フェンリルの技術力は本物か? SES出身のインフラエンジニアが入社半年で得た「実感」 | フェンリル
こんにちは。2025年9月、フェンリルに入社した小林です。気付けばフェンリルに入って半年が経ちました。転職を考えていたとき、フェンリルのことを調べれば調べるほど「ここで働いてみたい」という気持ち...
https://www.wantedly.com/companies/fenrir/post_articles/1053835
こんにちは! フェンリルのインフラエンジニア、小林匠です。
2025年9月に入社してから早いもので10か月が経ち、すっかりフェンリルの一員として充実した日々を過ごしています。
<入社半年で書いた記事はこちら>
今回は、私にとって記念すべきうれしいご報告があり、この記事を執筆しました。
タイトルにもあるとおり、この度、AWS公式の表彰プログラムである「2026 Japan All AWS Certifications Engineers」に選出されました!
<2026 Japan All AWS Certifications Engineers の発表>
https://aws.amazon.com/jp/blogs/psa/2026-japan-all-aws-certifications-engineers/
異業種から未経験でIT業界に飛び込み、前職のSES企業で手探りでAWSの勉強を始めた私が、まさかこのようなタイトルをいただける日が来るとは、当時は想像もしていませんでした。
この記事では、私がAWS認定資格の全冠(全12種取得)を目指した動機から、転職活動を挟んだ怒涛の取得プロセス、モチベーションを維持するための独自の戦略まで、そのすべてを飾らずにお伝えします。
「AWSの勉強を始めたいけれど、何から手を付ければいいか分からない」「資格取得が実務やキャリアにどう役立つのか知りたい」
そんなふうに悩んでいるエンジニアの皆さんにとって、一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
今年のAWS Summit Japan会場内の撮影スポットの一つ
AWS Partner Network (APN) に参加している会社に所属し、指定されたクライテリア(基準)であるAWS認定資格をすべて保持している方を対象にした、公式の表彰プログラムです。(引用元:AWS JAPAN APN ブログ)
2026年現在の基準では、最新のAI系資格やデータ領域の資格を含む「全12種類」の認定資格をすべて有効期限内で保持していることが条件となります。技術の進化に合わせてアップデートされるすべての領域を網羅する必要があるため、一筋縄ではいかない挑戦でした。
私がAWSの資格取得を目指した理由は、前職のSES企業時代に抱えていた「焦りと好奇心」にあります。
IT業界に未経験で飛び込んだものの、当初の業務は定型的な検証や運用保守が中心でした。周囲にはAWSに詳しい先輩や有識者がおらず、技術的なステップアップやキャリアそのものの進路が見えない環境にいました。
「このままではエンジニアとして頭打ちになってしまうかも」という強い焦りがありました。
そんなとき、前職の社内研修カリキュラムを通じて最初に出合ったのが、AWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA)の学習でした。これが、私のエンジニア人生を大きく変えるきっかけとなります。
当時、実機を使ったハンズオン学習には「設定を間違えて、高額な課金が発生したらどうしよう……」という漠然とした恐怖心があり、なかなか踏み出せずにいました。しかし、資格取得のための座学であれば、体系的かつ安全にリスクなく全体像を学べるということを知りました。
実際に学び始めると、点と点だったITの基礎知識が線でつながり、IT技術そのものの概念理解が劇的に進む面白さに目覚めました。また、AWSの中にはまだまだ自分の知らないワクワクがたくさんあると興味を感じました。元々、気になることは徹底的に知り尽くしたい性分で、その道に進むならプロフェッショナルとしての意識を持つタイプです。
さらに、前職には資格取得時の報奨金制度があり、利用してみたいという現実的なモチベーションにもなりました。やるなら中途半端ではなくやり切ることを心の中で宣言し、私は「すべての資格を取りにいく!」という決意を固めました。
選出者発表の瞬間(小林は右から3列目にありました)
全冠を目指して突き進む中で、資格取得は私に多くの恩恵とキャリアの転機をもたらしてくれました。
前職のSES企業は、AWSのパートナー企業(APN)ではありませんでした。
当時は資格を保有していると、より難度が高く、良い経験ができるAWS案件にアサインされやすいという傾向があったため、まずは実務のチャンスをつかむために必死にインプットを重ねました。
しかし、次第により深くモダンな技術に挑戦できる環境へステップアップしたいという思いが強くなり、転職を意識するようになります。
その際、実務経験の浅さをカバーし、プロフェッショナルとしての確かな実力を証明するための強力な武器として選んだのが、「Japan All AWS Certifications Engineers(全冠)」という明確な目標でした。
それまでの私は、IT業界に限らず「これをやり遂げた」と胸を張って言えるような大きなタイトルや実績を持っていませんでした。だからこそ、短期間で集中して難度の高い資格を取得するプロセスそのものが、自らの自信を育てる強固な土台となっていきました。
資格を通じてAWSの幅広いサービスを知ることで、単に動かすだけでなく、どう設計するのがベストかというアーキテクチャへの関心がさらに強まり、エンジニアとしての視座が一段も二段も上がっていくのを実感しました。
2026 Japan All AWS Certifications Engineers選出者がもらえる記念品
ここからは、私が実際に12種の資格を取得した時系列の流れと、特に思い入れの深い資格にフォーカスした学習戦略を公開します。
2023年4月:【最初の一歩】
2023年11月〜2024年11月:【実務への挑戦とProfessionalへの壁にぶつかる】
2025年1月〜3月:【転職活動を見据えたスパート】
2025年9月〜11月:【フェンリルに入社、残り5種に集中】
2025年12月:【ラストスパートで全冠達成】
すべての資格にエピソードがあるのですが、特に記憶に強く残っている3つの転換点をご紹介します。
個人的な難しさランキングTOP3
1位:AWS Certified Advanced Networking – Specialty (ANS)
栄えある(?)第1位は、最後に残ったネットワークの専門資格です。圧倒的に難しかったです。試験範囲となる複雑なネットワーク設計は、個人でのハンズオン環境が作りにくく、実機での挙動がイメージしづらいのが難点でした。実務でも滅多に触れられないディープな領域が多かったため、机上でのインプットの割合が多かったです。なかなか手を動かせないという逆境はありましたが、それまでに培った試験慣れと毎日の生活習慣にAWSが介入していたのもあり、フェンリル入社時の公約通り、2025年末に一発合格を果たしました。
2位:AWS Certified DevOps Engineer – Professional (DOP)
前職のSES企業において、資格手当の対象となる最後の高難度資格でした。当時は転職活動の準備期間とも重なり、学習時間を100%確保することが難しい状況でした。 さらに、私自身デプロイ周りの実務経験が少なく、普段使わない開発系サービスが多数登場したため苦戦しました。この時は、ハンズオンでのアウトプットを徹底しつつ、書籍やネットの情報をむさぼるようにインプットして知識の隙間を埋めていきました。
3位:AWS Certified Solutions Architect – Associate (SAA)
すべての始まりとなった最初の資格です。当時は右も左も分からず、予備知識ゼロの状態から網羅的に学習する必要がありました。どれくらい対策すれば合格できるのかという基準すら見えず、受験前は本当に不安でした。しかし、合格のプレッシャーよりも「AWSってこんなに面白い仕組みなんだ!」と知る純粋な楽しさが勝っていた、思い出深い試験です。
フェンリル入社後の大スパート
時系列を見ていただくと分かりますが、2025年9月にフェンリルに入社してから、4か月間で5つの資格の試験を突破しています。
実務ではAWS案件にアサインしていただき、毎日が新しい学びの連続でハードでした。業務経験ベースで覚えるべきことがたくさんあり、資格学習をしている場合ではありませんでした。
しかし、不思議なことに、実務で毎日AWSに触れているという環境そのものが、強力なブースターとなっていました。学習内容と業務内容は同じAWSではありましたが、それぞれ領域が異なっていたので別物として学習していました。
また、少しのスキマ時間も活用して反復学習を続け、日中の実務でもAWS技術に触れていたため、まさに四六時中AWSといる感覚でした。
インプット量が多く脳の休息が必要だと感じた数か月でしたが、一度決めた目標を曲げるわけにいかなかったので、最後まで駆け抜けることができました。
「どうやってモチベーションを維持したのですか?」と聞かれることがよくありました。結論から言うと、モチベーションを維持するのは、とても難しかったですね。
私も人間なので、疲れている日や、どうしてもやる気が出ない日は参考書を開くことすら苦痛でした。業務が忙しくなれば、それだけ時間の確保も難しくなります。そこで、私は以下のような仕組みとマインドの切り替えを実践していました。
全冠の人がもらえる金の扇子(※AWS AIP取得が必要です)
個人的に最大の突破口となったのが、AWSの試験問題を解く際の思考法を切り替えたことです。
問題を単なる試験問題として見るのではなく、「今、目の前の問題で取り上げられているトラブルや課題で、本気で困り果てているクライアントがいる。私はその人をAWSのプロフェッショナルとして救いたい」と考えるようにしたのです。
果たしてこの人に、「どのアーキテクチャを提案すれば最高のハピネスにつながるだろう」と思考を切り替えたとき、問題の選択肢選びがワクワクするような「コンサルティングのシミュレーション」へと変貌したような感覚がありました。
この主観的な没頭があったからこそ、膨大な問題演習も飽きずに継続できたのだと思います。
各種認定資格種ごとにいただけるステッカー(一部在庫切れでもらえなかった)
ここまで私のAWS全冠へのプロセスをお話ししてきましたが、最後に皆さんへお伝えしたいのは「アプローチ方法は人それぞれで良い」ということです。
大切なことは「何のために学ぶのか」という目的意識です。AWSを学ぶためのアプローチはたくさんあります。必ずしも資格取得を目指す必要はありません。
実機に触れて「目で見て、手を動かす」ということは、知識を血肉にする上で何よりも重要です。また、実務では資格はタイトルに過ぎず、現場で活躍するにはアウトプット、すなわち要件や要望に対して実現するスキルが必要になります。
実際に私は多くのハンズオンを通してAWS技術について学んでいますが、「体系的に、網羅的に、最短でインプットする」ための最適な手段が、たまたま資格試験の全冠だったというだけです。
ぜひ、皆さん自身が「楽しい、やりやすい」と思える方法を選択してくださいね。
前職のSES時代、高額課金におびえながらSAAの参考書を開いていた私が、フェンリルという素晴らしい環境に身を置き、背中を押され、ついに「All AWS Certifications Engineers」という一つの目標に到達することができました。
フェンリルには、エンジニアの「これを学びたい」「こう挑戦したい」という意欲を尊重し、一緒に伴走してくれる文化が本当に根付いています。もし私が前職のまま一人で闘っていたら、この短期間での全冠は成し遂げられなかったかもしれません。
どんな環境に身を置き、どんな仲間と切磋琢磨するかで、エンジニアの成長スピードは劇的に変わります。
私のこの泥臭いエピソードが、今まさに技術の壁に挑んでいる方や、一歩を踏み出そうとしているエンジニアの皆さんの応援になればうれしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
あなたも、最高の環境で一緒にAWSを極めてみませんか?
ご応募、お待ちしています!