イングリウッド広報の篠原です。活躍社員にイングリウッドの魅力や仕事のやりがいについてインタビューする本シリーズ。今回は、執行役員の恒成さんにインタビューしました。楽天でのコンサルティング経験を経て、イングリウッドに入社し、現在はコンサルティング支援を行うDXソリューション事業を統括しています。プレイヤーとしての手触り感を持ち続けながら、どうやってチームを率い、事業を拡大してきたのか。そして、イングリウッドだからこそ得られる「事業者視点」とは何か。恒成さんが見つめる事業の現在地とこれからについて、お話を伺いました。
恒成 知明さんプロフィール
2013年、楽天グループ株式会社に新卒入社。ECコンサルタントとして楽天市場の出店企業を支援し、5年間で延べ500社以上のEC支援に携わる。その後、当時担当したことがあったクライアントの株式会社イングリウッドに入社。BtoBコンサルティング事業の立ち上げを担い、現在はECコンサル・戦略コンサルの2チームの組織をマネジメント。2021年には当時最年少で執行役員に就任。
「代表の熱量」に惹かれて、楽天からベンチャーの世界へ飛び込んだ
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ーーこれまでのご経歴を教えてください
新卒で楽天に入社し、楽天市場に出店している企業様の支援をするECコンサルタントをしていました。アパレル・美容・雑貨を中心に幅広いジャンルを担当し、3年目には責任者も経験。約5年間で400〜500社の企業様をご支援しました。
楽天での仕事は非常にやりがいがありましたが、同時にある程度やり切ったとも感じていました。出店企業のコンサルティングだけでなく、未出店企業の開拓や越境EC立ち上げ支援など、幅広い領域を経験することができました。だからこそ、楽天にこだわらず、他のプラットフォームにも広げていきたい、プラットフォームを事業者側として実際に使ってみたいという思いが強くなりました。
ーーイングリウッドにはどのような経緯で出会ったのですか?
イングリウッドは、実は楽天市場のコンサルタントとしてご支援をしていたというご縁がありました。私が退職をするときに社長の黒川にご挨拶に行った際に、改めて黒川の実行力と人を巻き込む熱量に惹かれました。「企業を大きくしたい」「こういうブランドを立ち上げたい」といったアイデアにも、しっかりとしたロジックがあること、そしてすぐに実行に移す姿が、自分にない魅力だと感じたんです。
当時のイングリウッドは30名ほどの組織だったので、環境が大きく変わるというのは分かっていました。ただ、「もし仮にうまくいかなくても20代ならやり直せる」と、思い切って挑戦することに決めました。
BtoB事業が立ち上がって間もないタイミングで、マネージャーとして入社しました。「この事業をスケールさせる設計をしてほしい」という期待をかけてもらったのを覚えています。当時は5〜10人と小さな組織だったので、マネジメントよりもプレイヤーとしての役割が大きかったです。会社としても規模が小さいので、前職での経験や仕組みでイングリウッドにも活かせることを自分たちで「ゼロから作れる」面白さも感じていました。
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「事業者視点」が、クライアントの信頼と成果につながる
ーーイングリウッドのECコンサルティング事業の強みは、どんなところにありますか?
最大の強みは、「自社もEC事業者であること」です。
イングリウッドは自社での商品販売を通じて得たデータやナレッジを活かしてクライアント支援を行っています。隣の部署で実際にECで商品を販売しているため、商品の在庫を持つ大変さや、広告代理店には分からない現場のリアルを肌で感じることができます。だからこそ、お客様の課題に対して「机上の空論ではない解決策」を提示できる。売上をつくる大変さや、現場で運用する難しさを理解しているからこそ、信頼されるし、成果にもつながる。この「事業者視点に基づく支援」が、他社にはない圧倒的な武器だと感じています。
我々のチームでは、実際に運用までサポートしています。戦略を立てるだけでなく、自ら手を動かして結果を出す。まさに「戦う参謀」のような役割を担っているんです。戦略コンサルティングチームも同じで、もちろん事業戦略の策定を行うのですが、ECコンサルティングチームや、Web広告の運用チームなど、社内で持っている様々なソリューションと連動しながら支援を行っています。
また、スピード感をもってソリューションを構築していくのも強みの一つだと感じます。ECコンサルティング一つとっても、楽天やAmazonだけでなく、Yahoo!ショッピングやQ10、直近日本でもスタートしたTikTok Shopなど、新たなECモールの登場に合わせてナレッジを蓄積、ソリューションとして拡大しています。自分たちの手で触りながら、それらを通じて得た知見をもとにクライアントの支援に生かす。この両輪がイングリウッドだからこそ実現できていると感じます。
ーー現在は執行役員として事業全体を統括していますが、当時最年少で役員に就任されてから仕事への向き合い方に変化はありましたか?
役員になったからといって、仕事内容が劇的に変わったわけではありません。ただ、自分のチームだけでなく、会社全体を俯瞰して「全社最適」を考えるようになりました。自分の部署で利益が出る案件でも、他部署でやった方が会社全体の成長につながるのであれば、そちらにお願いすることもあります。
また、「執行役員」という肩書がついたことで、今まで以上に人前での伝え方やメッセージの出し方などを意識するようになりました。プレッシャーというより、自分の「伸びしろ」として受け止めています。
ーーメンバーとの向き合い方で意識していることはありますか?
メンバーには、「挑戦」を強く意識してもらっています。
コンサルタントとしての目標は「お客様の期待に応えられているかどうか」が一番の指標になります。そこから逆算して定量・定性の目標を定めていくのですが、メンバーには多少無理をすれば届きそうな、少しだけ高い目標をあえて掲げ、それを達成するために一緒に動くこともあります。逆立ちしても届かないような目標ではなく、あくまでギリギリ達成できるくらいストレッチが効いた目標が一番成長できると思っています。
逆に言えば「目標を達成できない≒お客様の期待に応えられていない」とも言えます。なので、お客様の期待に応えられないと壁にぶつかった時は、「お客様の期待は何か」「目標設定が正しかったのか?」を一緒に分析します。目標が無理なものであれば、クライアントにきちんと説明しなければなりませんし、そこから信頼を回復して期待に応えるにはどうしたらいいのかを常に考える必要があります。メンバーがそうやってお客様の期待に応え、信頼を得ていくための地道な伴走をすることで、メンバー自身の成長につながると信じています。
余白があるからこそ、未知の領域に挑戦していける環境
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ーーイングリウッドの成長環境について詳しく教えてください
成長環境という点では、イングリウッドはとても恵まれていると思います。たとえば、事業部にとって未知の領域にチャレンジする必要が出てきたとき、社内外のリソースにアクセスしやすく、困ったときにはすぐに相談できる環境があります。必要であれば「自分で提案して、自分で動かす」ことも可能です。自分のアイデアに責任を持って実行できる環境というのは、言葉にすると当たり前のようですが、実際にはなかなか得られるものではありません。成長したい人には、いくらでもチャンスがある会社だと思います。
イングリウッドは、決まりきった「型」がない会社です。事業も仕組みもまだまだ発展途上なので、「どうすればもっと良くなるか」を自分たちで考えながら動ける余白がたくさんあります。試行錯誤を楽しめる人にとっては、挑戦し甲斐のある環境です。
ーー最後に、どんな人と一緒に働きたいか教えてください
「型」ないからこそ、主体性を持ち、チームで動くことを意識できる人、そして何かを突き詰めるのが好きな「オタク」気質な人と一緒に働きたいです。コンサルタントとしてお客様に対して真摯に向き合い、地道な運用も丁寧に続けられるプロフェッショナルな仕事ぶりが、チーム全体の成果につながっていると感じています。個々が成果を出し、それがチーム全体の成果につながる。まさにイングリウッドのバリューにある「個を伸ばし、チームを強化する」を体現していると感じます。
ECコンサルティングチームとしては、今後ご支援の幅をさらに広げていきたいと考えています。直近では、日本でもスタートした「TikTok Shop」のパートナー認定を取得するなど、新しいECサービスにも積極的に取り組んでいく予定です。戦略コンサルティングチームでも社内のナレッジをフル活用することで、ご支援できる企業を増やしていくことに注力しています。
目の前のクライアントに対して真摯に向き合うことができる人、自分の仕事に責任感を持ちながらも横の連携を意識できる人と一緒に働けたら嬉しいです。
▼一緒に挑戦する仲間を大募集しています!