こんにちは!25卒内定者の新谷です。
今回は、RIZAPグループの子会社であるREXT Holdings株式会社に出向されており、HAPiNS事業部の副事業責任者をされている小畠さん(21卒/5年目)にRIZAPグループでのキャリアについてお伺いしました。
ぜひ最後までご覧ください!
人生が変わるきっかけを作れる仕事
―― 小畠さんの自己紹介をお願いします!
2021年に新卒としてRIZAPグループに入社し、初期配属はRIZAPグループの社長室と子会社であるRIZAP株式会社で新規事業ユニットという部署を兼務しておりました。その後1年目の11月頃に人事部に異動し、2年目から新卒採用の責任者や研修制度の設計を担当。3年目で管理職になり、中途採用や教育全体を統括する立場となり、4年目から現在は、RIZAPグループの子会社であるREXTHoldings株式会社の経営企画副部長とHAPiNS事業部の副事業部長を兼務しています。
―― 就職活動ではどのような軸で企業を選んでいたのですか?
就活当初は特定の業種や職種に強いこだわりはありませんでした。ただ、中学高校時代、人間不信や両親の会社の倒産などを経験し、勉強もろくにできない落ちこぼれだった自分が、コンビニでアルバイトしている両親を安心させるために大学受験で逆転合格して人生を好転できた経験を通して「後ろ向きな気持ちになっている人が努力することや成功体験を積むことで人生が好転するようなきっかけを作れる仕事」に関わりたいと思っていました。
その中で、たまたま採用の合同説明会でRIZAPグループが登壇しており、【「人は変われる。」を証明する】という理念に一目惚れし、特に若手のうちから経営に近い視点を持ち、さまざまな業務に携われる点が自分の波乱万丈な人生に近いものを感じたので、入社を決めました。
―― 実際に入社してみての印象はいかがですか?
chocoZAP事業の伸び方を見ていると分かると思いますが、入社前に聞いていた以上にスピード感がありました笑。また、そのスピード感は、理念に共感して入社する人が多く利他性が強いため、チームで支えあいながら進めていく文化があるからこそ実現できているんだろうなと気づくことができたので、入社してからより会社の文化が好きになりました。また、若手に裁量を与えてくれる環境があり、どんどん新しいことにチャレンジできるのも特徴です。失敗は悪いことではないと受け入れてくれる社風があると感じています。
多岐にわたるキャリアの変遷と挑戦
―― 入社後さまざまな部署を経験されていますが、それぞれの部署での業務や印象的なエピソードがあれば教えてください。
初期配属の社長室では当時コロナ禍ということもあり、「RIZAP=ボディメイク」のイメージからの脱却や新たな価値の創出が求められていた状況で、フィットネスのオンライン化やEC比率向上など数多くのプロジェクトが動いておりました。私はその中でも「RIZAP LIVE(現在のchocoZAP LIVE)のアプリ化」に向けたプロジェクトを主に担当しておりました。
1年目の後半から人事部に異動してからは、評価制度の運用や研修の企画運営を担当し、2年目の夏頃から新卒採用責任者として採用戦略に携わりました。それまで採用業務の経験がなかったことや、エンジニア新卒採用の立ち上げという今までになかった挑戦もあったため、どのような基準で採用を進めるべきか、どうすれば会社に適した人材を見極められるのかが分からず、試行錯誤の連続でした。
特に当時はchocoZAP立ち上げのタイミングで組織の形が見えづらく、とても苦労しました。そのため、まずは自分なりの仮説を立て、実際のデータや上司・現場の意見と照らし合わせながら軌道修正を行うことを意識しました。人事部の先輩や経営陣との対話を増やす中で、段々と採用の意図や求める人物像を具体化することができました。
3年目の時に管理職になり、中途採用や教育全体を統括するようになりました。管理職になってからは、自分の行動が組織全体に与える影響が大きくなり、プレイヤーとしての役割とは大きく異なることを実感しました。
特に、責任の範囲が拡がったことで、部下の生活やキャリアを預かるというプレッシャーも感じています。一方で、その責任があるからこそ自分自身成長できている実感もありましたし、メンバーの成長をサポートできることにやりがいを感じていました。
―― 大変なことも多かったのですね。
そうですね。でも意外とへこたれたことはあまりなくて。僕の中で「小畠天才理論」という持論があるんです笑。「他の人にできて自分にできないことはない。 ある程度のことは努力すればできる」という根拠のない自信なんですけど笑。「もっと辛い時に比べたら乗り越えられるし、乗り越えたらきっと楽しくなるよ」とメンバーにもよく言っています。「辛い」というより「楽しくなってきた!」と敢えて思うことが大事なのかなと思っています。
―― 管理職になる前後で、どんな変化がありましたか?
前述の内容とも重複しますが、成果とメンバーを持つことそれぞれに対しての責任感は強くなったと思います。
例えば、管理職は「事業を黒字化させる」「売り上げを上げる」などの抽象的なミッションが与えられます。 そして、組織全体の成果に責任を持つことになります。今の仕事も業務改善やコスト削減といった具体的な成果を求められる場面が多く、自分の判断が事業の成否に直結することを痛感しました。
ただ、プレッシャーがある分やりがいも大きいです。経営視点を持ちながら、どうすれば事業を成長させられるかを考え続けることで、自分自身のスキルも磨かれると感じています。
抽象的なミッションにどう立ち向かうのか
―― 直近、事業会社を横断した異動をされていますが、現在はどのような仕事をされているのでしょうか。
現在は、HAPiNS事業部の副事業部長として社員の業務改善や効率化に取り組んでいます。 また、社長室 経営企画副部長として、HAPiNSと同様にREXT Holdings社が保有している新星堂事業部の数値管理や予算の策定などを行っております。これまで人事をずっとしてきたので、経営や事業運営に関する知識がない中での挑戦ではありますが、自分ならできる!というマインドで日々学びながら業務に取り組んでいます。
―― 複数の異動を経て、今後のキャリアビジョンは広がりましたか?
そうですね。広がったというより、シャープになった印象でしょうか。
ある意味事業部という自由な環境に放り出されて、「事業の利益創出」というシンプルな目標の中で何をやるかは自分次第という状態からスタートし、自分のやるべきことやできることなど、自分と向き合う時間が増えました。
そんな中で、まず自分が事業部に入ってから目をつけたのはメンバーの生産性向上でした。HAPiNS事業に長く関わっていて、誰よりもブランドの魅力を知ってる専門性の高い方々に囲まれている環境で、その人達の作業負担をいかに抑え、バリューを発揮できる環境を作れるのかを自分のミッションとして取り組んでいます。 人事の頃から教育に携わって「もっとメンバーが楽しく、快適に働ける方法ないか?」とよく考えていましたし、自分が仕事を通してやりたいこと、届けたい価値はこれなのかな、と経験を通してどんどんクリアーになってきた感覚があります。
―― 過去の経験がつながってきているのですね。お話いただきありがとうございました。最後に、読者の皆さんに一言メッセージを頂けますか?
キャリアは最初から決まっているものではなく、自分で作っていくものだと思っています。RIZAPグループでは、若手のうちから大きな挑戦ができる環境があります。最初は分からないことも多いと思いますが、試行錯誤しながら経験を積んでいくことで、自分にとってのベストなキャリアが見えてくるはずです。
そして大切なのは、仮説を立てて行動すること、根拠のない自信(小畠天才理論)を持つことです(笑)。困ったときには周囲を頼りつつ、ポジティブに挑戦し続けることで、新しい道が開けてくると思います。ぜひ、一緒に成長していきましょう!