本記事は、2023年9月22日(金)に、船井総研ホールディングスよりプレスリリースにて発表された、船井総合研究所及び、船井総研デジタル、船井総研ITソリューションズの統合の件についてご説明いたします。
ー新たな「船井総合研究所」への進化ー
船井総研デジタルは、船井総研ITソリューションズと共に、船井総合研究所へ統合し、<デジタル×総合経営コンサルティング>として新しい領域を切り開きます。
2014年、船井総合研究所より、船井総研コーポレートリレーションズとして分社した当社ですが、今回の統合により、一見すると分社前の元々の会社に戻ったように見えます。
しかし、これは単なる“戻り”ではなく、我々は、新しい「船井総合研究所」としてスタートいたします。
ーこれまでの背景<DXコンサルティングの加速>ー
船井総研デジタルの発足時、大きなミッションはグループのDXコンサルティングの加速でした。
元々、船井総合研究所では、主にマーケティングでの即時売上アップのコンサルティングと、デジタルマーケティング領域への進化を進めてきました。
一方で、コンサルティングの延長線上にあったデジタル推進として、システム開発やアプリ開発といったITエンジニアリングの領域までは踏み込めていなかったという経緯があります。
そこで、船井総研デジタルを作り、グループ内のエンジニア数を増やすことによって、デジタルマーケティングに留まらない、DXコンサルティングを加速させることを目指しました。
ー船井総研デジタル発足から統合に至るまで<エンジニアのケイパビリティ拡充と統合シナジー>ー
船井総研デジタルは、エンジニア数が40名から100名へと組織拡大し、システム開発やAI活用を行うITエンジニアのケイパビリティが大きく拡大しました。
また、船井総合研究所でも、Zohoを中心としたDXコンサルティングが非常に伸びており、ノーコード・ローコードでのMA・SFA・CRM構築だけでなく、外部システムとのAPI連携やDWH(データウェアハウス)を外部に持つようなアーキテクチャでのシステム構築・開発の案件も急増することとなりました。
我々の想像以上に、船井総研デジタルの成長スピードは速く、事業は拡大していきました。
そこで、船井総合研究所のDXコンサルティングのさらなる加速と、船井総研デジタルのエンジニアリングのケイパビリティを合わせることで、中期経営計画でビジョンとして掲げている「中堅中小企業を中心としたデジタル×総合経営コンサルティンググループ」を達成するための大きなエンジンとなるべく、今回の統合に至りました。
また、エンジニア領域に限らず、さまざまな統合シナジーを見込んでいます。
<統合による具体的なシナジー>
マーケティングDXを行うSPX事業では、船井総合研究所のデジタルマーケティングコンサルティングと一体となって推進することで、Web広告運用やWebサイト制作、インサイドセールス代行などの受注拡大が見込めます。
バックオフィスコンサルティングを行うITコンサルティング事業では、船井総合研究所の中堅・大手向けコンサルタントと連動することで、「中堅企業化(100億企業化)コンサルティング」に連動した、ミドルオフィス~バックオフィス体制の見直し・生産性アップという需要は、事実増加しております。
ー新オフィスと3社統合による新たなスタートー
来る2024年4月、東京オフィスが現・丸の内オフィスから、新・八重洲オフィスへと移転します。
この移転と同時に、3社統合も2024年4月1日を予定しています。
移転によって得られる効果を、3社統合することで、より拡大させることを目指しています。
船井総研デジタルの一部のメンバーは、分社した10年を経て、船井総合研究所へリターンするメンバーもいますが、グループ全体としては、グループパーパスである「サステナグロースカンパニーをもっと。」という大きな目的に向けて、進んでいます。
最後に、冒頭にお伝えした通り、私たちは新しい「船井総合研究所」として、より多くの企業に貢献し、これからも皆様と共に歩んで参りますので、今後とも何とぞ変わらぬご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。