こんにちは。FANTAS technology 採用広報の小林です。
今回ご紹介するのは、育児と仕事を両立し、自分らしいキャリアを築いている社員のストーリーです。
産休・育休を経て職場に戻るという選択には、不安や葛藤がつきものです。
制度や環境の整備も重要ですが、それ以上に日々の支えとなるのは、職場で共に働く「人」の存在かもしれません。
今回のインタビューでは、復帰を迎えるにあたってのリアルな戸惑いや、前向きにキャリアを築こうとする姿勢にフォーカス。その言葉からは、制度だけでは語りきれない、FANTASの“人を大切にする文化”が見えてきました。
私自身も一人の働く女性として、共感しながらお話を聞かせていただきました。
目次
プロフィール
Q1. 産休・育休からの復帰、率直な気持ちを教えて下さい。
Q2. 時短勤務の業務、具体的にどんな工夫を?
Q3. 復帰後、キャリアを止めなかった選択の背景は?
Q4. 復帰後に感じたギャップや戸惑いは?
Q5. 家庭との両立で大切にしていることは?
Q6. これから育休復帰を考えている女性に、メッセージをお願いします。
編集後記
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プロフィール
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野口
PMグループ 業務管理チーム所属。
前職の大手不動産会社で営業職を経験したのち、2021年にFANTAS technologyへ入社し、現在4年目。入社後は、不動産賃貸管理(プロパティマネジメント:PM)領域において、入居者対応や社内外との調整業務などを幅広く担当している。
2025年5月に第二子の育休から職場復帰し、現在は子育てと仕事の両立を図りながら、柔軟な働き方で着実に成果を積み重ねている。社内からの信頼も厚く、子育て世代のロールモデルとしても頼れる存在。
Q1. 産休・育休からの復帰、率直な気持ちを教えて下さい。
野口:
復帰直前は期待と不安が入り混じっていました。
初めての育休明けのときも、「仕事を忘れてしまっていないか」「自分の居場所はあるのか」と悩みましたが、今回は二人目の育休で状況がさらに複雑になりました。第一子の小学校入学、第二子の保育園入園と自分の復帰が重なり、生活リズムの変化に戸惑いました。
それでも、FANTASは若い会社ながらも産休・育休の制度を真剣に整備しており、上司やチームが復帰を温かく迎え入れてくれたので、安心感を持ってスタートできました。
私自身、同じ道を歩む人たちのロールモデルになりたいという使命感も芽生えています。
小林:
野口さんのようなロールモデルがいることは、同じ境遇の社員にとっても大きな安心や励みになると思います。
野口:
自分の経験が誰かの参考になったり、会社の制度改善につながったりすると思うと、やりがいに変わります。自分の一歩が未来を作ると思うと、勇気が湧きますね。
Q2. 時短勤務の業務、具体的にどんな工夫を?
野口:
時短勤務は、最初は本当にハードに感じました。すべてを完璧にこなすのは難しいので、私が意識しているのは「優先順位の明確化」と「チームへの信頼」です。
具体的には、自分のタスクを「今、自分がやるべきこと」と「自分以外でもできること」に分けて、後者はできる限りチームに任せて分担するようにしています。
そうやって“うまく手放す”ことが、時短勤務との両立には欠かせません。
もちろん、自分ひとりではできないことばかりですし、協力してくれるチームの存在には本当に感謝しています。周囲の理解や支えがあってこそ、限られた時間でもしっかり仕事に向き合えていると感じます。
Q3. 復帰後、キャリアを止めなかった選択の背景は?
野口:
理想のライフプランを考えたときに、やはりキャリアを継続することは必要だなと感じ、働き続けるという道を選びました。ファイナンシャルプランナーにも相談しながら、無理のないペースでスキルアップを続けています。
短期的な成果だけでなく、長期的に働き続けられる環境づくりを意識していますね。
小林:
ファイナンシャルプランナーの方にもご相談されたのですね。私も見習わなければ…(笑)。お仕事とご家庭の両立は大変かと思いますが、そのなかでのモチベーションは、どのように保っていらっしゃるのでしょうか?
野口:
「働き続けることで将来の選択肢が広がっていく」と思えることが、何よりの励みになっています。
たとえ今はゆっくりとしたペースであっても、キャリアを止めずに続けていくことが、家族にとっての安心にもつながると信じています。
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Q4. 復帰後に感じたギャップや戸惑いは?
小林:
復帰直後は「まるで別の会社に戻ってきたような感覚だった」とうかがいましたが、具体的にはどのようなことがあったんですか?
野口:
産休・育休の間にチームの体制やプロジェクトが進化していて、本当に別世界に戻ってきたような感覚でした(笑)。特にサブスクリプション関連のシステムや組織体制の変化は大きく、自分の役割もかなり変わっていましたね。
最初は戸惑いもありましたが、それもチームや会社が成長している証だと受け止めて、一歩ずつキャッチアップしていきました。
小林:
なるほど。その戸惑いは、どのように乗り越えられたのでしょうか?
野口:
社内のnoteや情報共有ツールを通じて、最新の情報にアクセスできたこと、そして何より、チームメンバーや上司が丁寧にフォローしてくれたおかげで、少しずつ環境に慣れていくことができました。情報の「見える化」がされていることで、気持ちの面でも大きく支えられたと感じています。
また、会社全体としても温かくサポートしてくださる姿勢があり、本当にありがたく思っています。今後さらにそうした取り組みが充実していけば、復帰を迎える社員にとって、より安心して戻ってこられる環境が整うはず。
私自身も、これから復帰される方々の力になれるよう、積極的に関わっていきたいと考えています。
Q5. 家庭との両立で大切にしていることは?
野口:
「自分だけで抱え込まないこと」を意識しています。
仕事も育児も完璧を目指すと、心身ともに余裕がなくなってしまうので、「今、自分が一番優先すべきことは何か」を見極めながら、できる範囲でベストを尽くすようにしています。
小林:
とても素敵ですね。そうやって優先順位を整理できると、自然と心にも余白が生まれそうです。
野口:
そう思います。余裕がないと、どちらもうまく回らなくなってしまうので…。
だからこそ「こうでなきゃ」と決めつけすぎず、家庭でも仕事でも柔軟であることを大切にしています。
Q6. これから育休復帰を考えている女性に、メッセージをお願いします。
野口:
育児を理由にキャリアを諦める必要はないと、私は思っています。
復帰を考えるとき、「本当に両立できるのかな」と不安になるのは、自然なことだと思います。でも、最初の一歩を踏み出してみると、思っていた以上に柔軟な環境や、支えてくれる人たちがいることに気づくこともあります。
FANTASは、社員一人ひとりが気軽に相談や発信ができる、風通しの良い環境づくりを大切にしています。ロールモデルも、これからさらに増えていく段階。だからこそ、「こう働きたい」「こんな支援がほしい」と声を上げていくことで、会社や制度も一緒に育っていくのではないかと感じています。
キャリアを続けることは、経済的な自立や自己実現につながるだけでなく、「自分の人生を自分で選べる自由」を持ち続けることにもつながると、私は考えています。
それは育児中でも、そうでなくても同じ。
働き方も生き方も、「こうありたい」と思える姿を、自分の言葉で描ける社会になるといいなと思います。
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編集後記
今回のインタビューを通してあらためて感じたのは、キャリアと家庭、そして「自分らしい働き方」を模索するすべての人に共通する、葛藤や迷い、そして希望の存在です。
仕事と育児の両立は決して簡単なことではありません。けれども、制度だけではなく、周囲の理解や日々のコミュニケーション、そして柔軟な選択肢があることで、「続ける」という選択が前向きなものに変わっていくのだと実感しました。
誰もがライフステージに応じて働き方を見直しながら、自分のペースでキャリアを築いていく時代。
そうした多様な選択を尊重し合える職場こそが、これからの企業に求められる姿だと信じています。
FANTAS technologyでは、これからも制度やルールだけでなく、“人”を大切にした組織づくりを目指し、多様な社員の声を発信していきます。
このインタビューが、今まさに悩んでいる誰かの背中を、そっと押せる存在になれば幸いです。
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