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経営ボードも会社も人間が扱っているものであり人間関係がすべてを決する★逆転勝利した瀬戸欣哉氏と半沢直樹の違い『決戦!株主総会 ドキュメントLIXIL死闘の8カ月』

■逆転勝利した瀬戸欣哉氏と半沢直樹の違い

『決戦!株主総会 ドキュメントLIXIL死闘の8カ月』


LIXILグループの中核をなすトステム創業家の潮田洋一郎氏と、

プロ経営者として招聘された元モノタロウ創業経営者の瀬戸欣哉氏の間で

繰り広げられた経営権争奪戦。記憶に新しい人も多いことでしょう。


このドキュメントを元日経新聞の記者が著した本とのことで、興味深く読みました。

ちなみに、結果は皆さんご存じの通り、招へいした潮田氏からクビになった

瀬戸氏が機関投資家などの支持を取り付けて

逆転勝利をおさめ、現在もトップの座にあります。


僕は、利害関係のない一人のビジネスパーソンとして、

当時の報道からは、判官びいきからも

瀬戸氏の経営権奪取に快哉を叫んでいました。


実際、この本でも、終始、瀬戸氏側の

コーポレードガバナンス認識が正しいという主張で書き続けられています。

著者も瀬戸氏側に立っていることが明らかです。


本来なら、実話ですから、読み終えて半沢直樹のドラマや小説どころではない

感動を覚え、瀬戸氏に強く共感するはず。

・・・だったのですが、実はそんな感想を抱くことはありませんでした。

むしろ、追いやられてしまった潮田氏側に同情すら覚えたのです。


なぜならば、一貫して、瀬戸氏側のみの正義でしか書かれておらず

潮田氏側の正義はほぼ書かれておらず、瀬戸氏側が善で、潮田氏側が悪と描かれていて

フェアではないと感じたからです。


世の事象のあまねくほとんどはハリウッド映画のような勧善懲悪はなく、

こちら側の正義もあれば、あちら側の正義もあるものです。


特に経営についての考え方について、

潮田氏側は、大きな方向を示し各論は現場に任せる、

瀬戸氏側は、徹底的なマイクロマネジメントで合理的に進める

と描かれていますが、むしろ潮田氏側の方が経営者として王道だとも思えます。


本では、潮田氏が少数株主ながら、

トステム創業家ということもあり、長く経営に君臨し

皆が物申せなかったことを問題視していますが、

それは経営の考え方というよりも、構造の問題ではないしょうか。

というわけで、少しモヤモヤが残った一冊でした。


経営において透明性を求めるコーポレートガバナンスは大切なものの、

とはいえ、経営ボードも会社も人間が扱っているものであり

人間関係がすべてを決するということがあらためて理解できた一冊でした。


すべては、日本の上司を元気にするために。


前川孝雄のはたらく論


『■逆転勝利した瀬戸欣哉氏と半沢直樹の違い『決戦!株主総会 ドキュメントLIXIL死闘の8カ月』』
LIXILグループの中核をなすトステム創業家の 潮田洋一郎氏と、プロ経営者として招聘された 元モノタロウ創業経営者の瀬戸欣哉氏の間で 繰り広げられた経営権争奪戦。 記憶に新しい人も多いことでしょう。 このドキュメントを 元日経新聞の記者が著した本 とのことで、興味深く読みました。 ちなみに、結果は皆さんご存じの通り、 招へいした潮田氏からクビになった 瀬戸氏が機関投資家などの支持を取り付けて 逆転勝利をおさめ、現在もトップの座にあります。 僕は、利害関係のない一人のビジネスパーソンとして、 当時の報道から
https://ameblo.jp/feelworks-maekawa/entry-12753336917.html



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