こんにちは、株式会社ハッカズーク 採用広報担当です。 このインタビューシリーズでは、私たちと共に挑戦するメンバーたちの「リアルな想いと働き方」をお届けしています。
今回のテーマは、「企業と退職者の新しい関係」を築くこと。 一見シンプルに聞こえるこの言葉の裏には、日本企業に長く根付いてきた既存文化への大きな挑戦があります。
退職をはじめとする「別れ」を、新たな「資産」へと書き換える。それは、社会の価値観そのものを変えていく壮大な試みです。
その最前線に立つのが、執行役員 アルムナイカンパニー CEOの實重(さねしげ)です。 現場を熟知した圧倒的な当事者意識と、全社を俯瞰する経営的視点を併せ持つ彼は、理想を単なる絵空事に終わらせず、本気のカルチャー変革を社会へ実装し続けています。
今回は未開拓領域を切り拓く独自の戦略、そして共に歩む仲間への熱い想いまでを語ってもらいました。
目次
プロフィール
誰も挑んでこなかった「退職後の世界」へ
―ハッカズークのアルムナイ事業とは
―事業成長のターニングポイント
文化を変える現場の最前線で
―現在のハッカズーク アルムナイカンパニーの役割とは
―アルムナイカンパニーならではの強みとベンチマーク
―クライアントからの評価と長期的な関係性
ーアルムナイカンパニーのカルチャーと価値観
アルムナイを「当たり前」にする社会へ
―今後の展望とこれからの3年間
―参画するメンバーのやりがいと成長
―最後に、アルムナイカンパニーに関心を持っている方へのメッセージをお願いします。
終わりに
プロフィール
1社目:アクセンチュア株式会社
新卒で入社し、グローバル人事領域のコンサルタントとして勤務。人事制度設計やシステム導入・運用など、多様な人事コンサルティングプロジェクトに携わる。大規模企業の組織課題に向き合う中で、テクノロジーを活用した人と組織の関係づくりに関心を持つ。
2社目:HR Techスタートアップ(共同創業)
知人のエンジニアと2名でHR Techプロダクトの立ち上げに挑戦。採用・設計・運営まですべてをハンズオンで推進するも、事業としては早期に撤退。
3社目:株式会社ハッカズーク
2020年に入社。当時は代表を含め4名の小規模体制で、西新宿のマンションをオフィスとしていた。設立当初からの中核事業であるアルムナイ事業に従事し、現在は執行役員 アルムナイカンパニー CEOとして事業全体を統括。さらに、2025年創設のカンパニー横断セールス&マーケティングチーム責任者を兼任し、全社の成長戦略をリードしている。
誰も挑んでこなかった「退職後の世界」へ
既存の“正解”がない領域で、新しい市場を生み出す。アルムナイ事業がいかにして立ち上がり、實重氏がそこにどのような想いを注いできたのか。
懐疑的な視線が多かった黎明期から、日本を代表する企業を巻き込むまでの「リアルな挑戦の軌跡」を紐解いていきます。
―ハッカズークのアルムナイ事業とは
アルムナイ事業とは、企業が社員の退職後も繋がりを持ち、様々な関係性に発展させる取り組みを支援する事業です。日本を代表する大手企業をターゲットに、アルムナイ施策に最適なSaaSとコンサルティング、運用支援をパッケージで提供しています。
この事業の特徴は2つあります。1つ目はカルチャー変革を伴うこと。歴史ある企業は、終身雇用を前提に退職者を裏切り者と捉えがちですが、アルムナイ施策はこの価値観を根本から変える挑戦です。
2つ目は、ほとんどの企業にとって初めて取り組む分野であることです。既存のSaaSが業務効率化を目的とするのに対し、アルムナイ事業は「そもそも何のために取り組むのか」という設計段階から伴走する点が大きな特徴です。
―事業成長のターニングポイント
2020年、入社した当時も、退職者は裏切り者というカルチャーが根強く、事業の話をしても95%は懐疑的でした。
そんな中、トヨタ自動車や三菱UFJ銀行などの大手企業にサービスを導入いただき、クライアントの取り組みが日経新聞の一面を飾ることもありました。懐疑的だった人々も次第に興味を持ち直し、日本の人事の在り方を変えているという実感を得ることが多かったです。
※一番右:アルムナイカンパニーCEO 實重
文化を変える現場の最前線で
私たちが取り組んでいるのは、「アルムナイ」というまだ形のない市場。ニーズをゼロから顕在化させるプロセスは、まさに挑戦の連続です。既存の枠組みにはない領域を、彼らはどのように切り拓いているのでしょうか。
レイン(LeIN)との合併を経て、ハッカズーク アルムナイカンパニーは現在、変革の舞台をさらに加速させようとしています。
―現在のハッカズーク アルムナイカンパニーの役割とは
企業におけるアルムナイの価値は非常に大きく、強力な社外の人的資本として不可欠になると信じています。一方で、企業にとってアルムナイ施策は、足りないスキルやナレッジ、リソースを補う手段の一つに過ぎません。
だからこそ、アルムナイ施策を広げるためには、大手企業が何に困っていて、どんな成果を目指しているのかを正確に理解することが重要です。レインは、企業のさまざまな課題に合わせて解決策を提案・デリバリーしてきた実績があり、この経験が大きなシナジーを生んでいます。
グループとして提供できるサービスが増えることで、企業が抱える課題の幅も広がり、その結果アルムナイを手段として活用する企業も増えていくのです。
―アルムナイカンパニーならではの強みとベンチマーク
アルムナイという言葉が広がる中、同領域のサービスも増えてきました。しかし他社の多くは、再入社に興味を持つアルムナイを見つけ、採用につなげることに重点を置いています。
ハッカズークは採用に留まらず、アルムナイを業務委託や営業先・協業先として活用するなど、幅広い価値創出を目指しています。また、アルムナイ施策の前提となる退職プロセス(オフボーディング)の改善にも取り組んでおり、専門コンサルティングと専用SaaSを組み合わせて広い領域をサポートできることが大きな強みです。
ベンチマークとしては、従業員エンゲージメント領域など、かつては知られていなかった分野から市場に参入し、現在では定着した人事サービスやコンセプトを参考にしています。アルムナイも同じように、社会に定着させることが可能だと考えています。
―クライアントからの評価と長期的な関係性
ハッカズークでは、クライアントを支援する社員を「アルムナイ・リレーションシップ・パートナー(ARP)」と呼んでいます。ARPは、クライアント企業のカルチャーを変えるパートナーとして高く評価されることが多くあります。
日系大手企業を中心とした大規模組織では、人事が変革を考えてもすぐには実現できません。そんな中で、ARPは変革をどう実現するか、考え方を現場に浸透させる方法まで主体的に提案するスタイルを大切にしており、その姿勢が評価につながっています。
ーアルムナイカンパニーのカルチャーと価値観
現時点で明確なValueは定めていません。事業の状況や方向性が変わりやすいため、必要とされる価値観も変化すると考え、あえて固定していません。
しかし、組織に浸透しているカルチャーや、社員一人ひとりが大切にしている行動指針はあります。例えば、オープンなコミュニケーションです。陰で批判するのではなく、フィードバックは直接オープンに伝えることを重視しています。また、アルムナイというまだ正解のない領域を扱うからこそ、「どうすると良さそうか?」「どうしたいのか?」という意思を持って考え、試すカルチャーも特徴です。
今はどんなバリューを持つ組織にするかを模索するフェーズでもあり、その過程に面白さを感じる方にはぜひ加わってほしいと思っています。
アルムナイを「当たり前」にする社会へ
「日本における人事の歴史を変える挑戦ができるスタートアップは、そう多くはないでしょう」──これは、これからジョインするメンバーに向けた實重からの率直なメッセージです。アルムナイを当たり前の存在にするための挑戦は、まさにこれから始まろうとしているフェーズです。
―今後の展望とこれからの3年間
これまでアルムナイの取り組みは、主にトップカンパニーを中心に広がってきました。しかし次の3年間では、アルムナイ施策が社会にとってより当たり前になっていく必要があります。そのためには、企業がアルムナイを合理的な人的資本として投資すべき対象だと認識することが不可欠です。そうなることで、施策に取り組む企業の裾野が広がり、1社あたりの投資額も増えていきます。
その実現に向けて、現在取り組んでいるクライアントで多様な成果を創出し、事例を積み上げることが重要です。ハッカズークでは、プラン設計や体制の変更を進めながら、アルムナイを軸とした新しいビジネスモデルの展開も検討中ですが、詳細はまだ秘密です!(笑)
―参画するメンバーのやりがいと成長
アルムナイ施策を通じて「世の中を変えている実感」を、これからジョインするメンバーにも感じてもらえると思っています。企業にとってはアルムナイを資産として捉え、個人にとっては在籍していた企業とのつながりを大切にする──こうした価値観を、日本において当たり前にしていくことがアルムナイカンパニーの挑戦です。
企業と個人双方にとってより良い社会をつくる取り組みに参加できること自体が、大きなやりがいにつながります。
―最後に、アルムナイカンパニーに関心を持っている方へのメッセージをお願いします。
これまで入社したメンバーで、入社前にアルムナイ事業に携わったことがあった人はいません。そういう意味では全員が未経験入社であると言えます。我々が期待しているのは、表面的に活かせる経験ではなく、多様な経験やスキル、知識を持ち込み、まだ正解のない領域で仮説を立て、検証する挑戦をしてくれることです。
アルムナイの領域は発展途上で課題も多いですが、その分チャンスも豊富です。少しでも興味を持った方は、ぜひ一度カジュアルに話してみてほしいです!
終わりに
ハッカズークの挑戦は、まだ始まったばかりです。
私たちが目指すのは、アルムナイという概念を社会の“当たり前”にすること。
それは、一人ひとりの挑戦が積み重なって初めて実現できる、大きな変化です。
あなたの経験や想いが、この変化の中で新しい価値を生み出すかもしれません。
少しでも興味を持っていただいた方は、まずはカジュアル面談を通じてお話しませんか?
私たちと一緒に、“別れを資産に変える社会”をつくる仲間を待っています!