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【就活体験記】学生時代の経験が、社長の考えと重なっていた⁉ ~後編~

こんにちは。25年新卒入社予定の渡邊陽大です。

今回は前回に引き続き私の就活体験記~後編~です。

後編用の目次を記しておきますね。


【目次】

① 採用担当者からの質問(学生時代について)

② これ余談なんですけど ~ハンカチは常に持っておこう~

③ 採用担当者からの質問(就活生へのアドバイス)


〈 ① 採用担当者からの質問 〉

Q.渡邊さんの学生時代について教えてください。

これまでどのようなご経験(がんばったこと・印象に残っていること)をされてきたのでしょうか?


A.学生と飲食店を繋げる事業と求人サイトの2つを企画し運営した経験があります。

現在はインターンの傍ら、SNS運用とECサイトを運営しております。

まず印象に残っているエピソードとしては学生と飲食店を繋げる事業に関してです。

これは、大学の食堂の使いにくさをきっかけにしたものです。

私の大学の食堂の席数は少なく、学内で食事を取れなかったり、30分以上並ぶということは日常茶飯事でした。

一方で大学付近には個人経営の飲食店が多いものの、学生にはあまり知られていないようでした。

実際に20件ほどのお店に伺ってみたところ、やはり学生に来てほしいと思う店が多い事が判明しました。

そこで私は「ランチに困る学生」と「大学生を集客したい飲食店」、ここを繋げる事で双方が抱えている問題を解消できるのではと思い行動に移しました。

徹底的に調査と分析をした結果、ただ単に店を紹介するだけでは学生からすると魅力的ではない事が分かり、店舗にオリジナルメニューや学生特典を付けてもらう事にしました。

一方の店舗側のメリットとしては、デジタル面ではSNSを介し、アナログ面ではポスティングやゼミ、サークルへの紹介を通し集客数を増やしました。

結果として学生の飲食店への流入が増え、3日連続で学生だけでランチが品切れになった食堂なども出てきたようです。

ここで飲食店のオーナー様から感謝されたことがとても印象に残っています。

 次に、頑張った事の発端になるエピソードとしては求人サイトの運営があります。

これは既存の大手アルバイト媒体のエリア検索機能が使いにくく、エリアに絞った求人サイトを仲間を集め制作したといった経緯です。

活動初日に一年間のスケジュールを逆算した上で一週間単位で計画したのですが、ビジネスプランが甘すぎて挫折に終わりました。

ただこの失敗が私にとって成功する事より貴重な存在になります。

赤字になり事業を畳んだことで、何がいけなかったのか、何が足りなかったのか、何が良かったのかを明確に理解することができました。

「勝つための戦略」ももちろん大切ですが「負けないための戦略」も知っておかないと、事業は崩れていき赤字に終わると気がつきました。

この発見はのちに開始するECサイトやSNS運用にも生きました。

 そうして、少しは頑張れたであろうという結果がECサイトとSNS運用になります。

これは品質に特化したハムスターフード専門オンラインショップを立ち上げたということです。

ハムスターは犬猫に次いで国内で人気なペットにも関わらず、フードが少なく、その上品質の良い物は極端に少ないことが実情としてあります。

また、ハムスターは好き嫌いが激しい生き物なので、品質と食いつきの両方が良いフードを見つけるとなると、店頭で買うにしても何件も飛び回らないといけません。

オンラインで買うにしてもネットサーフィンに膨大な時間を費やしてしまいます。

そこで品質に特化したハムスターフードのオンラインショップならニーズがあるのではないかと思いつきました。

店頭などのアナログな立場だと、このような狭い市場を狙うことにはリスクが伴います。

ですがSNSで一定数のフォロワーを獲得したうえのオンライン販売なら、ニッチな分野の方が競合も少なく、負けにくいであろうと感じました。

一発ドカンとした勝ちを取りに大きな分野に飛び込むのでは無く、負けないために競合の少ない分野を敢えて狙い、その狭い分野で上位を取っていこうということです。

そのためSNSを伸ばすまではサイトは設置せず、一定数の集客ができるようになってからサイトを作り、確実に利益を出すといった方法にしていきました。

結果として毎日注文が入る程のECサイトを運営でき、今のところ赤字にはなっていません。

求人サイトでの赤字やSNS運用での数えきれないほどの失敗を通して、3年後には「ECサイト」といった形でそれなりのものに仕上げることができました。

この点は少しは頑張ったと言えるかもしれません。


(ECサイトを始めるきっかけになった、私が飼っていたハムスターの安達です。)


〈 ② これ余談なんですけど ~ハンカチは常に持っておこう~ 〉

ここまで付き合っていただいている皆さんも、読むのに疲れてきたと思うので、ここで私の面談時の余談を挟みたいと思います。短編小説のような感覚で息抜きがてらお楽しみください。


 私が無事に一次面接を通過し、迎えた面談当日。都内某所、気温は30度。猛暑日。

少しばかり早く最寄りの岩本町駅に到着した私は、どうにかして時間を潰そうと外に出た。

これが過ちだった。一度改札を出たからには外にいるしかない。交差点とセブンイレブンの間を15分間はうろついていた。

暑くないわけがない。額から滴る汗、荒くなる息。「早く室内に入りたい」そんな思いで時間を潰した。

なんとか面談時間まで持ちこたえ、会議室に案内していただいた。

体内に熱が籠ったまま、採用担当の方に「アイスブレイクから始めましょうか」と言っていただき、面談が始まった。と同時に、額から汗が滴り、目の中に入る。痛い。汗をかき過ぎている。恥ずかしすぎて変な緊張もしてきた。

「汗がバレたくない」という絶対に不必要な緊張感だ。一方の採用担当の方は、私が面談に対して緊張していると汲み取ってくれたようだった。気を遣って私の趣味などを聞いてくださる。

実際には汗に対する緊張であるのに気を遣わせてしまって申し訳ない気持ちだ。

しかし、私の汗は余程すごかったようである。

見るからに採用担当者の口角が上がっていっている。恐らく3回は笑いを堪えたのではなかろうか。笑いを我慢させてしまっている。結局5分も経たないうちに、お水、おしぼり、ティッシュを大量に頂いた。

これを機にハンカチは常時持ち歩くようにしようと自分の心に誓った。

その後の社長面接の日は大雨だった。傘をさしていても濡れてしまうほどの大雨だ。スーツはそれなりに濡れる。

でも大丈夫。私にはハンカチがある。

水滴を拭き取り万全な状態で挑めた。

就活生の皆さんもハンカチは持ち歩きましょう。

以上、余談でした。


〈 ③ 採用担当者からの質問(就活生へのアドバイス)〉

Q. 就活生へアドバイスをお願いします

A.ポジティブ思考を忘れずにいることが大切だと思います。

面接を通して「上手くできなかった」「落ちているかも」などネガティブな感情は就活生の大半が抱いてしまうことだと思います。

しかし、終えたことは良くも悪くも変えることはできません。「ここまでやりきったのだから大丈夫」というポジティブな気持ちを持つことが一番大切だと思います。

仮に良い結果が得られなかったとしても、「私を落とすなんてもったいない!」という思考でいましょう。失敗なんて数年後には飲み屋でのネタになります。

ですので、自分に自信を持って「ここまでやりきったのだから大丈夫」という気持ちを忘れないでいてほしいです。

現在就活中の皆さんや、これから就活が控えている皆さんも、思い通りにいかず苦しいときはあるとは思いますが、自信を持って挑んでいただきたいです。


前編・後編と二部構成にわたって綴ってきましたが、最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。



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