RECRUIT | 株式会社Gab|Gab Inc.
「ありがとう量の最大化」を一緒に実現しませんか?Gabは、心の底からの貢献感を求める方、人類から「ありがとう」と言われる仕事を本気で目指す方と共に働きたいと考えています。あなたの情熱と行動が、社会課題をユニークに解き、未来の感謝をつくります。
https://www.gab.tokyo/recruit/
こんにちは。清走中事業部長の山内結斗です!
私の投稿では、清走中の価値や背景、事業を進める上で見えてきたインサイトなどを、事業部長の視点からお伝えしていきます。
初回となる今回は、私たちがこの事業で大切にしている考え方について話します!
ぜひ最後までご覧ください。
「清走中」は、“ゴミ拾い”と“ゲーム”を組み合わせた、全く新しいエンタメ型環境イベントです。
ゲームエリア内で拾ったゴミは、量や種類に応じて「Gommy(ゴミー)」と呼ばれる独自のポイントに換算されます。
さらに、ゴミ拾い中にスマートフォンへ届くミッションをクリアすると、追加のGommyを獲得することも可能です。
参加者はチームを組み、より多くのゴミを集め、ミッションを達成して得点を競い合います。
上位チームには豪華景品も贈呈され、“宝探し”のようなワクワク感の中で、誰もが夢中になって社会課題と向き合える仕組みとなっています。
Z・α世代を中心に全国各地で反響を呼び、“楽しさ”を入口とした、誰もが自然と参加したくなる仕組みが、多くの人を巻き込み、地域課題の解決に向けた“きっかけ”を生み出しています。
※「清走中」は、株式会社フジテレビジョンおよび「逃走中」制作チームの正式な許諾を受け、株式会社Gabが責任を持って運営しています。
「清走中」はこれまで、全国30地域以上で開催され、6,000人を超える方々が参加し、累計で3トンを超えるゴミを回収してきました。自治体や企業と連携しながら開催を重ねる中で、私は一つの確信を持つようになりました。
それは――「正しさ」だけでは人は動かないということです。
環境問題やゴミ問題の解決について語られるとき、どうしても“正しいことだからやろう”というアプローチが中心になりがちです。もちろんそれも大切な考え方ですが、実際それだけでは人の行動が広がらないことも多いと感じます。
私自身、この事業を通じて、「正しさ」ではなく「楽しさ」こそが人を動かす力になると何度も実感してきました。
私たちが大切にしているのは、真面目に伝えるだけではなく、心が動く仕掛けをつくることです。
日本はエンタメが豊かな国だからこそ、それに匹敵するほど魅力的な体験でなければ、人はなかなか動きません。「清走中」は、まさにその考え方のもとに生まれました。
たとえば清走中の参加者たちは、「ゴミ拾いをしよう」と思って参加しているのではなく、“ゲームイベントを楽しむつもり”で会場にやってきます。ところが実際には、夢中でミッションに挑むうちに、いつの間にかゴミを拾っている。こうした自然な流れの中での体験こそが、清走中の本質です。
さらに行動が変われば意識も変わると考えています。一度でもゴミを拾った経験があれば、日常の中でも街のゴミに自然と気づけるようになる。
この「体験から意識が変わる順序」を大切にすることが、清走中の根幹にあります。
こうした思想を背景に「清走中」これまでの展開を通じ、単なるゴミ拾いイベントではなく、人の行動や社会の関わり方そのものを変える新しい価値を提供する取り組みへと発展してきました。今回は、私がこれまでの開催を通じて得られた大きな社会的価値を5つ紹介します。
拾ったゴミがポイントやアイテムに変わることにより、ゴミ拾いが宝探しのような体験へと変わります。楽しく夢中にゲームをしていたら、いつの間にか街からゴミが消え、自然と社会貢献ができていたという体験設計となっています。そしてゴミを拾ったという行動変容から意識も変わり、日常でも街のゴミに気づくようになります。
清走中は参加者の6割ほどが、将来を担うZ・α世代で、高いコンテンツ力で圧倒的な集客力を誇ります。また「清走中に参加したいという子どもの意思」が、周りの大人をも動かし、従来の環境活動では届きにくかった無関心層や非認知層への接点を生みます。社会課題への興味や共感の“起爆剤”としても大きな効果があります。
ミッション内容は開催に合わせてアレンジを行い、地域固有の課題や主催者の想いを反映した設計が可能です。多くの地域住民が集まる場で、ミッションを通じて、自治体や企業の取り組みやメッセージを自然に伝えることができます。また、参加者はミッションを攻略する過程で、自ら情報を集め、考え、行動します。こうしたプロセスが、地域課題の理解や解決へとつながる具体的なアクションを生み出し、“受け身ではない能動的な体験”をつくり出します。
競争や協力といったゲーム要素を通じて、参加者同士や地域内に自然な会話と協働が生まれます。企業・自治体・住民が“共に動く”土壌をつくり、地域コミュニティの関係性が深まります。
また、イベントの企画から運営までのプロセスを通じて、主催団体内のエンゲージメント向上だけでなく、自治体や参加者との信頼関係の構築や地域社会への貢献にもつながります。単なるイベントにとどまらず、地域との持続的な関係性を築く起点となります。
「清走中」は、開催の目的や予算規模、開催主体の状況に応じて柔軟に設計できる仕組みを備えています。行政予算での実施やCSR・地域貢献予算の活用、ふるさと納税スキームへの対応、さらには「清走中キット」による小規模展開まで、多様な形態にフィットする再現性の高さが特長です。
こうした仕組みによって、初めての主催者でも導入しやすく、地域や組織の状況に合わせた最適なイベント設計が可能になります。
「清走中」は、自治体・企業・学校など多様な主体と連携し、さまざまな形で全国へと広がっています。ご要望や地域の状況に応じて開催モデルを柔軟に設計できる点も、大きな特徴のひとつです。
地域課題をテーマに開催し、楽しみながら意識と行動の変化を促進します。
・地域住民の環境活動の推進(例:大阪府 寝屋川流域)
・ふるさと納税を活用した開催(例:群馬県 沼田市)
ミッションを通じて企業の取り組みを自然に伝えることができ、CSRやブランド価値の向上にもつながります。
・大手企業との全国展開(例:株式会社セブン-イレブン・ジャパン)
スポンサーを募って地域全体でイベントをつくり上げる共創型モデルも広がっています。
・地方テレビ局との共同開催(例:株式会社テレビ新広島)
地域団体・学校・NPO・企業などが手軽に導入できる「清走中キット」により、短期間・低コストで開催も可能です。教育現場でのSDGs教育から、企業のチームビルディング、社内研修まで、活用の幅が広がっています。
“正しさ”が先行した意識の高い活動ではなく、“楽しさ”を入口として“正しさ”を学び、行動につなげていくこと。
それこそが、人々を自然に動かす原動力だと考えています。
この理念に基づき、私は「清走中」をさらに社会へ浸透させ、「ゴミ拾い=ボランティア、意識が高い人がする活動」という固定観念を少しずつ変えていきたいと考えています。
そして、ゴミ拾いが“遊び”のように親しまれ、結果としてポイ捨てが自然と減っていく――そんな社会の仕組みをつくることを目指しています!
これまでの取り組みを通じて、参加者が夢中になって行動し、結果として社会課題に自然と向き合える仕組みを築いてきました。
私たちの強みは、「遊び心」と「本気の熱量」です!
イベントの企画設計から演出はもちろん、今後は新規プロダクト開発やIP展開といった領域にも踏み込み、「楽しさ」を軸にあらゆる戦略と仕掛けを広げていきます!
この先も多様なパートナーと共に挑戦を重ねながら、「楽しさ」から広がる社会課題解決の新しい形を、さらに進化させていきます!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
株式会社Gabでは、「清走中」の運営メンバーをはじめ、全社的に新しい仲間を積極的に募集しています。
環境問題を中心としたさまざまな社会課題に対して、ユニークなアプローチで共に挑み、解決していく――そんな難題を面白がって取り組める方をお待ちしています。
私たちと一緒に、新しい社会のかたちをつくっていきませんか?
ご応募を心よりお待ちしています。
▼採用サイト