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システムやデータをつなぐことで、誰もが行きたい所に自分の意思で辿り着ける社会へ。生活の基盤づくりに携わるMaaSプロダクトアーキテクトの使命。
未来の理想的な移動社会の基盤構築を支援するMaaS Tech Japan(以下、MTJ)は、地域の公共交通を使いやすくし、移動の心理的ハードルを下げる為のMaaS(※1)ソリューション開発の強化に向けて幅広い職種を募集しております。そこで今回は2024年11月にご入社されプロダクトアーキテクトを務められる古川 誠さんに、MTJでの業務内容ややりがいについて聞きました。(※1:Mobility as a Serviceの略)
――現在のMTJでのお仕事やミッションについて教えてください。
プロダクト開発部門のアーキテクトとして、主にデータに裏打ちされた交通施策を導くMaaSプラットフォーム「SeeMaaS(シーマース)」(※1)の全体設計から開発運用まで携わっています。私の役割は、膨大で幅広い交通データを整理・統合し、個別の案件の要件を整理しながら、プロダクト全体の仕組みを描いていくことです。交通課題の把握がしやすい画面設計や、施策を実行に移せるようなデータの提示、ローコード・ノーコード化等、直感的かつ柔軟な活用ができるような設計に尽力しています。他にもお客様から「こういった交通情報の可視化はできないか」などのご相談が新しい機能の開発につながることもあります。
※1) MaaSプラットフォーム「SeeMaaS(シーマース)」とは、自治体や事業者が持つあらゆる移動データを連携・分析し、データに基づく精緻な現状把握により地域の移動実態や施策の効果を可視化。それらのデータを利活用することで、都市の渋滞緩和や持続可能な地域交通の形成など都市・地域交通をはじめとする社会課題の解決や、他業種との連携による新たな価値の創出を支援するプロダクト。
詳細:SeeMaaS | MaaS Tech Japan K.K.
――これまでのご経歴も教えてください。
学生時代は、地球物理や海洋環境を研究しており研究職も考えていたのですが、他の職種の選択肢も考えてみたときに、現象をモデル化して再現・予測するというシミュレーションの奥深さを感じていたことから、エンジニア職にも関心を持ちました。父や祖父が国鉄・JRで働いており鉄道が身近であったこともあり、前職は鉄道情報システム株式会社(通称:JRシステム)にて新卒から10年以上在籍し「みどりの窓口」で利用される座席予約システム「マルス」のシステム開発に主に携わっていました。駅端末や外部web予約システム等とのインタフェース設計やデータ設計を主軸とし、開発の効率化、生産性向上などにも取り組んでおりました。
――MTJに出会った経緯や入社のご理由を教えてください。
前職は鉄道がメインでしたが、長く働くなかで、鉄道だけでなく、広く交通による社会課題の解決や利便性の改善に携わりたいと思ったことが転職のきっかけです。初めてMaaS Tech Japanをを知ったのは代表日高の書籍『MaaS モビリティ革命の先にある全産業のゲームチェンジ』が出版された2018年頃だったと思います。
その後、前職でもMaaSに関する勉強会や、MTJ代表日高さんの講演を伺う機会があり「100年先の理想的な移動社会の基盤を構築し、移動社会を高みにシフトさせる」という想いに強く共感し、昨年11月にMTJへの参画に至りました。
――MTJで働くやりがいはどんなときに感じますか?
携わる領域が多岐にわたり、地域交通全体に関わることができる環境がやりがいに繋がっています。鉄道・バス・タクシー・シェアサイクル・オンデマンド交通など、様々な交通を面で捉え、全体を俯瞰し整理していくのですが、携わるプロジェクトの幅広さや取り扱うデータの幅広さにも入社時には大変驚きました。
一例ですが、現在国土交通省主導の地域交通DX推進プロジェクトを長崎自動車株式会社様と株式会社小田原機器様と弊社MTJの3社で推進していますが、開発担当として私も直接長崎に赴いた際に、自分が開発に携わるシステムが、実際に暮らす方の日常に役立てることを肌で感じることができたとき嬉しさを感じました。
前職は巨大で複雑なシステムを担当していたため、一極集中の開発業務であったのですが、MTJは調査から運用まで幅広く関われるからこそ、自身でプロダクトを創造していく実感を得ることができるのでやりがいも大きいですし、設計時のアイデアもたくさん浮かびます。
――MTJで働くうえで意識されていることはありますか?
全体像を可視化し整理を行い関係者と共有するよう意識しています。また既存の仕組みにとらわれずに、今まで触れていない技術を学び続け、柔軟にプロジェクトや開発に取り入れて行くことも意識しています。現在はデータエンジニアリングやGIS(地理情報システム)を活用することが多いですが、他にもSeeMaaSでより効果的なデータ活用・可視化できるよう、様々なサービスや機械学習系の試行実施や資格勉強等自己研鑽を積むように心がけています。
――実際に働いてみて、どんな方がMTJの風土にマッチしそうと感じますか?
弊社は挑戦の真っ只中にある会社なので、確立されたスキームがあるわけではありません。だからこそ、前例にとらわれずに解決策を考え形にできる方、つまり自走力がある方は弊社の風土にマッチすると思いますね。もちろん相談しやすい環境、心理的安全性はありますが、いろんなことに好奇心を持てる方は進化が著しいMaaSの分野で楽しく働けるのではと感じます。
――今後MTJで、実現したいことはどのようなことですか?
鉄道やバスだけでなくシェアモビリティ等様々な交通を含め、データを活用して移動をひとつながりの体験として提供していきたいです。手段は多様化していますがまだまだ交通の課題は深刻です。高齢化社会である日本で、特に過疎地域ではどこに向かうにも家族の迎えが必要だったり、一人で移動することができない地域も多いです。
私は住む場所関係なく、どんな方でも自分の意思で一人で行きたいところに行ける社会にしたいと思っています。誰もがストレスなくシームレスにたどり着ける社会を、システムとデータをつなぐことで実現すべく、チーム一丸となって移動改革を推進していきます。
――最後に一言お願いします!
交通に興味がある人はもちろんのこと、交通自体に興味がなくても、人々の生活をデータで支えたいと思う方はやりがいを感じることができると思います。多様なバックグラウンドを持った方とより良い基盤・システムを作っていきたいと考えていますので、ぜひご応募お待ちしております。一緒に挑戦しましょう!!
――古川さん、ありがとうございました。
MaaS Tech Japanでは、異業種・異業界からのご応募も絶賛募集中です。ご興味がある方はエントリーください。カジュアル面談ですり合わせさせていただきます!