ファストドクター 採用情報
\最新情報/ 01.ミッション 通院困難者のために、救急現場から誕生 年々増加する救急車の出動件数のうち、約半数は高齢者かつ搬送不要な軽症利用であることが総務省により示されています。この背景には、高齢化とそれに伴う世帯構造の変化があり、独居あるいは、老老世帯の増加等によって高齢者が自力で医療にアクセスすることが困難にな
https://careers.fastdoctor.co.jp/
目まぐるしく変化するスタートアップの環境。ファストドクターも現在は事業の成長に伴い、採用を強化し、組織を拡大しているような環境にあります。そのような環境で、新しく入社した社員はどのような仕事に取り組んでいるのか、どのような想いで働いているのでしょうか。今回の記事は、2023年4月24日に行われた入社して半年以内のフレッシュな社員によるミートアップのレポートです。
ファストドクターの事業概要などについてはこちらをご覧ください。
※実際のミートアップの内容から、一部補足・編集しています。
ーーまずは今回ご登壇いただいている高原さん、黒田さん、小川さんより所属されている部署や仕事内容について、そして1日のスケジュールについてご紹介いただきたいと思います。
高原:
ファストドクターテクノロジーズ(FDT)所属の高原です。我々の部署はファストドクターが掲げるビジョン2030「1億人のかかりつけ機能を担う」を推進していくために、これまで救急往診の対応がメインの事業だったところから、新規事業の拡大を含めてテクノロジーを用いてどのような形で推し進めていくかを考え、システムの開発・導入・実装をしている部署です。そのなかで私はDX推進グループの管理部門のDX担当をしています。私の役割としてはこれまで経理や人事、請求などさまざまなものを人力で乗り切っていたところを、効率化・自動化していけるように整理しながら動いています。
※FDTやDX推進グループに関する詳しい記事はこちら
※朝会ではエンジニアさんも交えてタスク確認、困っていることの相談などを行う。
黒田:
私もFDTに所属しているデザイナーの黒田です。現部署では、私を含めて2名の社員がデザイナーとして働いていて、あとは業務委託で他のデザイナーさんにもお力添えをいただいています。最近のFDTではスクワッド(squad)制度という「プロダクトを開発するエンジンとなる存在である、少人数の、自律した、必要な権限を持ったチーム」作りが導入されていて、私はそのなかでもコアUX(患者さんやアプリユーザー向けにユーザーインターフェースを改善する)というチームに所属しています。普段は『Figma(フィグマ)』というデザインツールを使ってアプリの改修・改善などの開発を担当しています。
小川:
私は在宅医療支援事業を担う法人事業部に所属している小川です。グループの役割として特に今年から加速してきたのは、新規事業開発の部分です。今後は、全国の地域医療を支えられるようなサービスを広げていくところがミッションです。私が担当しているのは、基本的にFDTの方とも関わりつつ、契約している医療機関とファストドクターの間で患者情報の連携を行う自社システムクリニックポータル(※)の改修・改善の要件定義、新規事業の仕様の調整、カスタマーサポートやカスタマーサクセスといわれるフロント業務のフロー設計など。そして、これらの一次情報をもとにプロダクトの改善など、幅広く対応しています。
※小川さんが携わっているクリニックポータルの詳しい記事はこちら
※法人事業部に関する詳しい記事はこちら
ーー入社する前後で医療業界や会社のイメージギャップなどはありましたか。
高原:
医療業界に関するイメージとは少し異なりますが、転職を考えていた当時はファストドクターの社員数が100名前後という資料をみていたので、その規模感をイメージして入社しました。ところが、実際に入ってみると業務委託やアルバイトを含めて約1000名の方々が働いていて、大規模な企業だなと驚きがありました。さらに、これだけ大きな会社なのにそれぞれ組織同士の関係が近く、すぐに話し合って決められる、物事がスムーズに進んでいく環境であることは私が想定した以上に嬉しかったことですね。
これはスタートアップだからこそのスピード感であると思っていて、経営陣も含めて意思決定が早いように感じています。また、サプライチェーンが長いファストドクターのサービスにおいて部署間の繋がりはマストであるため、風通しの良い社風が築かれていたりお互いを尊重し、褒め合う文化があることも起因しているように感じています。
黒田:
私は元々、医療業界は堅そう、難しそうだなという漠然としたイメージがありました。ただ、面接の選考過程で役員と2回面接があり、そのなかで私のデザイン資料をみせるたびに「いいですね」と私の提案に対して興味を持ってフィードバックをいただく機会があり、いい意味で肩透かしをくらったような感覚になりました。こうしたところまでフィードバックがもらえるんだと、私としてはいいギャップになりました。
入社後もそういったフィードバックをいただける環境は変わらずあり、新しい機能開発についてアドバイスや質問なども直接いただいています。ファストドクターを立ち上げた役員の視野・視点を社員にも浸透させている動きに、日々大変ありがたいなと感じながら過ごしています。そして、和気あいあいとした空気がありながらも、意見を熱く語り合うこともありますし、キャラの面白い方がたくさんいるので、私は安心して毎日働くことができています。
小川:
私は前職は介護系のスタートアップだったので、黒田さんと同じようにわりとシリアスな雰囲気がある職場なのかなと思っていて、選考中もみなさん真面目でしっかりとされている印象を持ったまま入社しました。ところが、私がいる法人事業部は特に明るい方が多いので、フレンドリーな雰囲気があります。外からみたら一見して、医療系のサービスをやっているようには見えないかもしれません(笑)ただ、そのなかでも話し合いが始まると、「それは現場や患者さんにとって本当にいいことなのか」という視点で考えて、意思決定されています。こうしたオンとオフの切り替えが非常に上手で、私としても仕事がしやすく、尊敬できる方が多くいるというのは、入社してからの感想です。
このオンとオフの切り替えが上手いのは、会社として上層部がメリハリをつけた仕事の仕方を意識しているからではないかと思っています。私の部署でいうと、上司である部長の小山さんや細川さんが率先して休みを取るなど、仕事とプライベートそれぞれの時間を有効活用した働き方を見せてくれるからこそ、自分たちにも落とし込むことができています。
ーーファストドクターでは「GO GEMBA」という現場重視のカルチャーがあります。
たとえば、こうしたカルチャーフィットについて、入社してからなにかエピソードなどはありますか。
小川:
私はこの間、法人事業部として札幌市にある医療機関の時間外往診連携サービスの立ち上げに携わりました。そのときに上長と契約先の医療機関を訪問し、医師や看護師の前でシステムの使い方に関する説明会を実施したところ、たくさんのフィードバックをいただき、意見に即したフローの改善を行いました。また、専属のカスタマーサクセスはサービス提供を開始した日から1週間ほど札幌に滞在していました。現場に滞在することで、実際に時間外往診サービスがスタートしたばかりの医療機関で、トラブルが起きたとしてもすぐに対応できる状態にあり、同時に立ち上げのフローも現場の意見を吸い上げながら改めて構築していけたので、現場重視の文化として根付いているんだなと強く感じた場面です。
高原:
私がちょうど入社した頃はコロナの第8波が落ち着くタイミングでもあったのですが、その後日対応として患者さんからの問い合わせが多くあるなかで、社内やカスタマーサポート(以下、CS)チーム内で体調不良者が続けて出てしまい、アルバイトの方ばかりになってしまった場面でヘルプに入ったことがありました。そのときに私も現場に入り込んで、患者さんに架電したり、CSのシステムのどういう機能を使ったらアルバイトの方々が円滑に対応できるかと業務改善を並行して行いました。
また、現場の医療従事者の方々から、薬が足りなくなってきているというアラートが上がってきたのをみて、薬剤師さんや薬を調達する物流統括部の方々と集まり、薬の処方に関して検討しました。供給が少なくなってきているなかでもどのようにやりくりするか、現場がうまく回るように調整するためのプロジェクトを立ち上げたこともありましたね。このように救急往診現場と運営サイドが近いからこそ、リアルタイムで対応できるのはすごく大きいと思います。
ーーファストドクターに入社して大変だったことはありますか。
黒田:
全体像が思っていたより複雑で、把握するのに最初は戸惑ったことでしょうか。前職がインターネット広告代理店だったので、複雑さには慣れていると思っていたのですが、それでもファストドクターのほうがオペレーションがついてまわるので、関係者もフローも多く、全社的なオンボーディングはあっても細部まで把握しきれなかったですね。そのため、次に入社される方の助けになれればと思い、サービスの全体像を紐付けて確認できる縮図や、自社アプリやWebサービスの画面を社員全員が見られる環境を構築しています。小川さんはすでにオンボーディングのチェックシートを作ってくださっていたので、徐々に複雑さは解消されてきている状況だと思います。
また、私は医療業界での経験がなかったので、最初は「トリアージ」や「レセプト」など専門用語がわからないことが多かったです。ただ、こうした専門用語を集めたスプレットシートがあるので、日々参考にしています。社員のなかに医師や看護師もいらっしゃるので、直接聞いてしまうこともありますね。
ーー逆に入社してから、これはすごいと思ったことはありますか。
高原:
私がDX化を担っている経営管理部では「業界標準をつくること」を常に考えている人が多いです。たとえば医療機関の各種業務代行をしている経理グループや労務グループなどで、ファストドクターの仕組みを入れることもできるのではないか、業界に関わらず総務・経理・労務職の業務効率をより良くしていくためにはどうしたらいいのかと常に考えを巡らせています。こうした環境が当たり前にあるのは、個人的にも気持ちが上がりましたね。管理部門がこんなにも攻めた考え方ができるんだと、とても新鮮でした。
小川:
私は選考の決め手にもなったことですが、実際にリアルオペレーションを持っているというのは大きいです。一般的なIT企業は、SaaSと呼ばれるサービスのプロダクトだけ提供して効率化をはかることが多いです。しかし、ファストドクターは日本最大級の規模感のプラットフォームを運営していて、正直ビジネス面でみれば非効率なところもあると思います。そこを挑戦してやり抜いているからこそ、現場からの情報をすべてキャッチアップして多くのデータを保有し、社会に還元するために利活用を目指す企業になっています。さらに、医療DXを推進して業務改善を図ったり、医療資源の”集約”と”分配”によりリソースの適正化を図ったり、医師だけではなく診察に関わる医療者のことも考えて医療全体の底上げにコミットできる企業であるのは、他にはないポイントだと思います。
また、シリーズBのスタートアップ企業で、規模が大きくなってきている企業ではありますが、社長を始めとした公共政策部の皆さんがロビー活動を積極的にされていて、行政に意見を持っていけるところにあることは大きなことです。医療DXで、日本を引っ張っていく元気な会社であるというのは実際に入って実感しています。
ーーそれでは最後に今後の抱負、みなさんへのメッセージをお願いします。
小川:
理学療法士として現場で勤務していた頃から医療業界における人手不足などの限界をずっと身近で感じてきたので、仕組みから解決していけるようなサービスを素敵な仲間と一緒につくっていけることを嬉しく思います。今後も医療現場での経験とIT知識の2つの強みを活かして、時間外往診連携サービスを全国に広げていくことや、新しい事業も開発して医療業界に貢献できるよう尽力したく思います。また、同じ想いをお持ちの方がいましたら、是非とも仲間としてジョインしていただけると嬉しいです!
黒田:
先ほど現場重視や患者さん中心に考えていくというお話もあった通り、もっと本質的な課題や潜在的なニーズに関する部分に深く関わり、みなさんに価値提供できればと考えています。その価値提供の積み重ねで、多くの人、そして社会の課題解決に私たちは貢献していきたいです。そのためには、現状としてやりたいことが多く、人が足りない状況でもあるので、同じように課題を感じてくれているお仲間も募集しています!
高原:
会社としても急拡大しているところではあるので、この時期をちゃんと支えられる仕組みをつくり、ビジネスとしても安定して、引き続き事業を伸ばしていけるようにしていきたいなと思っています。上場前の会社で一緒になって会社を盛り上げていくというフェーズはなかなかないと思うので、ぜひご興味を持っていただけますと幸いです!
ーーありがとうございます。まだまだ課題が多くある医療業界ではありますが、自分たちが頑張った分だけ、社会が少しずつ良くなるという実感が得られるフェーズにファストドクターはあります。ぜひみなさん、カジュアル面談からでもご応募いただければと思います。本日はご参加いただき、ありがとうございました。
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