ウェブエンジニア研修
フェンリルのウェブエンジニア向け新卒研修の内容です。LaravelやReactなどの開発に必要な技術を学び、開発実習を通して実践的なスキルを身につけます。
https://recruit.fenrir-inc.com/fresh/training/web-engineer
フェンリルでは、新卒メンバーに対して入社後3か月間の研修期間を設けています。
研修には、職種に限らず新卒全員が受講する人事研修と、専門スキルを磨くための部門研修があります。
今回はウェブエンジニアとスマートフォンアプリエンジニアが、それぞれ研修を振り返ります。研修を担当した先輩エンジニアが新卒メンバーに、印象に残る研修プログラムや身に付いたスキル、今後の目標などを聞きました。各部門の研修内容は、以下をご覧ください。
<ウェブエンジニア研修>
<スマートフォンアプリエンジニア研修>
写真左から、齊藤(研修担当)、野呂田(新卒)
齊藤
改めて、研修おつかれさまでした。昨年、私も新卒研修を受けたので、自分を見ているようで懐かしさと応援したい気持ちが自然と込み上げてきました。7月から現場配属となり、フェンリルに対する印象は変わりましたか?
野呂田
ご指導ありがとうございました。「デザインと技術のフェンリル」と掲げていることから、フェンリルがデザインを大切にしているのは分かっていましたが、働いてみると、デザインを指す領域が想像していたものよりも幅広く、イメージしていた役割が違いました。
齊藤
フェンリルのデザインについて、例えばどんなことが想像していたものと違いましたか?
野呂田
デザインというと主にUIやレイアウト作成など、画面をデザインすることをイメージしていました。しかし、時にはクライアントの事業支援をしたり、SEのような設計をしたりしていて、デザインの領域が想像の範囲を越えていたので驚きました。
齊藤
たしかに、デザインの領域は広く、多岐にわたりますよね。現場に配属してからは、他拠点の同期とは直接会う機会が減ったとは思いますが、プライベートで会うほど仲良くしていますよね?
野呂田
はい、入社直後の人事研修で同期と交流を深める機会がたくさんあったので、自然と仲良くなりました。出張の際には同期で集まりますし、一緒に北海道旅行へ行ったメンバーもいます。フットサルや狼音楽祭(ウルフェス)などの社内イベントにも同期で積極的に参加しています。
齊藤
野呂田さんが印象に残っている研修プログラムは何ですか?
野呂田
私は、フェンリルオリジナルの研修アプリ「Pecori」の開発が一番楽しかったです!
単にチームで開発を進めるだけでなく、仕様書に書かれていない部分まで自分たちで考え、積極的に解決策を探りながらチャレンジしました。その過程で試行錯誤を重ね、無事に課題をクリアできた時には大きな達成感を感じ、それが楽しさにつながりました。
齊藤
研修担当は、新卒の皆さんが "自分の頭で考えて動いてもらう" 機会を多く作れるように意識しました。
運営側から指示を出すことはあまりなかったので、たくさん考えて開発した分、野呂田さんの達成感が大きかったのではないでしょうか。一方で、難しかった研修プログラムは何でしたか?
野呂田
これも「Pecori」の開発です。楽しくはあったものの、使用したことがない言語・ライブラリに挑戦し、5人でCMSを完成させるのは大変でした。
齊藤
Pecoriで経験を積んだ証拠ですね! 座学研修では不安そうな顔をする新卒メンバーも見受けられ、実習段階では「どうやってコードを書けばいいか分からない」という状態でした。しかし、皆さんが数々の課題を乗り越えた研修後半には、「この仕様はこう変えたほうがUXが上がりそう」という視点が身に付いていて、初学者レベルを脱したようでした。
齊藤
野呂田さんのこれからの目標を聞かせてほしいです。
野呂田
「未知に挑み続ける」エンジニアになることです。自分の力不足でできないというのはとても悔しいため、その思いを原動力に、新しい技術にも臆さず挑戦する。その中で、探究心と実行力を磨き、頼られる存在を目指したいと思っています。
齊藤
すばらしい目標ですね。ウェブエンジニアの技術は時流の変化とともに移り変わりが早いので、お互いに精進しましょう! 最後に、ウェブエンジニアを目指す方に、何かメッセージはありますか?
野呂田
自分自身、入社をきっかけにウェブについて学びました。laravelに関しては、研修で初めて触るぐらいです。ですが、誰しもが初めての瞬間があるので、興味を持ったのであれば、がむしゃらに挑戦してみてください! 興味と直感を大切に!
写真左から、倉田(新卒)、浜田(研修担当)
浜田
研修の3か月間で、倉田さんが一番印象に残っていることは何ですか?
倉田
研修全体を通して、同期メンバーや先輩方と親睦を深めるために用意された時間が一番楽しかったです! 人事研修では35名の新卒メンバーを知る機会が数多く用意されていたり、部門別研修では同期とのランチ会が設けられていたりしました。そのおかげで、何かあったときに頼れる人が多くできたと思います。
浜田
入社早々に頼れる人ができて心強いですね。今回の研修で意識したのは、まさに「コミュニケーション」でした。毎日欠かさず朝会を実施して、一人一人が自己開示できる場を設けたことにより、相互理解が深まり、チーム間での心理的安全性を確保できたかと思います。
倉田
オフィスにいるときのように気軽に声を掛けられないリモート環境の際も、メタオフィスを利用していつでも話し掛けられる状況にしていただけて、とてもありがたかったです!
浜田
倉田さんが研修で難しいと感じたプログラムは何ですか?
倉田
部門研修のチームで開発をする場面で、私のチームはマルチモジュール開発(アプリケーションを、機能や役割ごとに独立したモジュールに分割する開発手法)を採用したのですが、責務の分離を考えて実装するのは難しかったです。ただその分、アーキテクチャを意識したコードの書き方や、コードを整頓するリファクタリング技術など、さまざまなことを学べました! きっとこの学びは私の力になると思います。
※マルチモジュール化した画面
data :ネットワークやデータベースなどの、データアクセスを担うモジュール
feature :機能単位の実装をまとめるモジュール
ui :UIコンポーネントを共通化するモジュール
浜田
研修でマルチモジュールを採用したことに驚きました。「責務を分離することでコードの役割を明確化し、コード制約を設ける」という中長期的なプロジェクトで必要になる技術を、新卒のうちに考えられるのはすばらしいです! 開発に必要な技術を学ぶ機会は当然あったと思いますが、それ以外ではどんなスキルが身に付いたと感じますか?
倉田
社会人として必要な「読む・書く・聞く」能力や、技術的な能力は当然上がったと思います。その中でも、「聞く」力は格段に上がってたと感じています。自分が知りたいことをどうしたら簡潔に聞けるか、というのを考える機会がたくさんありました。その結果、今では質問の際に手間取ることが少なくなり、的確なアドバイスをいただくことができています。
浜田
研修を終えた今、倉田さんはどんなエンジニアになりたいですか?
倉田
「技術もコミュニケーション能力も優れたエンジニア」です! チーム開発には技術だけでなくコミュニケーションも必要という考えもありますが、一番は私がそんな人と働けたら楽しいだろうな、と思っているからです。
浜田
間違いなく、コミュニケーションは大事です。研修中は新卒同士で自発的にコミュニケーションを取り、プロジェクトをリードしようとする一面も見られたので、頼もしい印象を受けましたよ。
今後、プロジェクトで挑戦と失敗を繰り返し、不安を抱える機会があるかと思いますが、焦らず頑張ってください。不安は「リスクを回避するための材料」になるので「何が不安の原因となっているか」を考えるマインドを持っていると役に立つはずです。
倉田
ありがとうございます。がんばります!