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学生時代、新聞記者を目指していた私が今ハッカズークで働いているわけ

はじめまして!
アルムナイ・リレーション・パートナーの大場智代美です。

私のキャリアは、格好良くいえば「計画された偶発生理論」(苦笑)とも言えますが、
正直「独立する!」や「役職につくぞ!」といったような将来像を明確にイメージして
生きてきたわけではないんです(がっかりしちゃいますかね、、、)。

とはいえ、予期しない出来事をただ待ってたわけではなく、自分の興味や好奇心に素直に、
そして出会う人々との関係性を大切にしてきたからこそ今のキャリアがあると思っているので、
そんなことをふまえて、読んでいただければ嬉しいです。

「新聞記者」を目指しての就職活動と挫折

親の転勤の都合で、転校することが多かった幼少期。
「すでにできあがっているコミュニティの中で受け入れられるためにはどうしたらいいか?」を幼いながらも、考える子どもだったと思います。

そのせいか、いつのまにか「この人はなんでこんな発言や行動をするのだろう?」と考えてしまう場面が多くありました。この幼少体験が、いつしか教育・心理学を含めた「人」への興味のきっかけにつながります。

しかしいざ就職の場面となると仕事は限られており、とはいえ研究や先生になることにはまったく興味なし、それよりも現実社会との接点を早く持ちたいと思っていた当時の自分がたどりついたのは「新聞記者」でした。

新聞記者を目指していたアルバイトの先輩がいたことも要因としてありますが、世の中で起きる様々な事象に対し、取材を通じて、その先にある「真実とは何か」にたどり着きたいという欲求が、新聞記者を目指す根源だったように思います。

しかし結局どこも最終までたどり着くことなく新聞社は全滅という事態に。

新聞社一本で就職活動をしていたため、「他の民間企業の採用活動はすでに終盤にさしかっているし、今さら行きたいと思う会社もないし……」と途方に暮れていた頃、アルバイトをしていたベネッセの当時の社員の「アルバイトのみんな受けにきているけど何で来ないの?どこも受かってないなら最後の説明会においでよ」という電話がきっかけでベネッセの会社説明会へ行き、最終的には入社することに。

今思えば、この電話がなかったら自分は何をしていたのか、自分の人生がどうなっていたのかはまったく想像できないです。

ベネッセでは約11年間、全国の赤ペン先生の組織運営や介護センターの広島事務所の立ち上げといった貴重な経験をさせてもらいましたが、組織立ち上げやマネジメントを通じ「人と組織」に興味を持ち、人材業界へキャリアチェンジをします。

遅ればせながら、ここから私の人材業界での人生がスタートしました。

その後、人材系ベンチャー企業を経験し、人事アウトソーシング事業を展開しているレジェンダ・コーポレーションへ入社。レジェンダでは主に新卒・中途採用支援PJを経験、最終的に採用支援事業部のマネージャーを担当することに。しかし、昨年、家庭の事情から約10年勤務したレジェンダを退職することとなり、そこから業務委託という働き方を選択。

現在はハッカズークでアルムナイ・リレーションパートナーとして、お客様とアルムナイのアルムナイ・リレーション構築のお手伝いをしています。

ハッカズークにジョインするきっかけとなった、恩師の言葉

ハッカズーク代表の鈴木とは、実は、前職のレジェンダ・コーポレーションの同僚。入社時期も1ヶ月違いでしたが、仕事上の接点は皆無でした。
よく会話するようになったのは2015か2016年あたりだったと思います。鈴木がシンガポール法人の代表取締役に加えて、レジェンダの経営企画ポジションに就いたことで、シンガポールと国内を行き来するようになったんです。
そこで日本に戻ってくるとよく社内をウロウロするので、コミュニケーションをとる機会が増えたんですね。

しかし、鈴木は独立のため2017年夏に退職、私はその頃、お客様先にいたため退職時には会えず、messengerでのやりとりで鈴木の退職を知りました。ちょうど私も家庭の事情で、2017年秋に退職することが決まっていたので報告したと思います。

そこから1年後の2018年夏、鈴木に「オフィスにいつ遊びに来るの?」と再びメッセージをもらったことがきっかけで、1年ぶりに鈴木に会いに行ったんです。

正直その時点では、まさかハッカズーク で仕事をすることになるなんで思い描いてもいませんでした。

ハッカズークが描く世界観やアルムナイ・リレーションの価値についての話を聞いていくうちに、自分の中でずっと忘れられない場面とシンクロする感じがしたんです。何とも言えない感覚で「これだ!」と直感したことを覚えています。

その場面とは、私の会社人生において最もお世話になったベネッセ時代の上司に対して退職を申し出たときのやりとりの1シーン。2002年夏の終わりでした。

私はお世話になったが故に自分都合で勝手に退職することが申し訳なく感じており、でも人材業界でチャレンジをしたくて、その気持ちを一生懸命伝えた場面でしたが、上司から最後に
「退職は悪いことではない。その代わりお願いがある。事業(仕事)でつながるか、人でつながるかどちらかであってほしい。」という言葉をもらったんです。

今でも忘れられない言葉ですし、次に皆に会うときに絶対に「大場、いいじゃん!」と言ってもらえるように私も頑張ろうと思える言葉にもなりました。

当時は、1999年の有料職業紹介事業の規制緩和を受け、徐々に転職市場が広がってきたとはいうものの、まだ今のような転職が当たり前のような世の中ではなかった時代。何も不自由なく女性が働きやすい会社であったし、「10年も勤務してきたのに退職ってどういうこと?」というのが当時の周囲の反応。人事部からもヒアリングがきたほどです。

この言葉は、自分がマネジメントする立場にたったときの指針にもなり、それ以前に、次にこの上司と会ったときに恥ずかしくない自分であるよう生きていこうと思いました。

このときの上司の言葉をベースに、自分の生き方で大切にしていること(人とのつながり・関係性)と、ハッカズークが描く世界観が、自分の中で一致したというのが、この仕事をやってみようと思った一番の理由です。

なんでしょうね、「きたー!」って感じです。(笑)

言葉ではうまく言えない、この感覚。
もっと格好つければ、「女性として、様々な働き方の1つとして……」みたいなことも言えると思うのですが、私自身のキャリアを振り返ってみると、これまでのつながりや縁がきっかけで路頭に迷うことなく、ここまでやってこれた、今の自分があると思っています。

そういう意味でも、個人が今までの関係性や縁のもとでつながり、個々のパフォーマンスが発揮できるような世界というか場があることって素敵だな、と思うのです。

アルムナイファーストの精神

現在私は、アルムナイ・リレーションパートナーとして、各企業にてアルムナイ組織構築に向けての導入支援~運用コンサルの担当をしています。

私が重視したいのは企業視点だけでなく、「アルムナイファースト」の精神のもと、アルムナイ視点を持ち、アルムナイと企業にとってお互いに価値がある状態・関係づくりであること。

今までの経験で得たスキルやノウハウを活かしながら、日々取り組んでいます^^

自分という実験台を通じて、私が実現したいこと

先ほどと同じになりますが、「個人が今までの関係性や縁のもとでつながり、個々のパフォーマンスが発揮できるような世界」を実現したいですね。

あとは「自分が実験台」といつも思っているので、自分でやってみてどうなのか体感しつつ、個人個人にとって、アルムナイ・リレーションが当たり前となり、今よりももっと選択肢が広がることで個々人の自立を促し、働くがもっと楽しく、新たな働き方の世界が広がっていくようになればと思っています。

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