こんにちは。プリモ動物病院グループで研修(オンボーディング)を担当している松永です。
私は現場で動物看護師として勤務した経験があり、新人としての不安も、現場の忙しさも、両方を体感してきました。だからこそ、入社直後の時期を「根性で乗り切るもの」にしてほしくない、と強く思っています。
0〜90日は、成長の土台が決まる大切な期間です。
この期間に“伸びる人”には共通点があります。才能というより、日々の向き合い方です。今回はその中でも、特に重要だと感じている3つをお伝えします。
伸びる人がやっていること①:質問を「早めに」「小さく」出す
伸びる人ほど、質問をため込みません。
「もう少し整理してから」と抱え込むほど、ミスが大きくなったり、修正に時間がかかったりして、本人も周囲も苦しくなります。
大切なのは、分からないことを早い段階で共有し、軌道修正を小さく済ませることです。
これは遠慮の問題ではなく、安全性とチーム医療の質に直結します。
使いやすい質問の型
- 「いま◯◯までは理解できました。次は△△で合っていますか?」
- 「AとBで迷っています。現時点ではどちらを優先すべきでしょうか?」
- 「判断のポイントを確認したいです。どこを見れば良いですか?」
質問の“早さ”は、成長のスピードだけでなく、現場全体の負担を軽くする力にもなります。
伸びる人がやっていること②:上手な先輩の動きを「言語化」して再現する
新人期に起こりやすいのが、先輩の動きを見て「すごい」で終わってしまうことです。
伸びる人は、上手な人の行動を観察したあとに“要素分解”して言葉にします。これができると、再現性が一気に高まります。
観察メモは3行で十分です
- 何を見ていたか(視点)
- 何を優先していたか(判断)
- どんな順序で動いていたか(手順)
たとえば保定ひとつでも、力だけでなく「支える位置」「動物の逃げ道の消し方」「声かけのトーン」など、再現できるポイントが必ずあります。
“なんとなく”で流さず、再現できる形に落とし込むことが成長につながります。
伸びる人がやっていること③:成長を「見える化」して、自己評価を安定させる
入社直後は、本人の感覚だけでは成長が見えにくい時期です。
真面目な人ほど「まだ足りない」と感じやすく、焦りや自信の低下につながることもあります。
そこで有効なのが、成長を記録して“見える化”することです。
自己評価が安定すると、学びの吸収も前向きになります。
週1回で十分:振り返りはこの3つ
- 今週できるようになったこと
- 次に詰まりそうなこと
- 事前に確認しておきたいこと(来週の予防)
「できたこと」を小さくても言語化して残すことが、長く伸び続ける土台になります。
参考:0〜90日の“ざっくりロードマップ”
職種や配属先により調整はありますが、全体像のイメージです。
- 0〜2週:動線・基本業務・安全/感染対策・質問の出し方の習得
- 3〜4週:基礎業務の安定・よく出るケースへの対応・観察→言語化の習慣化
- 2か月目:できる範囲の拡大・任せ方の段階化・ミスを小さく管理する
- 3か月目:再現性の向上・強みの芽を把握・次の伸びしろの明確化
この3か月を「耐える期間」ではなく、「伸びるためのルートを整える期間」にすることが重要です。
最後に:0〜90日は「才能」ではなく「向き合い方」で差がつく
伸びる人は特別な人というより、
- 早めに質問し
- 観察を言語化し
- 成長を見える化する
この3つを継続している人です。
一方で、それを新人さん個人の努力だけに任せるのは適切ではありません。
プリモでは、トレーナーの関わり方やチェックの仕組みも含めて、成長が進む環境づくりを大切にしています。
見学や説明の機会があれば、具体的にお話しします。
入社後のイメージが持てるよう、できる限り丁寧にご案内します。