美祢市(山口県)|株式会社FoundingBase
美祢市とは? 日本最大級のカルスト台地「秋吉台」を有し、山口県の中山間地に位置する美祢市には現在約23,000人の人々が暮らしています。市全域がMine秋吉台ジオパークとして日本ジオパークに認定されており、名水百選に選ばれている別府弁天池や、日本最大級の大きさを誇る秋芳洞など、自然資源が豊かなことが特徴です。 ...
https://foundingbase.jp/n/nbc5046a09228
山口県の美祢市で、中学生を対象にした”塾だけど塾じゃない”公設塾「mineto」が、2021年10月に無事に開塾を迎えることができました!
minetoでは、FoundingBaseが掲げる3つのトビラを拓くサポートを実施していきます。
minetoの3つのトビラ
① 好奇心のトビラ:テーマ授業、人生の達人に会おう
② 挑戦のトビラ:地域にある課題解決学習、フミダス!プロジェクト
③ 知のトビラ:個別学習、スキルアップゼミ
今年8月に保護者説明会と体験入塾会を開催しました。大勢の生徒たちとその保護者の方々にお越しいただき、minetoについてご説明をさせていただきました!
開塾から2ヶ月が経過しましたので、今回はその2ヶ月間の様子をお届けします!
10月9日にオープニングセレモニーを実施しました!
コロナ禍で延期になってしまったオープニングセレモニーですが、晴天の秋空の下、大勢の来賓の方々に見守られ、無事にセレモニーを開催することができました。セレモニーの最後にはminetoの生徒と一緒に考えたロゴのお披露目会もありました。代表でロゴのプレゼンテーターを務めたのは立候補で集まった5名の生徒です。
ロゴには大きく2つの想いが込められています。その想いを代表者の5名は以下のように伝えてくれました。
1つ目は 「光差す青空のようにわくわくする未来をつくりたい」という想いです。
最初の一歩を踏み出した瞬間は不安な気持ちもありますが、挑戦していく中で少しずつ明るい未来が広がってきます。そんな様子を、光が差し込んでいる青空に例えました。
私はminetoに通うことを通じて自分の知識を増やしたいです。minetoでの様々な活動を通じてたくさん学び、たくさん新しい世界に出会いたいです。それが私の挑戦です。
2つ目は「minetoという場所がみんなの挑戦にスポットライトが当たる場所でありたい」という想いです。
僕たちはそれぞれの良さを持っています。それを生かし、更なる挑戦を続ける中で、全員の挑戦にスポットライトが当たって欲しいと思っています。
また、誰かが挑戦しようとしている時、あたたかく励ましたり応援したりしたいと思っています。そんな想いがこの光に込められています。
minetoでは、毎週水曜日に「好奇心のトビラ」授業を実施しています。
好奇心のトビラは、「もっと知りたい!」という意欲や「こんな生き方をしたい!」というワクワク感を大切に、自分の未来を描いていくことを目的としたプログラムです。
具体的には、
・テーマ授業:様々なテーマを扱った各テーマ3回の授業
・人生の達人に会おう:そのテーマに携わる「プロ」をお呼びしての授業
の計4回を1コンテンツとし、実施をしています。
10月は、「宇宙」をテーマに計4回の授業を行いました。第2回目となる10月13日には、宇宙の「プロ」、宇部市宇宙教育推進協議会の西村文音(もね)さんをお呼びし、特別授業をしていただきました!
独特の語り口で語られる果てしない宇宙の世界に、ぐいぐい惹き込まれる生徒たち。中でも一番盛り上がったのは「天体望遠鏡で星をみよう!」の時間です。もねさんに望遠鏡を持ってきていただいたのですが、高校生の時に自分でお金貯めて買ったという天体望遠鏡、なんと300万円・・・!!その値段に仰天しながらも、一生に二度とない機会であろうこの望遠鏡をお借りして、生徒と一緒に夜空を観察しました。月の表面や土星の輪がくっきりと見え、生徒たちからは「すごい!!」と感嘆の声が挙がっていました。
11月には「地球」をテーマにした授業が始まっており、人生の達人枠では山口大学の教授に来ていただく予定です!これからも、様々な面白い世界や生き方と出会える場をたくさん作っていきます!
minetoでは、毎週土曜日の午後に「挑戦のトビラ」授業を実施しています。「挑戦のトビラ」授業は、今までの自分よりも一歩前に踏み出し、失敗をしてもまた挑戦をしたいと思う心を育むことを目的にしたプログラムです。
具体的には、
・地域にある課題解決学習:地域をフィールドに地域課題解決に挑戦する
・フミダス!プロジェクト:全国の公設塾との拠点横断プロジェクト
の2つを数ヶ月単位で実施していきます。
今年度の「挑戦のトビラ」授業 は、「観光マッププロジェクト」と題し、美祢市の魅力的な観光マップを新しく作成する授業を行っています。このプロジェクトは、日本航空株式会社(JAL)と美祢市観光協会 との協働プロジェクトです。初回授業では日本航空山口支店長にお越しいただき、このプロジェクトへの想いを語っていただきました。
10月は、美祢の街を改めて見つめ直すために、実際に街を歩いて写真を撮ったり、若者向けの3days美祢旅行プランを考えプレゼンしたりと、苦戦しながらも様々な活動を行いました。また、11月、12月にはインタビューの方法を学んだ後、実際に観光マップに載せる予定のゲストハウスやレストランなどにインタビューに訪れました!緊張しながらも、事前の授業で学んだことを活かして質問を考え、地域の方々から興味深いお話をたくさん聞くことができました。インタビューで聞いたお話を元に、美祢市の魅力が詰まった新たな観光マップを作っていきます!
現在minetoの教室となっている建物、実は以前は消防庁舎でした。そんな広くてポテンシャルに溢れている建物を「自分たちが学びやすいように内装しちゃおう!」ということで始まったのがこの内装プロジェクトです。
ただ単に内装を綺麗にするわけではなく、
「生徒が挑戦しやすい場所ってどんな場所だろう?」
「minetoにもっと通いたいと思ってもらえるような場所ってどんな場所なんだろう?」
という問いを掲げながら生徒と一緒に案出しから始めました。
また、minetoで内装をするという話を市民の方々にさせて頂いた時に、「手伝うよ!」と言ってくださった方々がおられました。minetoや生徒の挑戦を応援してくださる方々がおられることは本当にありがたいことです。実働の際に手をかけすぎるのではなく、「ここまでは力を貸すからここから先は一緒にやっていこう」という形で伴走もしてくださいました!
具体的には、
・階段アート
・フリースペースの創設
・スタッフやまちの方々の紹介ポスター作成
・壁のタイル貼り
など生徒から出てきた案をもとに、みんなで作業を進めていきました!
まちの方々が、minetoに足を運んで生徒に対峙してくださること、応援者になってくれることこそ「地域を好きな人を育む」ためのきっかけになると感じたプロジェクトになりました!
minetoでは、知のトビラとして個別学習の時間も設けています。
生徒たちは知のトビラの時間になると「自習室」という部屋で、持参した学習をそれぞれの勉強方法で進めていきます。特に10月〜11月は学校のテストが続き、生徒たちは自分の目標点数に向けてテスト勉強を頑張っていました。また、中学校3年生は受験勉強も佳境に入っており、そんな先輩の背中をみて自分たちも頑張ろうとしたり、志望校の話をしたりするなど後輩たちの刺激にもなっています。
そして、知のトビラの中でも生徒に人気なのが「スキルアップゼミ」の時間です。
勉強する上で誰しも、
「やってるはずなのに点数が上がらない!」
「どんな勉強方法が自分に合うのかわからない!」
という悩みを感じたことがあるのではないでしょうか。
そんな悩みを一緒に解決するのがこの時間です。11月は「答えをみる勉強法!?」をテーマにゼミを開講。生徒たちはきっと「答えは見てはダメです」と言われていることが多いはずです。ですが、答えの見方を変えれば、自分の力になる勉強法に変わります。生徒たちからは「方法をちゃんと知ることが大切だと思った」という声をいただきました。
11月にminetoのFacebook公式ページを開設しました!
どうしても学力の向上を目的にしていない分、結果や成果が見えにくくなるのも事実です。だからこそ生徒の小さな変化や活動の様子は定期的に発信していきたいと考えています。
Facebookで主に発信していく内容としては、
・minetoが目指したいもの(ミッション/運営側の想い)
・スタッフ紹介
・授業の様子や実施報告
などminetoの裏側の思いや具体的な活動内容を予定しています。
本格的な投稿は12月からになりますが、ぜひページへのいいね!と拡散をよろしくお願いします!
https://www.facebook.com/kousetsujuku.mineto
開塾から約2ヶ月が経ち、現在35名の生徒が通ってくれており、様々な方々に支えながら順調なスタートダッシュを切ることができています!しかし、全国的にも新しい取り組みにチャレンジしているため、スタッフ自身も日々試行錯誤しながら教室運営をしています。だからこそ、私たちが最終的に目指している『地域が好きな人を育む』というミッションを忘れずに、本気で生徒と向き合っていきたいと考えていきます!
今後ともminetoの応援をよろしくお願いします!