こんにちは。25卒内定者の住谷です。今回は、RIZAPグループ海外事業部chocoZAP運営ユニットの成田さん(21卒/4年目)にお話を伺いました。
アメリカ、台湾、中国、香港と海外にも出店しているchocoZAP。今回は、chocoZAPの海外市場拡大を担う、海外事業部に所属している成田さんにインタビューさせていただきました。
chocoZAPにおける働き方や、海外事業に興味がある方はぜひご覧ください。
就活時に気づいた、“うすっぺらい” 自分を変えたくて
―― まず、成田さんの自己紹介をお願いいたします。
大学時代は、国際経済学科に所属していました。経済というよりは「国際」の方に興味があり、進学する学科を選びました。
―― 就職活動中の過ごし方について教えてください。
本格的に就職活動が始まる3年生になるまで、インターンなどは特に経験せずに過ごしていました。いざ就職活動を始めるタイミングで自己分析をした際に、自分の”薄っぺらさ”に打ちひしがれました。
「何かをやらなくては」と考えた結果、海外インターン参加を決めました。ベトナムで2週間、現地にあるお店のプロモーションをするチームとして活動しました。
帰国後、自分が何を頑張りたいのか改めて考えたところ「自分の“想い”や“好き”が乗った仕事がしたい」と思うようになりました。その後もインターンなどに取り組んでいく中で、「好きと思えることを突き詰めてみたい、自分に自信を持ちたい」という思いが強くなり、1年間の休学を決め、興味があったウェディングの会社とランジェリーの会社でインターンをしていました。
―― なぜRIZAPを志望したのですか?
「人の自己表現を応援したい」と考えていた私にとって “「人は変われる。」を証明するという理念が非常に共感できるものだったからです。そして、実際にその理念に沿って事業を展開している点が素敵だなと感じました。
また、たくさん打席に立たせてもらえるベンチャー企業らしさと新入社員への教育制度がある大きな会社ならではの点を兼ね備えているところも魅力に感じました。
私は2021年入社なので、就活をしていた頃はコロナの影響でRIZAPの事業も逆境の最中でした。当時主力だったボディメイク事業において一時営業休止をしていたりと、会社として苦しい状況にありました。新卒で逆境を経験することで、自身が鍛えられる部分があるのではないかとも考えていました。
複数の部署異動を経て、得られた成長
―― 入社後の流れを教えてください。
最初の配属は、グループ会社の健康コーポレーションという会社で新商品の開発をしていました。この会社は「泥あわわ」等の美容商材や健康食品を扱っており、その中で商品の開発やマーケティングを1年ほど経験しました。
その後、chocoZAPが新規事業として立ち上がり、chocoZAPの商品開発部に異動しました。店頭の物販スペースのレイアウトを考えたり、販売する商品の選定を行っていました。ECサイトを作ることになり、Webページの作成やWebで販売する商品の選定もしていましたね。
そして、RIZAP株式会社の商品部で品質保証に関わり、chocoZAPの運営統括部を経て、今年の9月から今いる海外事業部で稼働しています。
―― 各部署を異動するスピード感がとても早く感じましたが、異動をする中で気づいたことはありますか?
最初の配属は、自分が希望をしていた商品開発やマーケティングに携わることができて嬉しかったのですが、それ以上に「とにかく自分が仕事をできるようになりたい」という思いが強かったです。だからこそスピード感などついていくことが大変な中でも、与えられた環境で自分も力になりたいと思っていましたね。
部署を転々としてきた中で、RIZAPにはスピード感はもちろんなのですが、そこに付随して「1回やってみよう」の精神や、若手にもチャレンジさせようという環境があるなと感じるようになりました。私はそのような環境の中で力を付けたいと思っていたので、大変でもなんとかついて行こうと思って日々働いていました。
このように、日頃から打席に立たせてもらえることが多いことで、得られる経験は大きいです。当社の事業規模で若手にも意思決定をさせてもらえるというのは、なかなか経験できないことだと思っています。
現地のことを知り尽くした先の“ローカライズ”
―― 海外事業部では、どんなことをしているのですか?
海外事業部は現在海外展開しているボディメイク事業とchocoZAP事業をどのように運営・展開していくかを企画する部署です。私は海外事業部の中でも、chocoZAP運営ユニットに所属しているのでchocoZAPを展開している4か国(アメリカ、台湾、中国、香港)の店舗の運営サポートや会員数を増やすための施策などを考えています。
最近だと、会員のお客様に継続してもらうため改善するための施策にも取り組んでおり、現地の店舗責任者の方と毎日コミュニケーションを取って、サービス改善につなげています。
部内は、大きくマーケティングと運営に分かれており、私は運営担当をしています。国ごとに使うことのできるシステムや、起こるトラブル・要望等も変わるので、それぞれのケースに合わせた対応が必要です。
―― 具体的にローカライズはどのような形で進めていくのですか?
現地責任者と綿密にコミュニケーションをすることで、国による国民性や雰囲気なの違いや、必要なシステムなどを知ることができます。現地のことを1番知っているのは現地責任者なので、その方たちの意見をきちんとくみ取ることを意識しています。
また、実際に海外店舗を直接見に行くことや、新規店舗やリニューアルされた店舗を見に行くこともあります。行ってみて初めて分かることも多いので、今出店している国には、1度足を運ぶことになっています。現在は3か月に1度くらいの頻度で海外出張に行っているメンバーもいます。
―― 部署全体で共有している今後の展望はありますか?
まだ成功している国ばかりではないですが、今出店している国については、事業的な収支を合わせて、しっかりと利益を生み出せる体制にしていく必要があります。今後もその国の中で、複数店舗を展開できる事業にしていくことが今の目標です。各国必要なローカライズをして利益を生み出していくことが理想ですね。
海外店舗の成功をサポートしたい
―― 成田さん自身の今後の展望をお聞かせください。
「自分が何をしたいか」というよりも、自分が求められている環境があれば、精一杯頑張りたいという気持ちが強いです。4年間働いてきた中で、自分がするべきこと、求められていること、得意なことが見えてきた面もあるので、それらを伸ばしながら、所属先への価値提供ができればと考えています。
海外事業部においては、事業の黒字化と安定して収益を上げていくことが直近の目標です。先ほどお伝えしたように、現地責任者の方とコミュニケーションをとる機会が多くあるのですが、その方たちは事業方針や日本のメンバーの意見を尊重しながら、自分の店舗を良くしようと当事者意識を持って日々働いてくれています。頑張ってくれている現地のメンバーが「店舗が黒字になる」という成功体験を積んでほしいですし、日々の努力が報われるよう頑張りたいなと思っています。
―― 最後に、就活生に向けたメッセージをお願いします。
私も就職活動をしていく中で、正解を探して悩んだことや、面接の結果に一喜一憂したことがありました。ただ、実際に働いてみると、当時正解だと考えていたものが違っていたり、変化する場面も多くあります。だからこそ、正解不正解を考えるのではなく、全力で考え切った選択をとることが重要だと考えています。それが結果的に、1番後悔のない選択につながると思っています。
後悔の無いまでやり切れれば、どんな経験も失敗にはならないと思っています。また、就職活動が上手くいかなかったとしても自分の価値がなくなるということも決してありません。「自分のことをこれでもかと考えられる貴重な経験」「自分がよりよく生きていくための人生のイベント」と捉え、楽しみながら進んでいってほしいなと思います。