こんにちは!株式会社CROSS TOKYO代表の溝橋です。
本日は、CROSS TOKYOが大切にしている価値観について詳しくご紹介します。
・創業の背景
・CROSS TOKYOが目指す世界
・STYLE(カルチャー)
・採用のこだわり
についてお話しして参りますので、「起業家マインドをお持ちの方」や「世の中にインパクトを与えたい方」はぜひ最後までご覧ください。
創業の背景![]()
創業の背景には「日本が勝つ」ための「ニューノーマルを作りたい」という想いがあります。
というのも、世の中には本当にいろんな考え方があっていいと思っています。特に日本は多神教の国でもあるので、価値観も多様であるべきだと思います。でも、ベンチャー業界は、どちらかというと“一神教”的な雰囲気があります。例えば、シードで資金調達して、アーリー、シリーズA・B・Cと進んでいき、IPOを目指す。高校野球だったら「甲子園を目指すぞ」というくらい、すごく分かりやすい目標に向かっていると思います。
でも、「それは本当に幸せなのか?」。そのような会社の経営者の方が、必ずしも幸せとは限りませんし、働く従業員の方々も、どんな想いを抱えているのか外からはわかりません。
そのため、創業当初から「上場を目指すこと」自体を目的にするのではなく、もっと有機的に、多様なスタイルで動く組織があってもいいんじゃないかと考えていました。
もちろん、そういう会社がすでにあることも理解しています。でも、私自身としては、これまでの型にはまらない、日本が勝つための「ニューノーマル」を作っていきたい。その想いが、創業の背景になっています。
CROSS TOKYOが目指す世界
ー次のニューノーマルを作る
「次のニューノーマル」を作るのは、基本的に“アウトサイダー”だと思っています。振り返ってみても歴史のなかで新たな常識を作ってきたのは、“外”から来た人たちであることが多いです。
枠組みの外にいるからこそ、今の世界に違和感を抱き、新しい視点や知識で次世代のスタンダードを創造できるのだと思います。
私自身も、その意味でアウトサイダーに近い立場だと思っています。アカデミアの世界への挑戦、異業種からの人材・コンサルティング業界への転身など、常に外側から新しい領域に飛び込んできました。
だからこそ伝えたいのは、「スタートは誰もがアウトサイダーである」ということ。そして、その立場からでも、「勇気を持って挑戦していこう」ということです。
ー近未来ビジネスの共通資本の開発![]()
新たな時代の常識、すなわち『ニューノーマル』を創造する上で、重要な要素の一つは“資本”であると考えています。
ここで言う資本とは、単に金銭的な意味合いに留まらず、誰でもアクセスできる「共通の考え方」や「概念」のことを指しています。例えば、営業の分野における“SPIN”のようなフレームワークや、思考法における“PDCA”のようなものが挙げられます。これらの概念の有無により、物事の捉え方や可能性は大きく左右されると思います。
だからこそ、私たちは、誰もがアクセスし、活用できる「共通資本」となるような、革新的な考え方や仕組みそのものを開発していきたいと考えています。
「次のニューノーマルを作る」ためにやるべきこと
ーCXO Firm
大学発ベンチャーは全国に約4,200社ありますが、そのうち研究開発型は約1,000社。その多くが、ビジネス経験のないCTOがやむを得ずCEOを兼任し、経営面に課題を抱えたまま事業を進めています。結果として、技術力は高くてもスケールできずに終わるケースが後を絶ちません。
だからこそ、優れた経営層を育てる「CXO Firm」の存在が不可欠だと考えています。これからの時代は、アイデアだけでは勝てない。技術と経営が両輪で走れる仕組みが、ニューノーマルになるはずです。
ー日本の全産業に挑戦する![]()
2038年からは「教育」分野にも力を入れていきたいと考えています。これは私の持論ですが、人が人に伝えられることは、“成功体験”と“失敗体験”だけだと思っています。それ以外のことは、本を読めば知識として得られる。でも、血の通ったリアルな体験こそが、その人にとって本当のノウハウになるのではないでしょうか。
だからこそ、農業や林業など、日本が細かく分類している産業部門すべてに取り組むことで、見えてくる景色や、届けられるメッセージがあるはずだと思っています。
STYLE(カルチャー)![]()
上記の3つは、全部が繋がっていて循環しているものだと思っています。まず、「クライアントを勝たせる」というのは、ビジネスの根幹であり、当たり前のことだと思っています。どんな事業であっても、お客様を勝たせることが第一です。
ただ、それを実現するために、1人で完結するビジネスはほとんど存在しません。だからこそ「チームで勝つ」ことが大切になります。
「早く行きたければ1人で行け。遠くへ行きたければみんなで行け」という言葉がありますが、大きなビジネスを実現したり、社会的インパクトを生み出したりするためには、チームでなければ成し遂げられない。
でも、その「チーム」も、結局は個の集合体です。例えば、5人集まっても、全員が弱ければ、チームとしても弱いままです。5人集まったからといって、突然強くなることはない。
だからこそ、1人ひとりが「プロフェッショナルである」ことが必要です。その領域におけるプロであること。常に学び、研鑽を重ね、強い個であり続けること。
そうしたプロフェッショナルたちが集まるからこそ、強いチームが生まれる。そして、その強いチームこそが、クライアントを勝たせることにつながる。
3つSTYLEは、そのように循環していくものだと考えています。
採用のこだわり![]()
ー素直でいいやつ
これは、私の古巣であるサイバーエージェントの採用基準で一番上に掲げられていた「素直でいいやつ」という言葉に強く惹かれ、CROSS TOKYOでも採用基準としています。
「素直でいいやつ」には、二つの重要な要素があると考えています。
一つ目は、マネージャーや経営陣が「この人を育てたい」と思えることです。そうなると、マネジメントの負担が減りチーム全体が気持ちよく成長していける。結果的に、それが組織全体の強化に繋がると考えています。
二つ目は、教えられたことを素直に試せる人が多いほど、個人の成長速度が向上するということ。このようなカルチャーが組織全体に浸透していくと、良い循環が生まれ、すごく筋肉質な組織になっていくと思います。
様々な企業で働いてきましたが、サイバーエージェントは「一緒に仕事したいな」って思う人が圧倒的に多かったと感じています。
結局のところ、「この人と一緒に仕事したいか?」って、すごく大事な判断軸だと思っています。私自身、そこをすごく重視しています。だからこそ、「素直でいいやつ」に、ぜひ私たちの仲間になってほしいと思っています。
ー起業家マインドを持っている人
別に、CROSSTOKYOの中で社長にならなくても良いですし、もっと言えば、社外でも社長にならなくても構わない。でも、「起業家マインド」を持っている人にこそ入ってきてほしいと思っています。そこがないと、私たちとは価値観が合わないんじゃないかなと思っています。
ここで言う「起業家マインド」は、お金持ちになりたいとか、そういう話ではなく、
「自分で責任を持って、新しいチャレンジをしてみたい」という気持ちです。
というのも、将来、経営者になりたいと思っている人でも、様々な理由で別の道を選ぶこともあるかと思います。でも、そんな人がCOOになる場合、ものすごく価値のあるCOOなんじゃないかと思います。なぜなら、「CEOを目指していた」という経験があるからこそ、CEOの苦しみがわかるし、気持ちにも寄り添えるから。
「経営者は孤独だ」とよく言われますが、それは、なったことがない人にはわからないことだからこそ、一度でもそこを本気で目指した人は、本当に心強い存在になると思います。
ー野望のサイズが大きい人
「野望のサイズ」が、実現できる未来のサイズを決めると思っています。野望が小さいと、実現できる未来もどうしても小さくなりがちです。
だからこそ、そのマインドブロックを外していくことが大事だと思っています。会社としても、そういう発想の広がりを後押ししていけたらいいなと思っていますし、野望のサイズが大きい人って、やっぱり魅力的だなと感じます。
ー自責で考えられる人
この世の不利益は、すべて当人の能力不足によるものだと考えています。そういう意味で、他責にする人ってまだまだ多いと感じているのですが、CROSSTOKYOには、自責で考えられる人に来てほしいです。逆に言えば、「自分が本気で頑張れば、世の中だって変えられる」っていうくらいの高いモチベーションで人生を歩んでいる人。
そういう人たちと一緒に、新しい挑戦をしていきたいと思っています。
ー勝者のメンタリティを持った人
ヨーロッパのサッカークラブの監督がよく口にする言葉に、「勝者のメンタリティが足りなかった」というものがあります。これは、ビジネスの世界でも大切な考え方だと思っています。
私自身も、これまでかなり“勝者のメンタリティ”を意識して生きてきましたし、野村証券、サイバーエージェント、セールスフォースなどで働くなかでも、その姿勢を感じる場面が多くありました。
とにかく最後まで誰一人として諦めないです。全員が本気で勝ちにいく。チームで、ちゃんと目標を達成し、予算を達成します。
だからこそ、CROSS TOKYOの採用においても、「勝ちにいく姿勢」や「最後までやり切る覚悟」を持っているかどうかは、特に重視しているポイントのひとつです。
最後に
結局、「本人の向かうベクトル」と「会社のベクトル」が合っているかが、いちばん大事だと思っています。ここが合わなければ、組織で働く意味は正直あまりないとも感じています。
DeNAの難波さんの記事を読んで、すごく共感したことがありました。
DeNAでは、モバゲーから始まり、プロ野球やタクシー事業など、幅広い分野へ展開しています。それは、優秀な人ほど飽き性だからこそ、飽きさせないために複数の事業を持っている、という考え方。
CROSSTOKYOも、それに近いスタンスがあります。さまざまな業界や業種へ挑戦することで、一人ひとりの“野望”を満たす場を作りたいです。例えば、「いつかスポーツチームを買って経営したい」というメンバーがいれば、「3年後、買おう。そこの経営は任せた!」と言えるような環境にしたい。
もしあなたの描くベクトルがCROSS TOKYOと重なるなら、きっと面白いことができるはずです!