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WEB商談でオタオタして改めて気づいた話

私はぎりぎりポケベルにかぶらない世代。中学生ぐらいの時に、PHSが大流行しました。何に使うわけでもなくただ持ってるのが嬉しくて、無駄に友達と電話して通話料金が月30,000円越え!親に死ぬほど怒られた!なんてことも・・・同じ世代の皆さんなら身に覚えの1つや2つあるんじゃないでしょうか。そして高校生の頃には、いよいよ携帯電話が普及。あっという間に256色のカラー液晶になり、カメラが付き、TVが見れるようになったと思ったら、iPhone誕生!スマホにアプリにWi-Fiに5G・・・テクノロジーの進歩はこの20年で爆発的に進んでいます。(ちなみにその間、ゲームボーイもカラー液晶化しましたよね。ワンダースワンが出たのもこの頃。CDからMDの時代になったのも同時期。)

そして、現代。コロナウィルスの流行に伴い、人と直接会う事がリスクとされ、各種会議や面談が一気にウェブ上で実施されるようになりました。働いている職種や業界によって、そういったものに接する機会は大きく異なると思いますが、ほんとにあっという間に広く普及したように思います。正にニュースタンダード。面接をウェブ上でやるようになるなんて、飲み会をPCの画面越しにやるようになるなんて、一体誰が想像したでしょうか!ちなみに我が社は世界初PC越しに新年の書初め大会を実施した会社です。(たぶん)

さて、長々と書きましたが何が言いたかったかというと、こういった技術の進歩に追いついていけない人々がいつどの時代にも少なからず存在するということ。そして残念な事に筆者自身もだんだんと「追いつけていない人と化し始めた」という事実に気づいたということです。

これまで他の記事で書いてきました通り、私は昨年10月にゲットイットに転職してきました。それまでは、BtoCの業界におり、接客は対面が当たり前。ウェブ商談?・・なんやそれ。ぐらいにしか思っていなかったわけです。そんな中、10月に入社して、営業に配属されるまでの研修期間3か月。もう嫌というほどウェブ会議に参加してきたわけです。

まず第一に慣れなきゃならなかったのが、画面の隅に自分が写っている問題。うわぁ変な髪形になってる・・とか、ちょっと太ったかな・・とか。もう会議とかよりそっちが気になっちゃう。しゃべってる自分の姿を見ちゃう!(ちょっとカッコつけちゃう)「これじゃいかん。会議の内容が頭に入ってこない。」と思い、自分の姿を映さない設定にすることにより、この問題は解決しました。

次に問題になったのが、他の人がしゃべってるところでどうやって話に加わるか問題。「参加するからには発言を」という暗黙のルールが存在すると思うのですが、うまい人はいいタイミングでスッと発言して何の違和感もなく会話が続いていく。私は、1対1とか1対2,3ぐらいまでなら別に全然平気なのですが、10人とかそれ以上になってしまうと、もうどのタイミングでしゃべればいいのかわからなくなってしまうのです。頭の中で考えてると、同じことを先に他の人に言われちゃったり・・思いっきり発言かぶったり。なんかこう・・何がと言われると難しいのですが、とにかくウェブ会議ってムズカシイ。これはもう慣れるしかない。とにかく徐々に改善中・・。

とまぁ、いろいろといじりながら突然画面から消えてみたり、しゃべってると思ったらマイクオフになってたり、気づいたら顔半分しか映ってなかったり、突然2歳の娘が部屋に乱入してきたり、いろいろな苦難を乗り越えてようやく人並みにウェブ会議に参加できるようになりました。

そして、営業マンとして初めて、お客様とウェブ商談にトライすることになったのです。

お客様指定のウェブ会議ツールはスカイプのLync。普段は他のツールを使っているのですが、「あぁ、スカイプね。ま、有名だし使い方なんてどれも同じやろ」ぐらいにしか思っていませんでした。念の為、事前にネットで使い方とかを動画で確認し、よしこれで一安心。あと資料を事前に準備して・・遅刻だけはしないようにしなきゃ。初めての機会ということもあり、遅くまで資料作成に励み、事前に先輩方にロープレしてもらったり、自分なりに万全の準備をして臨んだわけです。

そして当日。お客様から送られてきたリンクを踏んで会議に参加!お、繋がった!あれ?自分映ってる?緊張が走ります。どうやら相手には自分は映っているらしいが、自分がしゃべるとハウリングがすごい。いっこく堂さんの「あれ?声が遅れてくるよ」状態です。これは自分だけか?と思ったら、相手の方からも「ハウリングがすごい」とのご指摘。頭が一瞬で真っ白になります。頭が真っ白になった状態だと、人間は面白い行動に出るものです。なぜか必死でイヤホンを抜いたりさしたりしていました。その間、同席していただいた先輩が、間を持たせるために華麗な雑談が進行。なんとか復旧し、プレゼン資料を共有するところまで漕ぎつけました。が、またしてもここで問題が。どうやら自分の画面に表示されているすべてのウィンドウが共有されてしまうらしい!これまで資料を作ったりで広げまくってたウィンドウが共有されてしまっている為、お客様からも「読みたいウィンドウが小さくて読めない」とのご指摘。頭が真っ白すぎて、何をやったか覚えていませんが、すごい速さでウィンドウを消しまくった気がします。

そんなドタバタもありましたが、何とか無事にプレゼンも完了し、お客様からも「話が聞けて良かった」と言っていただけました・・。

とまぁ、技術の進歩に今一歩追いつけていないおじさんの面白おかしい失敗談でしたが、実はポイントになる部分がありまして。それは何かというと、「何故、お客様は話が聞けて良かったと言ってくれたか」という点です。

決していいプレゼンではなかったと思います。奇麗じゃなかったし、流暢じゃなかった。おそらく無駄な部分も多かったし、聞き苦しい部分も多々あったはず(ハウリングしてたしね)それでも「話が聞けて良かった」と言って頂けた理由。それは別にお世辞でもなんでもなくて、ゲットイットの展開しているサービスが、「世間のニーズに合致しているから」だと思うのです。必要とされてないものを、言葉巧みに買わせるとか納得させるとか、そういう変な努力は必要ないのです。「水をくれ」といっている人に、「いやこの羽毛布団が軽くて寝心地が良くてですね・・」なんて話は必要ないわけです。「水をくれ」と言っている人に「うちは麦茶しか扱ってないから無理です」なんて言う必要も無いのです。

「水をくれ」という人にどうやって水を届けるか。なぜ水が必要なのか。どれくらい必要なのか。他にも必要としている人がいるのか?いるならコップ1杯の水じゃ足りない。なら井戸を掘ろう・・・これがゲットイットのサービスの本質だと思います。ITハードウェア業界のバットマン。スーパーマンだと思うのです。

話が逸れましたが、初めてのウェブ商談で「ゲットイットに対するニーズの高さ」を改めて感じたましたし、世間のニーズに寄り添うサービスを展開しているんだなぁと実感した・・そんな話でした。

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