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ベンチャーで働くネオ社畜はユーザー至上主義

このブログは、クラウドワークスコーポレートDIv.のアドベントカレンダーのブログです。

恵比寿ガーデンプレイスではたらくネオ社畜の高橋がお送りします。

世間はすっかりクリスマス一色、ここ恵比寿ガーデンプレイスのライトアップも寒くなるごとに輝きを増している。毎晩仕事で遅くなるとカップルたちで溢れかえる風景を横目に、年の瀬をあわただしく駆けずり回まわるネオ社畜がこれまでの2年間を振り返り、ベンチャーではたらくことについて記しておきたいと思う。


入社以来、このクリスマスツリーを見るのは2回目であるが、クラウドワークス入社以来、いつもとは違う感覚を覚えている。ベンチャーで2年というと平均的な年次になるわけだが、社内では古株の部類に入る。だがすでに5、6年くらい働いている気がする。

ベンチャーの洗礼

入社してすぐ渋谷の神南オフィスで働いていた。人数も40人くらい、これぞベンチャーという雰囲気の中、和気あいあい意気揚々と仕事に勤しんでいた。当時入っていた建物には、かつて若かりし頃に出入りしていたナイトクラブがあり、最初の面接では「すごい場所にあるイケイケな会社だな」という印象であった。

当時はどれだけ勢いがある会社なのか、ヨコノリな社員が集まっているに違いないと思っていた次第である。

そんな予想とは裏腹に出迎えてくれたのは、アットホームでガレージ風のオフィス。働く社員はご丁寧にも挨拶をして出迎えてくれる。完全に予想は裏切られた。


この会社意外と大人だ。


しかしそんな考えとは裏腹に、現実はそうではなかった。
内定面談で最初に言われた一言は今でも忘れない。

「君!いつからこれる?明日?明日!?」
「いや、あの、すみません、来週の月曜からで苦笑」


なんという洗礼だ。


案の定、入社してからはいくつもの波乱が待ち受けていた。
入社初日、誰もやったことのない大きなプロジェクトに携わることになる。
そう、会社で誰も。もちろん私も経験などない。でもヤルしかない。

そう、ここはベンチャーだった。


ストレス耐性が比較的高い私は、慣れないレポートと戦いつつも、プロジェクトを無事に遂行させた。やったことない仕事をするときは、楽しさの反面、最初は本当に辛い。生みの親の苦しみというものである。でもそこから学ぶことはとても大きいものがある。

今でも社内外でプロジェクトを進める際にこうした知恵が生きてきている。


ゲームのルールを決める


最初のプロジェクトを終えるころ、いつしか複数のプロジェクトを任されるようになっていた。似たようなプロジェクトであれば一度ルールやお作法が分かると、そのあとの仕事はとてもよく回るものだ。0から1にすることができると、1から2にすることはその半分の力でできるようになる。

これってプロジェクトデザインの神髄なのだが、
ポイントは最初の型をどれだけ正確に作っておくかだ。

人は物事を進めるにつれてズレ(想定外)が生じてくる。ロボットではないから複数人が違うことを考えているわけだし、日々気持ちが変化するのも当たり前、ぴったりといかない。しかし、いつしかそのズレが、スケジュール遅延や認識違い、仲間割れなど、プロジェクトに支障をきたす。息の合った仲間であれば、すぐに軌道修正できるが、普通はそうはいかない。

だから最初が大事なのである。


最初の型をどう作っておくか、軌道修正する際のルールを決めておく。
環境や状況は変化するものと思って、それを良しとする線を決めておくことだ。

まずは基本の型を決めておく。
そして、型を逸脱した場合の修正フローを用意しておく。

男女においても、「どこからが浮気か」という話で線引きが難しい議論が昔からあるが、この場合、2人で守るべき最小限のルール(型)と何か問題が起きた場合の話し合いのフロー

の2つを決めておくのが建設的ではないだろうか。

ゲームのルールは何か、主導権は誰がにぎっているのか。問題が発生した場合はどう対処するか。こういったことを日々考えておくことがプロジェクトを進めるうえで大事だったりする。(ベンチャーらしくないが)


ルールや決まりごと、前例がない仕事は次々立ち向かう


クラウドワークスに限った話ではないが、ベンチャーでは前例のない仕事が無限大にある。やったほうが良いことが沢山あるが、絵に描いた餅という言葉どおり、イメージや創造では出来るが、現実的に形にするのがかなり難しいこともある。でもそんな難しい課題にこそベンチャーは立ち向かわなくてはいけないと考えている。

ベンチャーというものはそもそも、カタチのないものを形にすることなんだ。既成概念を壊して新しい価値を創造する。1から2よりも0から1にすることに価値がある。

前例がないなら前例を作る、ルールがあればそれを変える。ゲームチェンジャーでなくてはいけない。(無論1から2にする仕事が企業の成長にはとても重要なことである)

野球は9人、サッカーは11人、フットサルは?そもそもフットサルという概念をつくったことが新しく、それを何人でやるか決めたことで新しい市場が出来上がる。



ネオ社畜はユーザー至上主義


冒頭に触れたクリスマスツリーだが、クリスマスツリーが世の中でここまで輝く理由は何なのか?誰が得なのか?

非常に公益的であるし、それを見たことで誰が何を買ってくれるわけでもない。(その場所の誘致やブランディングという狙いはもちろんあるが。)
そんなツリーを見て、ネオ社畜的な解釈を記しておきたい。

人と人との出会いはフェイスブックやライン一つでつながれる時代に、携帯電話の番号を聞いて、アドレスを交換している人などかなり減ったであろう。世の中とても便利になった。これ以上何を望むものかと思うこともあるが、いつしかそれがスタンダードになると、また新しいサービスが立ち上がり、お金が動き、経済が発展していく。

では、その中で何十年と街中あちこちで点灯し続けるクリスマスツリーは一体何なのか。

ツリーは無料で提供(展示)され、直接お金が動いているわけではないが、人々はそこで友人や恋人との瞬間を切り取り、SNSでシェアをする。瞬間の積み重ねがいつしか共感を生む。

そういった体験に対して、人々は価値を感じるようになってきており、体験や瞬間の共有に人と人が惹かれ合う時代になっている。でもこうした行動は普遍的ともいえる。過去は口伝えに行われていた行動が、インターネットの世界で行われているに過ぎないからだ。


実はクラウドワークスでもそういった時間をユーザーと一緒につくることを大切にしている。


例えばユーザーの皆さんを集めた座談会や交流会。サービスの改善や、ナレッジの共有といったことも目的だが、最もサービスを使ってくれているユーザーさんと時間を共有することが、お互いかけがえのない瞬間となるためだ。

・自動的にロボットがお祝いしてくれる自分の誕生日
・いきなり友人がお祝いしてくれる自分の誕生日

どちらの時間がかけがえのない時間と感じるだろうか?
お祝い自体には金銭のやり取りもないし、義務や権利もない。
でもそこには大きな体験の差がある。
ますます便利になる世の中では、自動的や効率的で割り切れないことに、価値を感じるようになっていく。

人と人とのつながりはこれからも残り続けるし、何十年と輝くクリスマスツリーは本来の人が共感しあう価値を提供し続けているものだと思う。

ネオ社畜が会社のミッションをひも解く


クラウドワークスには「”働く”を通して人々に笑顔を」をというミッションがある。
ユーザーの人生に笑顔を創り出すことなのだが、その手段は「働くこと」である。
ただ、働き方や働く環境は一人ひとり異なるわけで、日本人だけでもストーリーは1億通り以上。それをすべて考えることは不可能に近いといえよう。

けれども、働くことはまさに人々の人生そのもの、向き合っていくべき課題なのだ。

クラウドワークスが人々の人生の中に息づく存在、それぞれの人生のストーリーの中に当たり前かのように存在していくこと。それを実現するために、人と人とが交わる時間や共感し合える瞬間を提供していく必要があると思っている。

クリスマスツリーの周りで笑顔になっている人を想像するように、サービスを利用して働く人々の笑顔を想像する。想像だけではなくて、実際に働く人々と直接会って話して、共感の瞬間を作っていく。

クラウドワークスで働く仲間には、そういった1億通りのストーリーを作りたくて、集まってきた人がたくさんいると思う。

毎日が挑戦で、仕事内容も日々切り替えていかないといけないほど、暇なんてものはない。けれども自分の人生にそういった時期があっても楽しいのではないか。

こんなこと言っていると旧来の社畜になってしまいそうなので、ここまでにしておこう。


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