な限り「経営者や部門責任者の目線で」さまざまな領域にアンテナを張り情報を収集していかなければなりません。

簡単なことではないかもしれませんが、そうして出す提案こそが私たちにできる最大の価値提供であり、この仕事に従事するコンサルタントすべてが持っておかなければならない意識でもあると考えています。そして、それが「雇用創出」に繋がるのです。

自分なりの色を発揮して、お客様の課題と成長にコミットする

私が統括する金融ディビジョンのクライアントである金融機関は、資金調達関連であらゆる業界と接するため、今後伸びるマーケットや産業構造の変化に関わる情報を一番持っているんです。クライアントと深い関係性を築けば、最先端のマーケットと人材の情報を交換できる。ダイナミックな産業の変化をいち早く把握し、今後の戦略に活かせるのが金融ディビジョンで働くおもしろさだと思います。

このようなWin-Winの関係性を築き、お客様の課題や成長に深くコミットするためには、お客様の御用聞きではいけません。右から左に要望を受け流してオペレーションするのではなく、自分なりにクライアント企業の要望を咀嚼して、「私はこう思う」という熱い想いを持って提案する力が必要です。お客様の要望にマッチした人材を紹介するだけでは自転車操業になってしまいます。

目の前のことに集中することも大切ですが、そこから俯瞰して「そもそも何のために人材を紹介するのか」「人材紹介によってお客様にどのような影響を与えられるか」「日本社会・世界に良い影響をもたらすのか」といったことを考える。視野を広げることで、より深みのある提案ができるようになるのではないでしょうか。

金融ディビジョンでは、自分なりの価値観を持ちながら協調性のある人が活躍しています。お客様の課題に対し、自ら解決策を検討して提案する要素が多い仕事ですので、その人らしい考え方や多面的なものの見方を持っていなければならないのです。そのため金融部門では各チームが勉強会を実施し、部門内および金融部門以外の部署とのコミュニケーションを取り、「今後自分たちの担当領域がどのように変化し、どのように事業成長・創出していくか」を吸収しています。

自分らしい色とジェイ エイ シー リクルートメントの色を混ぜ合わせ、さらに輝ける色をつくっていける人と共に働けると嬉しいですね。

マーケットの新たな動きに先駆けて人材を提案し、事業と雇用を創出

「金融業界における事業と雇用の創出」をスローガンに、金融業界を起点にして全ての業界にアクセスできる状態をつくっていくことが今年のテーマです。金融業界専門の部門であるから金融機関のみを担当するということではなく、金融業界から異業界への参入にも積極的に関われる組織にしたいですね。

保険会社が新たに医療分野へ参入したり、ネット証券企業が大手証券会社の口座開設数を上回る勢いだったりと、金融業界は大きく変化しています。お客様の事業戦略や業界の情報をいち早くヒアリングし、新しいマーケットの動きを見つけ出して、それに先駆けて人材を提案する。この姿勢が金融ディビジョンの成長にとって非常に重要になってくると思います。

また、こういった最先端かつダイナミックな情報を得て動いていかないと、優秀な求職者もジェイ エイ シー リクルートメントを選んでくれません。情報をアップデートできているコンサルタントから企業を紹介してもらいたいという強いニーズがあるので、「ぜひ若林さんに紹介してもらいたい」と思ってもらえるようなコンサルタントになれるよう今後も努力していきたいですね。

直近では、地方銀行開拓をテーマに取り組んでいます。地方銀行を開拓する際には、もともとお付き合いのあるメガバンクや証券会社に相談することもあり、そういう意味でクライアントはお客様でもあり大切なパートナーなのです。お客様と信頼関係を築いていくと、何か始めようとしたときに相談できる相手が増えていきます。

相談できるほどの関係性を築くお客様をいかに多くつくれるかが、マーケット創出の鍵にもなるのだと思います。これらの取り組みをおもしろいと思ってくれる方や、自分らしい色を出しながら人材業界で活躍したいという方は、ぜひ私たちの仲間として力を発揮してほしいですね。

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