1. 自己紹介お願いします!
私は北海道で生まれ育ち、札幌にある全日制の私立高校を卒業後、アメリカ・オハイオ州のDenison Universityに進学しました。現在は大学3年生で、教育学を専攻しています。
教育に関心を持つようになったのは、中学・高校時代の経験が大きなきっかけです。中学生の頃には不登校を経験し、進路の選択肢が限られていくなかで将来への希望を見失っていました。しかし高校に入学してから、自分の可能性を信じ、広げてくれる先生方と出会い、人生が大きく好転しました。その経験から、将来は「自分の可能性を信じきれずにいる高校生が、少しでも自分の力を認識し、わくわくできるように支える教育者になりたい」と考えるようになりました。
この想いを軸に、現在はさまざまな形で教育に携わっています。たとえば、青楓館とも提携している「There is no magic!!」を運営するMAGEEEKでは、海外大学を目指す高校生に対して自己分析や出願校選び、エッセイ指導などのサポートを行うメンターをしています。また、高大連携の探究プログラムで中高生のメンターを務めたり、大学内外で日本語を教えるチューター活動にも取り組んでいます。
2. 青楓館のインターンに応募したきっかけは?
就職も見据えながらWantedlyでインターンを探していた際、青楓館のページを見つけたことがきっかけです。
教育というテーマに打ち込んできたものの、「本当にこの道でいいのか」と不安になった時期がありました。さまざまな業界のインターンを探す中で、「でもやっぱり教育には関わっていたい」と思い直し、そこで青楓館と出会いました。
3. 青楓館にジョインを決めた動機や理由は?
Wantedlyのページで「教育」「高校生」「海外進学」といったキーワードが目に飛び込み、「これは私のためのインターンだ」と確信し、すぐに応募しました。
その後、岡内さんとのカジュアル面談で、業務内容や雰囲気が自分に合っていると感じました。
「学校教育に馴染めず、生きることに希望を見出せない高校生たちが、少しでも生きやすくなる、人生にワクワクを感じられるようにしたい」という思いが私にはありました。青楓館は、その軸をさらに深めていける場所だと確信しました。
4. 実際にインターンとして働いてみて感じたこと
青楓館は、従来の学校教育では輝ききれなかった多くの子どもたちを救う場所だと感じました。生徒にとっての「居場所」を一つでも多く、さまざまな形でつくり続けようとする教員チームがとにかく心強い。教員が生徒一人一人の学び、生活、進路、悩みに真摯に向き合う時間が、1on1を筆頭に多く取られています。また、バッジ制度等の活用によって、モチベーションを維持しながらさまざまなことに挑戦し、ポテンシャルを引き出していく生徒が多い。頼れる教員陣と構築されつづける制度から、青楓館をはじめて自分の「居場所」だと感じる高校生は多くいるのだろうなと、とにかく心ときめく毎日でした。
5. チームや環境の雰囲気
とにかく人がいい!社員、インターンのみなさんの雰囲気が本当に好きです。青楓館で働く皆さんに、心をほぐされつづけています。
また、フラットな組織といえばありきたりな言葉になってしまいますが、あらゆる面でチームや制度のバランスがとても良いと感じました。ちゃんと感情を大切にしているけど、合理的である。カオスで革新的なのに、地に足がついている。そんなバランス感覚が心地よく、はたらく人を確実に伸ばせる場所だと思いました。
6. 具体的な仕事内容、今までに取り組んだこと
私は2週間、対面でインターンをさせていただきました。
1週目は青楓館が夏休みに入る前だったため、とにかく生徒のみんなとお話しました。1日で10人以上の生徒と話し、名前を覚えながら趣味の話、進路の話、悩み相談等を聞き込むことが主なお仕事です。
そして2週目は、インターン採用に力を入れるための企画案を考え、最終日にはプレゼン形式で代表の岡内さんに提案しました。
対面でのインターンは2週間でしたが、インターン採用等のお仕事は今後もオンラインで継続していく予定です!
7. 青楓館での活動を通じて成長できた点や苦労した点
青楓館には、「青楓館にいる人は自分で反省できる人たちだから、なにかミスをしたときは、反省する様子をみせるのではなく、それを自分と他者へのポジティブな影響力に変えようとすることのほうが大事」という文化があります。ミスをいじったり、いじられたり、ユーモアに昇華することには、仕事のパフォーマンス向上という観点でも意味があるのだと感じました。その考え方こそが、青楓館を語るうえで外せない、重要な文化です。
その関西っぽい独特な文化に、最初は戸惑いつつも、最終的には自分にとって重要な気づきとなりました。自分自身も「ユーモアに昇華する」という考え方に納得できたときには、そこから得られるポジティブな力に後押しされて、肩の力を抜いて勇気をもち仕事に取り組むことができるようになっていました。
8. 将来のキャリアは?
形は変えれど、人生を通して教育に関わっていきたいと思っています。
大学1年が終わり、アメリカの大学を卒業して教育に関わることを、キャリア的に悩むことがありました。ある人には教育業界から他の業界に行くことは難しいから、最初は別の業界でスキルを身につけたほうがいいと言われたり。教育に関わる上でも社会人としての経験をもっていることは生徒や保護者と関わる上で有利になると言われたり。そういうアドバイスをもらい、悩み、他の業界の人や場所を覗いてみた時期もありました。
けれど、後悔のない人生をおくるために、一番やりたいと思う教育に関わりたいという気持ちが強くなるばかりでした。大学で教育学の課題に取り組んでいるとき、友人と教育に関する話を夜な夜な繰り広げるとき、驚くくらいに私の心が喜ぶのがどうしても分かってしまったから。
いやな疲れやしんどさ、プレッシャーを感じることなく、純粋に生きてるって思える教育に、卒業後も含めて関わりつづけたいです。
9. これから青楓館でインターンを考えている人へメッセージ
ぜひ、一度青楓館の人と話してみてほしいです。そして、私のように短期間でもいいから、青楓館で働いてみてほしいと思います。
日本の学校教育に関わることを諦めかけているなら、青楓館を知ってから諦めてほしい。それくらい、青楓館は「学校教育を諦めかけている人」に刺さる可能性を秘めている場所なはずです。