ソニーグループで33年のキャリアを積んだ後に、グルーブシンクでマネジメントを担う青木さんに、これまでのキャリア、グルーブシンクへの転職の理由、そしてこれからの展望について伺いました。
プロフィール: Sony Music Communications、Sony Music Entertainment在籍時にTVCM契約やレーベル販促を担当。Sony Interactive Entertainment在籍時には、PlayStationの立ち上げからPS5までのマーケティングに従事。CESA・JeSU委員としてeスポーツ黎明期の制度整備やプロリーグ立ち上げにも携わる。現在はgroovesyncのGeneral Manager。
目次
ソニーグループで築いた33年のキャリア
――まず、これまでのキャリアについて教えてください。
――特に印象に残っている仕事は何ですか?
――コミュニティを意識した具体的な取り組みはありましたか?
グルーブシンクとの出会い
――グルーブシンクとの出会いを教えてください。
ソニーグループからグルーブシンクへ──転職を決意した理由
――長年勤めたソニーを離れた理由は?
ゼネラルマネージャーとしての役割
――現在、どんな役割を担われていますか?
――入社当初、どんな課題に取り組まれましたか?
グルーブシンクで得られる成長機会
――グルーブシンクにおいて、成長の機会はどう創出できると考えていますか?
――最近では海外の案件にも積極的に取り組んでいます。
どんな人に向いている職場か
――グルーブシンクに向いている人材像を教えてください。
――今後の目標は?
ソニーグループで築いた33年のキャリア
――まず、これまでのキャリアについて教えてください。
ソニー・ミュージックエンタテインメント、ソニー・コンピューターエンタテインメント、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)で合わせて33年間、プロモーションやマーケティングに携わってきました。学生時代から「宣伝・PRの仕事がしたい」と周囲に話していたくらいで、夢を実現できた33年間はとても幸せでしたね。
――特に印象に残っている仕事は何ですか?
SIE後半のキャリアでは、東京ゲームショウ(TGS)やPlayStation祭、PlayStationAwardsなどのイベントの責任者を務めました。当時は、いかにリアルイベントでの熱量を広げられるかが大きなテーマでした。
たとえば、TGS会場の様子を生配信したり、SNSでリアルタイムに参加者の反応を拾ったり、今では当たり前になった手法を模索していました。まだニコニコ動画やmixiが主流の時代で、リアルイベントとデジタルを組み合わせた「コミュニティマーケティング」をいち早く実践できたのは、大きな経験でしたね。
――コミュニティを意識した具体的な取り組みはありましたか?
青木:それらの業務と並行しながら「ゲームコンテンツごとにいるゲームプレイが飛び抜けて上手いユーザーをヒーローとして可視化していったら面白いよね」という取り組みを、通常のイベント業務と別に始めていたんですね。この発想は、その後のeスポーツにもつながる重要な考え方だったと思います。
グルーブシンクとの出会い
――グルーブシンクとの出会いを教えてください。
2014年、Red Bull 5GにPlayStationとして協賛したときです。FINALSの会場で松井さんが設置したモニターを見て、正直「なんでこんなに小さいんだ?」と思いました(笑)。PR目的なら大画面が普通ですからね。
でも松井さんが「FPSでは全体を見渡せる小さなモニターが主流です」と説明してくれて、ハッとしました。PR担当としての視点と、プレイヤーに最適な視点は必ずしも一致しない。そのことを強く意識させられた出来事でした。
ちょうど日本でも「eスポーツ」という言葉が少しずつ浸透し始めた頃で、私は観客が選手と一体となって歓声を上げるような大会を目指していました。ただ、プラットフォーマーとしてはブランドを守る責任があります。だからこそ、コミュニティの「お作法」を理解したパートナーが必要だったんです。
©Yusuke Kashiwazaki / Red Bull Content Pool
ソニーグループからグルーブシンクへ──転職を決意した理由
――長年勤めたソニーを離れた理由は?
コロナ禍でリアルイベントができなくなったことが大きいですね。早めにセカンドキャリアをスタートさせたいと考え、これまでの経験を活かせる環境を探していました。
ちょうどそのタイミングで、グルーブシンクがM&Aをきっかけに組織強化を進めていたころですね。松井さんとも「コミュニティを大事にする」という価値観が一致していましたし、自分がグルーブシンクにとって不足しているピースを埋める役割を果たせると感じたのがその理由です。
ゼネラルマネージャーとしての役割
――現在、どんな役割を担われていますか?
経営企画や戦略立案が中心です。特に意識しているのは、「中長期的なゴールを示す旗振り役」ですね。未来のあるべき姿をまずは設定し、そこからその未来像を実現するために現在へとさかのぼりながら物事を考え、みんなが同じ方向を向けるようにしています。
――入社当初、どんな課題に取り組まれましたか?
青木:最初に感じたのは「主体性の欠如」です。社長が仕事を取ってきて、それをオペレーションするだけでは、自分ごとになりにくい。そこで中間管理職を育成し、課長が現場スタッフの相談役になる仕組みを整えました。
結果、若手がイベント営業を行ったり、スポンサー獲得に向けて行動するようになりました。最近では、自ら外部イベントに参加して新規案件を獲得する事例も出てきています。
グルーブシンクで得られる成長機会
――グルーブシンクにおいて、成長の機会はどう創出できると考えていますか?
この会社で、社員が成長できる、と考えるポイントは大きく2つあります。
1つ目は、パブリッシャーやメーカーと直接やり取りできることです。代理店経由だと自由度が限られますが、ここでは自分次第で企画を提案できます。
2つ目は、マニュアルやノウハウが整備されていること。イベント業界には「背中を見て覚えろ」という文化が根強いですが、ここでは自分で調べて解決できる仕組みがあります。結果として、若手が早く成長できます。
――最近では海外の案件にも積極的に取り組んでいます。
はい。海外案件が増えていますし、若いメンバーが海外のクライアントと一緒にお仕事をする機会も増えました。「世界を舞台に働きたい」という人にとって、大きなチャンスだと思います。
どんな人に向いている職場か
――グルーブシンクに向いている人材像を教えてください。
ゲームやコミュニティが好きで、自分から「やりたい」と手を挙げられる人ですね。プロジェクトマネジメントや事業開発に挑戦したいなら、今は絶好のタイミングです。
――今後の目標は?
2030年までにコミュニティマーケティング事業をグローバルに拡大し、株式上場を目指せるレベルの組織にしたいと思っています。大きな目標ですが、グルーブシンクなら実現できるのでは、と感じています。
「ゲームが好き」「イベントをつくることが好き」「コミュニティの熱量を信じたい」──そんな思いを持ったあなたと、一緒に次のチャレンジを形にしていきたいと思っています。
若手でも自ら手を挙げて挑戦できる環境、グローバル案件に関わるチャンス、成長を後押しする仕組みが、ここにはあります。
青木のように、大企業での経験を活かして次のステージを探している方も、
イベントやエンタメ業界に飛び込んでみたい若手の方も、ぜひ一度お話ししませんか?
私たちは、「やってみたい」を信じるあなたを待っています。