2022年、明けましておめでとうございます!システムアイの藤岡です。
本年も弊社についてみなさまに知っていただきたく、
さまざまなストーリーをあげていきますので楽しみにしてください!
2022年の最初を飾るストーリーは、弊社代表の葛川となります。
創業社長ではなく2代目社長として、2019年からシステムアイのトップに立つ傍らで難易度の高い開発案件に自らも入り技術リードもしています。
葛川が代表になった2019年は東証一部上場企業である株式会社SHIFTのグループ傘下に入ったときでもありました。
会社の変革期となっているいま、葛川の想いやシステムアイとして目指す姿がわかるような内容となっていますので、最後までご一読ください。
この記事の登場人物
■葛川 敬祐
株式会社システムアイ 代表取締役社長
<略歴>
大学卒業後、プログラマーとしてキャリアをスタート。
2007年システムアイにリードソフトウェアエンジニアとして中途入社、
銀行の開発案件を中心に複数プロジェクトを技術面でリードし成功に導いてきた。
2010年には常務取締役、2019年に現職である代表取締役社長に就任。
代表になったいまでも毎日プログラミングすることを欠かさず、コードを書くことが好きで、いつまでもプロダクト開発に関わっていたい、という強い気持ちをもっている。最近ではトレーニングや食事管理も行っており、社員と一緒にダイエット部を立ち上げ、減量にもチャレンジ中。
<システムアイに入社を決めたのは創業社長からの猛アプローチ>
2001年に大学を卒業し、IT業界には未経験新卒としてシステム開発会社に入社。
大学までは趣味でPCを触ったり、少しのプログラミングを実施したり、PCにLinuxをインストールして遊んだりはしていましたが、本格的にシステム開発を経験したのは社会人になってからでした。
前職でいくつかのシステム開発を経て、当時のシステムアイの社長と出会い、ヘッドハンティングされたのです。そのころは経験していないことであれば特に会社は問わず、キャリアアップしたいという思考だったため、声をかけられたときは転職するかどうか悩みましたが、社長に何度も誘ってもらったので、その熱意に後押しされて入社を決めました。
<日本のIT産業構造に疑問をもったエンジニア時代。会社を引き継いでからは、日本のIT全体をアップデートしたい、そのエンジニア集団として先頭に立つのがシステムアイでありたい>
システムアイに入社してからは社員数もまだ少なく、同時にいくつものプロジェクトを進行することは日常茶飯事。大型プロジェクトに参画しつつ、小型・中型の受諾システム開発も同時進行していました。
いまから思うと、当時からこのような形でさまざまなプロジェクトを経験できたからこそ、幅広い技術を知ることができましたね。
金融機関向けシステムや大規模開発をいくつかも手がけてきましたが、日本のIT産業構造上、どうしてもベンダーに丸投げの発注文化やゼネコンのような構造が目につきました。
構造上の問題に対して課題感をもったわけではありませんが、
「作成請負として、丸投げして、発注して、システム開発を推進する」という仕事の流れだったため、どうしても技術的に保守的な構造を採用したり、実績のある技術だけを採用したり、といったチャレンジの少ない進め方がほとんどで、違和感を覚えました。
こういった慣習が日本のITにおけるプレゼンスを低下させた原因の一部になってしまっていると感じ、
日本のIT産業においてはまだまだ利用する技術に対する最適化の余地があると考えています。
システムアイではお客様ごとに最適な技術を選定・適用することによって、日本のIT全体をアップデートしていきたいです。
「どうやってそれを実現していくか」と考えたときに、正直地道に普及していくことしかないんですよね。ウェビナー形式で理念を伝えることよりも、コツコツすることにはなりますが、1案件ずつきちんと向き合っていくしかないです。
最近の事例をお話すると、開発言語にHaskellを新しく選定し、業務システムのWebアプリケーション開発を行うことになりました。
この言語をご存じの方からすると、「え?この言語を使って開発するの?」という印象を持たれます。
でも、この開発言語を利用することに決めました。
僕たちは標準的な技術セットはもっておらず、「Javaでの開発にコミットしていて、技術者全員がJavaの資格をもっています」というのも目指していません。
世の中の人は大体2種類に分かれると感じていて、「経験がある手法で進めたい人」もしくは「新しい手法で進めたい人」、これはどちらが良い悪いではなく、私の場合は後者に属しています。
長年触ってきたプログラミング言語は痛みを感じる部分も毎回同じ、でも違う言語を使ってみたらその痛みがなくなることがあるかもしれないと、前に経験したやり方よりももっといい手法を探っています。
これは新しくイタリア語を勉強しましょう、ということと同じで、それはこれから勉強するのはしんどいし、日本語のままで進めよう、となる方が多いと思います。
でも、先端技術を取り入れていくのは辛いと思わずにこれまでの痛みを解消する言語にチャレンジしていこうとするマインドセットが大切です。
僕はそういうマインドセットや覚悟のもと、先端技術を用いた新しい開発に取り組んでいます。
<2023年8月末までには北米に海外拠点を設置し、エンジニアリングを会社の中心においた組織づくりからギークなコンサルティング集団を目指したい>
日本のIT産業をアップデートし、ITエンジニア体験(Developer Experience)を向上する、というミッションを実現するためにあらゆる手段を駆使して貢献していきたいと考えています。
親会社の株式会社SHIFTは非常に強い営業基盤を有しているため、そこから得られたクライアントに対して最適な技術を提案し、サービスを提供し続ける、という形をつくるために幾つかの施策を考えています。
まずは2023年8月末までには北米に海外拠点を設置し、ダイレクトに先端技術をキャッチアップできるような環境を作っていきたいと考えています。
また、エンジニアリングを会社の中心に置いた組織づくりを今後も続けていきたいと考えています。
いまでもエンジニアである社員が働きやすいように、フルフレックス、選べるPC環境、インプット支援として技術書籍の購入負担、本人の意思を尊重した案件のアサインなどは行っています。
今後はさらに技術のキャッチアップに必要な費用は全額会社負担にし、それをSlack上で社員全員が、誰が何を購入したのか、を見える化します。
透明性があるため、誰が何をやっているのかが把握でき、活性化していくのではと思っています。
あとは、例えば週40時間を労働時間としたときに、その週の8時間は勉強のために使ってもいいという制度の導入も検討しています。より開発力を高めるために勉強する時間を業務の中に組み込めるようにしていきたい。
海外拠点の新設やエンジニアリングを軸にした組織づくりから、ソフトウェア・Webの進化のスピードに追従できるようなギークなコンサルティング集団を目指します。
<新しい取り組みにチャレンジしたい方と一緒に働きたい、常に経験したことがないものに取り組むスタイルであればシステムアイで活躍、成長する環境があることを約束します>
金融機関向けシステム開発で培った、「きちんと作る」という文化を大切にしつつ、ビジネス観点からお客様の売上拡大に繋がるような「新しい技術・最適な技術を導入する」という側面を併せもったチームにしたいと考えています。
従って技術面・ビジネス面の両軸を同時進行で成長させることのできる人材が最も必要です。
もちろんすべての方が当てはまるわけではないと思いますが、少なくとも「技術的な観点に対する好奇心や向上心を有する方」であれば、学びの場を提供することもできると考えていますので、そういった前向きな方に入社していただきたいですね。
当社では「同じ技術セットでのソリューション提供は行わない」ということを体現しています。
すなわち、過去にやったことのあるシステム構成や技術を何度も使い回すようなことはせず、常に何か一つでも新しい取り組みを入れていく、という考え方です。
常に新しい技術の習得が必須となるため、保守的な方や意欲が高くない方、オペレーショナルな仕事が好みの方は疲れてしまうかもしれません。しかし、意欲があり、新しい取り組みに対してチャレンジしていきたい、と考えている方には、常に何かやったことのないものに取り組む、というスタイルでソフトウェアエンジニアとして成長できることをお約束します!
システムアイではWebエンジニア・フルスタックエンジニア・ネイティブアプリエンジニア・ITコンサルタント・プロジェクトマネージャーなどさまざまな職種で積極採用中です。
代表の葛川と同じ想いをもっている方、このストーリーを見て一緒に働きたいと思った方はぜひご応募お待ちしています!
また、興味はもったけどもう少し話を聞きたいと思った方は、カジュアル面談も行っています。
オンラインで実施しておりますので、ぜひお気軽に「話を聞きにいきたい」を押してください。
みなさまにお会いできることを楽しみにしています!