1.システムエンジニアに求められる素養
SEは、システムを開発するすべてのプロセスで仕事をする可能性があるわけですが、もちろんその仕事内容に応じた能力が必要とされます。SI業界では会社の業務システム開発が商売になりますので、例えば次のようなチカラが必要です。
- 情報整理 :案件の業務要件であったり、設計や命名の規約、開発スケジュールやQA履歴など、現場には情報が溢れています。SEにはそういった情報を整理・把握して開発にあたるチカラが求められます。
- 業務推進 :プロジェクトには納期があるものです。不明点があって進まない、などの自力で解決できない状況にあって、有識者や同僚を頼ってでも、とにかく仕事を前に進めようという意思・チカラは重要です。
- 論理的思考:業務要件をシステムに落とし込むために、ロジック構築をしなければなりません。また業務内容を理解して整理するためにも、論理的な思考力は欠かせないものだと思います。
ほかにもエンジニア以前にビジネスマンとして、ビジネスマナーであったりとか、セルフマネジメント(健康やスケジュール、モチベーションなどの管理)能力も求められてきます。
あと思いつくところでは、特にモチベーションは仕事の成果に直結しますので、システム開発(技術か業務、あるいはその両方)へ興味が持てないと職業とするには長続きしないと思います。
2.向き不向き
多くの会社で、「未経験から誰でもSEになれます!」という文句は謳っていますが、結局は「向いている人、能力のある人は」という前提が隠れています。
なんで企業はそんなに選り好みするのか?と考える人もいるでしょうが、これをしないと本当にそこらじゅうで不幸が生産されます。どういうことか。
仕事って基本的には月に160時間以上も従事するようなものですから、その時間ずっとストレスに晒されるような環境でいるのは、幸福とか豊かと言うにはやや厳しいと思います。たとえば「入社前に想像していた業務とのギャップが大きい」とか、「業務を遂行するための能力が不足している」とか、色々と考えられるリスクがあります。そういった方を無責任に採用した場合に何が起こるか考えてみますが、まず本人にはつらいでと思います。自分の力が通用しない苦しさみたいなものもありますし、モチベーションも落ちるので改善もなかなか大変な道でしょう(覚悟を持って来ている人は一定数いるので、本人が問題ないと言うのなら大丈夫です)。一方企業側からみると、教育に標準以上の工数がかかる、退職リスクが最初から高い(もし短期でやめてしまったら本人の経歴にも傷がついてしまうことも...)、採用や教育コストを回収できないなど、結構なリスクが想像されます。
ですからお互いの不幸を避けるために、しっかりと選考して、企業に合う人を採るようにしているわけですね。
弊社の選考ではしっかりと会社の説明はしたうえで面接を行い、応募者の方にも適性試験を受けて頂くなどして、そういったミスマッチが起きないように気をつけて採用にあたっております。知りたいことがあったら給与面の話でもキャリアの話でも遠慮なく(本当に遠慮なく)質問することをおすすめします!