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実はあまり良い印象をもっていなかった僕が、クックパッドマートで“日本の小売・流通を覆す”挑戦している理由

こんにちは!買物事業部 副部長の中村 晋暢(なかむら くにまさ)です。現在38歳。クックパッドマートメンバーの中ではおじさんです(笑)。クックパッドマート専用受取場所「マートステーション」の設置開拓を担当しています。最近では、ローソンと連携し生鮮食品の店舗受け取りと、宅配サービスを6月23日に開始させました。

今回、この記事を通して「実はあまり良い印象をもっていなかった僕が、クックパッドマートで“日本の小売・流通を覆す”挑戦をしている理由」についてお話できればと思います。

スポーツばかりしていた幼少期

ちょっと衝撃的なタイトルになってしまいましたが、僕という人間を知っていただくために幼少期の頃からお話をしたいと思います。

僕の地元は東京で小中学校の同級生に、元やまとなでしこジャパンの丸山桂里奈さんがいます。中学卒業後、ドイツの高校に通うために日本を離れたのですが、小中学校の同級生とは今でも定期的に集まっています。

子どもの頃は、3歳からスキー、小学校からはサッカーや野球、バスケとスポーツばかりしていました。サッカー選手や野球選手になって活躍したいと思っていた時期もあります。一方で、宇宙飛行士になりたいと書いてある文集も残っているので、とにかく小さな頃からやりたいことがたくさんあって、多趣味。いろんなことに手を出すのは今も変わっていません。

料理上手な父が週末にローストビーフなど、色んな料理を作ってくれたことも幼少期の思い出です。その影響も少なからずあって兄は和食の料理人に、僕もまわりまわってクックパッドマートで料理に関わる仕事に就くことになって、面白いなあと思います。

(日光江戸村に旅行に行った際に、殿様役に抜擢された時の写真です。笑)

いろんな国の友人ができた高校・大学時代

父の仕事の関係でドイツに行くことになり、高校はドイツのババリアン・インターナショナルスクールというところに通いました。当時は、英語が全く話せなかったので、高校に入学する前に3か月だけ一人でロンドンの語学学校に通ったのですが、ほとんど授業には出ないで、海外の女の子を口説いて英語を覚えました。一番早く英語が上達する方法です(笑)。

実は、ドイツでは16歳から決められた種類のアルコール(ビールなど)を飲むことができるので、高校時代は同級生や先生と一緒にお酒を飲んでいることが多かったです。ビアガーデンに行ったり、イングリッシュガーデンに行って、同級生たちと寝そべって日焼けをしたり……。ちょっと日本では想像ができないような高校生活ですよね(笑)。

僕がいたのは、ミュンヘンというのどかな街でした。学校には日本人もいたのですが、ドイツ語を早く身に着けたいと思っていたので日本人のコミュティではなくドイツ人の友人と多くの時間を過ごしました。運良く、初日からドイツ人の友人ができたというのもすごく恵まれていたと思います。

僕の高校生活は、スポーツをして、お酒を飲んで、恋愛をするという3年間でした。

大学は、ロンドンのキングストン大学に行き、本当に面白い人達とたくさん出会いました。(なかには家の中でゾウを飼っているような人もいました。笑)僕は、一つのグループに属すのではなく、五つくらいのグループに曜日毎に参加して、いろんな人たちと交流していたと思います。今でも毎週のように電話やオンラインで話す友人が何人もいます。

こうして振り返ると、学生時代は遊びすぎました(笑)。

キングストン大学卒業後、越境ECを立ち上げる

2006年にキングストン大学を卒業して、2007年に帰国。卒業してから帰国するまでの間に世界中にいる友達のところへ遊びに行ったり、イギリス人女性と化粧品の越境ECビジネスを立ち上げたりました。

ビジネスを立ち上げたと言っても、売り上げもそんなになく、時間もたくさんあったので夜学に通って法律か会計を学ぼうと思い、調べてみたら日本大学に夜学の法学部を見つけたので入学しました。同時に弁護士になるための伊藤塾という塾にも通いました。

僕、それまでほとんど勉強をしてこなかったんですが、この法学部と伊藤塾に在籍していた期間だけは勉強しました。(伊藤塾は3か月で辞めてしまったのですが。)

法学部を卒業後、越境ECビジネスをパートナー解消で辞めることになったタイミングで、ジュエリーブランドの「4℃」を運営する会社に入社しました。そのタイミングで「EC事業課」を作ってもらい、今では、同社の総合ジュエリー通販になっている「ジュエリーブティック」というウェブサイトを立ち上げました。

ウェブサイトを立ち上げ、売り上げ拡大を一段落させたときに、僕がもともともっていた海外事業がやりたいという目標に向かって退職することにしました。

日本で作ったビジネスモデルを海外に持っていくという夢

僕がこの先一番やりたいことに「日本で作ったビジネスモデルを海外で展開する」という夢があります。

僕の父は大手重工企業の海外事業部に勤めていて、海外の人たちとの交流が盛んでした。そこで「made in Japan」のものを海外の市場で広める仕事をしていていました。

そんな父は、仕事に子どもを連れていくという珍しいタイプだったので、僕は幼い頃から父の仕事関係でいろいろな国の人たちと会わせてもらったり、仕事現場に行ったりしました。大人になってからは運転手として、ビジネスの場に同行させてもらったこともあります。僕はずっと父の仕事ぶりををそばで見てきたので、その影響をたくさん受けていると思います。

新規事業立ち上げ、営業を経験した時代

4 ℃の退職後は長男が生まれるタイミングで、家庭の事情もあり台湾に移り住みました。2年弱ほど台北という街に住んで、子どもを見ながらサーフィンやテニスをしたり、日本語講師の仕事をしたりして過ごしました。

帰国後は、「グー」という中古車情報誌の会社に入社して、「グーオート」という新規事業を担当しました。日本の中古車って海外からすごく人気があるので、それをバイヤーが買うウェブサイトの日本版を立ち上げを担当しました。

その次に、「グルーポン」に入社しました。実はここだけの話、「Dupont」という別の会社にエントリーするつもりが、間違って受けたら採用になったのでそのまま入社したんです(笑)。
それまでは新規事業屋というか、新規事業全般、企画・営業、マーケティングをやってきたのですが、グルーポンでは営業に一点集中して働くことになりました。
当時、200人弱くらい営業がいたと思うのですが、僕は入社3カ月でトップセールスになりました。

そこからセールスとしては数字を出していたんですが、グルーポンというのは、とてもニッチなサービスなんです。僕の担当は、医療美容とクリニックでの検診、脱毛とかMRIなどの販売でした。現場でいろいろ見ていくうちに、もちろんやりがいもあったのですが、これは自分がやりたい「日本で作ったビジネスモデルを海外で展開する」こととは少し遠いかも、と考えました。そこで次の仕事を考えたときに、ランチ仲間だったインド人の友人から「honestbee」に誘われました。

「honestbee」は、シンガポールに本社がある買い物代行サービスです。僕は入社してすぐに営業担当として、大手鉄道会社と包括連携協定を結んだり、大手百貨店や総合スーパーなどと契約を締結したことを認められ、副代表というポジションになりました。

シンガポールのCEOに事業計画を出したり、PLを報告したり、採用を担当して最終的に76名くらいの組織にしたのですが、数字にとてもシビアな会社で目標を落とせば即クビという中で、2ヶ月連続して数字を落としてしまい会社を去ることになりました。

でも、ここでの経験が今クックパッドマートでとても生きています。現場に出て、ドライバーをやったり、お客さんの声を直接聴いたりしたことで、食の小売・流通や、食に関するビジネスに対しての知識量がたまったんです。

さらに、honestbeeは8か国で運営していたので、シンガポールの本社でみんなで集まったときに他の国の市場の状況を知ることができたし、シンガポールや中国に行ってアリババを見た時には、ニューリテール市場がまだ日本ではまだ確立されていないということを感じ、今後「自分があるべきだと思う小売・流通の姿」が見えていたので、次のキャリアで進むべき先が明確でした。

(前職退職時の集合写真)

あまりいい印象を持っていなかったクックパッドに、まさかの入社!

もう一度、食の小売・流通とか、食に関するビジネスがしたい思ったのですが、いざ仕事を探しはじめてみると意外と狭い業界で、100人ほどのベンチャー企業オーナーさんお会いしたのですが、「ここだ!」という出会いがないまま時間が過ぎていきました。

食の仕事と考えたら、もちろん最初にクックパッドが出てくるのですが、実は外からみていたときにはあまりクックパッドに良いイメージを持っていなかったんです。なのでクックパッドマートは1番最後に受けたんです。

そして、クックパッドマートの事業責任 福崎 康平と出会ったことで、僕はクックパッドへの入社を決めました。クックパッドマートへの興味半分、福崎への興味半分という感じです。
福崎と話したときは彼の年齢も知らなかったのですが(実は僕の10歳下)、「この人の考えていることは僕と同じだな」と感じました。

より新鮮で良い物を消費者に届けたいということ、ユーザーが忙しい生活の中で買い物にかかる時間をどれだけ短縮させてあげられるかというのが勝負だということ。また、送料などユーザー負担を減らすといった重要な観点を考えながら事業運営をしているというところにすごく共感したんです。

またサービスを着実に成長させるための成長戦略がしっかりしていたことにも惹かれました。これまでにいくつか、サービスの拡大を急ぐあまり失敗をしてしまったサービスを見てきたのですが、クックパッドマートはスピード感を重要視しつつ「次何をするか、の見極めがウマい」と思いました。実現したいことに対して、どの順番で何をやっていくか、その優先順位付けに納得感があったんです。

僕自身変わっているところがあるので(笑)、あんまり「この人はすごい!」と誰かに影響されることが少ないんです。だけど福崎と話した時には、そのぶれなさ、先見の目、強い意志を、当時28歳の福崎から感じたことが、入社の決め手になったと言うか、何よりも「この人と一緒にやりたい」と思ったんです。

(左からマートチームの佐藤、福崎、米田、勝間、僕で去年飲みに行ったときの写真です)

クックパッドマートで「日本のリテールビジネスを根底から覆したい」

食べ物を食べているときって幸せを感じますよね。おいしいものを食べるとみんな笑顔になるし、みんなが笑顔になることで生活が豊かになっていく。そういう環境を作れたらいいなという気持ちをクックパッドに入ってから、より強く思うようになりました。

クックパッドマートが持つひとつの可能性としては、日本のリテールビジネスを根底から覆すことができると思っています。

例えば、生産者から小売店に商品が届くまでには、既存の流通ルートだと3日間ほどかかります。消費者に届くのはその後です。それを生産者から消費者が直接購入できるようにすることで、例えば「朝採れたての野菜が、その日の夕食に並ぶ」といったように、一番食べてほしいタイミングでお届けすることができるんです。

また、仕組み化された配送網をクックパッドマートが独自で持つことで、流通にかかるコストを短縮しています。そのため地域の直売所で売買をするような、売りやすい・買いやすい適切な値段で取引をしていただくことが可能になります。流通にかかるコストを時間的・金銭的に最適化できるという点で、クックパッドマートの仕組みはリテールビジネスでは大きな改革になりうると思います。

さらに、今生産者の人口がすごく減ってきています。若い人たちが飛び込もうと思ってもまずは農地や必要な道具のための資金を貯めるところからのスタートなのでハードルが高いんです。日本の生産者の販路の選択肢が増えて、もっと稼げるようになれば、生産者の人口が増え、もっと良い物が作れるし、なおかつ消費者にも日本の美味しい食材が届けられる。家の近くのお店ではなかなかみかけないような商品も、生産者と直接やりとりができるようになれば、手に入りやすくなります。そうすると、食卓にあがる料理の幅も広がります。

また、そういった食材を使ったレシピをクックパッドで知ることもできる。買い物とレシピから一気通貫で食卓を豊かにする、これは日本国内にとっては大きな変革ではないかと思うんです。

そのためには、専用受取場所「マートステーション」がある場所をどんどん増やしていきたい。コンビニやドラッグストア、鉄道の駅などと組むことによって、消費者が利用しやすくなり買い物に与える影響が大きくなっていくはずコンビニやドラッグストア、鉄道の駅などと組むことによって、消費者が利用しやすくなり買い物に与える影響が大きくなっていくはずなので、①いかにスピード感をもってスケールさせていくかということと、②いかに最適化された配送網を作ってあげるかの2軸が重要だと考えています。そこをどれだけ早くできるかによって、今後が変わってくるのではないでしょうか。

・・・これは事業としてというよりも、僕個人の野望なのですが、クックパッドマートの仕組みが日本から世界に発信されたら、すごく面白くなると思っています。

クックパッドマートは恵まれた環境

中にいる人はみなさん優秀です。エンジニアとデザイナーが横にいる環境で新規事業を創造できるというのはすごく良い環境だと思いますし、クライアントにもよく言われます。例えば、コンビニやドラッグストアの方と話しても、自社ではなかなかできず、外部サービスを取り入れてるケースが多いという声を聞くので、この環境はすごく恵まれているなと思います。

クックパッドマートは、いい意味で変わった人が多いです。みんな、自分をしっかり持っている。ある程度やってきたことに自信があって、自分で考えて動ける人が多いなと思います。もちろん福崎がパワーを持ってリードしてくれているのですが、ひとりひとりに裁量があって言いたいことを言える風土であると思います。もしかしたら、チームの中の人は気づいていないかもしれないけど、一般的な会社と比べると、言いたいことが言える風土ができあがっているチームだと個人的には思います。

こんな人と働いてみたい

一緒に働く人に求めるのは、ユーザーファーストに考えられる人です。クックパッドマートでは、ユーザーさんがいてビジネスが成り立つものだし、もちろん、クライアントや生産者、冷蔵庫を置かせてもらう企業やお店のことをしっかり考えられる人であることが大切です。

また、「自分がクックパッドマートで何をやりたいか」を考えてから入ったほうがいいと思います。それが根本にあって、事業の理念とかベクトルにあってるものがあったほうがお互いにハッピーだと思うから。

あと、向上心を持っている人。福崎をはじめとしてチームメンバーは、常に改善点を見つけて行動しています。だからこそ、このチームで一緒に働く人は「明確なwill」を持ちながらやっていける人だと良いなと思います。

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