はじめまして。建設業界に特化した人材紹介でキャリアアドバイザーをしている吉江です。
今はありがたいことに結果も出てきて、会社のこともけっこう「好きだな」と思えているんですが、
転職活動をしていた当時は、わりと冷静に条件を見比べていました。
・なぜこの会社を選んだのか
・なぜ大手ではなく、あえて小規模のベンチャーに来たのか
・半年働いてみて、何が一番おもしろいと感じているのか
そのあたりを、僕の目線でまとめてみます。
僕がこの会社を選んだ理由は「両面型×業界特化×小規模」
入社の理由は大きく3つあります。
1. 両面型の人材紹介ができること
一番最初に決め手になったのは「両面型」であることでした。
企業側と候補者側、両方を自分で担当できるスタイルですね。
片面だけだと、どうしても情報が薄くなりがちで、
「とりあえず条件に合う求人を紹介する人」になってしまう感覚があって。
僕はただの求人紹介屋さんみたいな仕事はしたくなくて、
企業のことをちゃんと深く理解したうえで候補者と向き合いたいと思っていました。
・この会社の現場って実際どうなんだろう
・この社長とこの候補者は合いそうか
・この人の次のキャリアにとって、本当にここがベストか
そういうところまで踏み込んで考えるには、
両面型じゃないと限界があるな、と感じていたので、
ここはかなり重要なポイントでした。
2. 「業界特化型」を選んだこと
二つ目は「業界特化型」であること。
正直、建設業界に強い思い入れがあったわけではありません(笑)。
とはいえ、転職活動の軸として
「とにかく専門領域特化の人材紹介がしたい」
というのは決めていました。
理由はシンプルで、
・専門性がつきやすい
・競合が少ない分、ちゃんとやれば売上も上げやすい
・人材業界全体で見たときに、上を目指しやすい
からです。
建設業界の人材紹介って、正直そこまで人気領域じゃないと思います。
だからこそ「他の人があまりやりたがらないところで戦ったほうが、自分は勝てる」と感じて、
その意味でこの会社の領域はかなりハマりました。
3. 小規模でレベルの高い「少数精鋭」を感じたこと
三つ目は「規模感」です。
前職で仕事をしていた中で、
小規模の人材紹介会社と組む機会があったのですが、
「人数は少ないのに、一人ひとりのレベルが高いな」
と感じることが多かったんです。
大手だと、オペレーションがきっちり決まっていて、
良くも悪くも「そのレールの上を走る」ことで成り立っている面があります。
それだと、自分の頭で考える機会が減るし、
個人としてのスキルが伸びきらない気がしていました。
・少数精鋭の環境で、自分をもっと高めたい
・一人分以上の成果を出せる人材になりたい
そんな感覚があったので、
あえて「小さいけど強い会社」を選びました。
実は最後まで迷っていた「もう一社」との決め手の差
実は、最終的にもう一社、人材紹介会社からも内定をもらっていました。
そこは実はけっこうな大手です。上場企業のグループ企業でした。
そこに行かなかった理由も、わりとはっきりしています。
一番大きかったのは「仕事の中身」と「働き方」。
向こうの選考の中で聞いたのは、
・スカウトを月3,000〜4,000通送る
・オペレーションがガチガチに敷かれていて、それをひたすら回す
というスタイルだったこと。
量をこなすこと自体は嫌いじゃないんですが、
「考えずに、ただ量を打ち続ける」のはあまり好きじゃなくて。
再現性のあるスキルというよりも、
その場しのぎの「気合いと作業」になってしまう感覚があったので、
これは違うな、と思いました。
もう一つは「人」の部分です。
大手のほうでは、代表や営業部長ともお会いしましたが、
正直に言うと
「渋谷のイケイケなベンチャー」という雰囲気で、
少しスカしている感じというか(笑)、
人を本当に大事にしている雰囲気はあまり感じられませんでした。
一方で、今の会社の選考では、
・小林さん
・小山さん
・岡本さん
・吉田さん
・村田さん
と、合計5人と会っていて、
その全員とカジュアル面談や面接を重ねる中で
「この人たちとだったら、一緒にやっていきたいな」
と素直に思えたんです。
僕はけっこう「同族」が好きなタイプで(笑)、
小林さんなんかは、普通に男としてかっこいいなと思いましたし、
価値観的にも近い人が多いな、と感じました。
この差は、かなり大きかったです。
半年たって、個人プレイから「チームで勝ちにいく」に変わった
入社して半年たった今、
自分の中で一番変わったなと思うのは、スタンスです。
最初の頃の僕は、正直に言うと
「自分の売上さえ上がればいい」
と思っていました。
とにかく自分の数字、自分の成果。
前職がほぼ二人でやるような個人プレイの環境だったので、
そのマインドをそのまま持ち込んでいた感じです。
だから最初は、
・自分が成果を出すためのノウハウを、あまり教えたくない
・スカウトの打ち方や工夫も「これは自分の武器だしな」と思っていた
というのが本音です(笑)。
でも、チームで仕事をしていくうちに、
それがだんだん変わってきました。
・みんなで協力して、チームとして数字を追いかける
・誰かの困りごとを一緒に解決する
・自分の成功事例も共有して、チーム全体のレベルを上げていく
そうやって動く中で、
「チームで達成する喜び」のほうが、
個人の数字だけを追うよりもずっと楽しいと感じるようになりました。
今は、昔の自分みたいな考え方は本当に薄れていて、
「どうやったらチームとしてもっと強くなれるか」を考える時間のほうが多いです。
建設業界は想像以上におもしろい
半年やってみて思うのは、
建設業界って想像していたよりもずっとおもしろい、ということです。
・施工管理
・設計
・設備
一口に建設業界と言っても、本当にいろいろな仕事があって、
働いている人たちのキャリアも価値観も、かなり多様です。
現場の話を聞いていくうちに、
「この人たちがいるから、僕らの生活インフラが成り立っているんだな」
と実感することも増えました。
建設業界に特化しているからこそ、
候補者からも企業からも深く信頼される感覚があります。
建設業界に興味を持つ人は多くないかもしれませんが、
ここは、想像以上にやりがいの大きいポイントです。
僕がこの会社を「好きだな」と思う理由
会社のどこが好きかと聞かれたら、やっぱり「人」です。
よくある言い方かもしれませんが、
本当に嫌な人がいない。
その上で、具体的にいいなと思うのは
・みんな素直
・「俺が俺が」と主張しすぎる人がいない
・感情をぶつけ合うのではなく、大人な距離感で話ができる
・誰かを陰で悪く言ったりしない
というところです。
自分で言うのもあれですが、
僕は自分のことを「全然大人じゃない」と思っています(笑)。
そういう性格の自分でも、
ちゃんと受け入れてくれる器の大きい人が多い。
それが、純粋にうれしいですね。
だからこそ、新しく入ってくる人に対しても、
自分がそうしてもらったように、受け入れる側でいたいと思うようになりました。
ベンチャーだからこそ味わえる「今入るおいしさ」
事業面での魅力という意味では、
・事業の成長性
・会社としての伸びしろ
・成長スピード
このあたりもかなり大きいと感じています。
ベンチャーで、まだ規模もそこまで大きくないからこそ、
・自分の売上や行動が、会社全体の数字にストレートに反映される
・ポジションも役割も、これからいくらでも生まれていく
・実力次第で、どんどん上に行ける
という環境です。
大きな会社に入って一番下から上を目指していくのももちろん良いのですが、
小さな会社の初期フェーズに飛び込んで、
一緒に会社を大きくしていくほうが、
個人的には「甘い蜜を吸える」と思っています(笑)。
いまのこの規模感で入るメリットは、かなり大きいと思います。
なぜ僕はこの会社で「頑張ろう」と思えるのか
よく「なんでそんなに頑張れるの?」と聞かれますが、
答えはけっこうシンプルで、
「貢献したいと思える会社だから」
です。
・自分の実績が、会社の成長にダイレクトに反映される
・頑張った分だけ、ちゃんと評価される
・周りには、負けたくないと思えるメンバーがいる
数字を追うのは、自分のためでもありますが、
同時に「このメンバーと一緒にもっと上に行きたい」という気持ちが強いです。
僕自身、競争が嫌いなタイプではないので、
いい意味での「ライバル関係」があることも、モチベーションになっています。
採用目線で見た「もっと伸びる余地」と、うちの強み
採用という観点で言うと、
今後もっと良くできるなと思うのは「候補者から見える情報」の部分です。
例えばホームページ。
今も刷新に向けて動いているところですが、
候補者からもたまに「ホームページをもっとかっこよくしたほうがいい」と言われます(笑)。
候補者側からすると、ホームページに載っている情報が、その会社の第一印象になるので、ここがもっとイケていると、素直に志望度は上がると思います。
もう一つ、個人的に大事だと思っているのが
「候補者の『解像度』をどれだけ上げてあげられるか」
です。
・カジュアル面談
・現場メンバーとの面談
・評価シートの説明
・複数人と会える選考フロー
こういった機会が多ければ多いほど、
「この会社ってこういうところなんだ」
という理解度が上がり、
自然と志望度も高まります。
実際、僕自身も選考中に5人と会っていて、
そこでかなり解像度が上がりました。
・どんな価値観の人が多いのか
・日々どんな会話をしているのか
・どんな基準で評価されるのか
こうした「中身」が分かったことが、
最終的な意思決定に繋がっています。
そして、これは大手にはなかなかできない動きです。
規模が小さいからこそ、一人ひとりと密に関われる。
ここは大きな強みだと思います。
もうひとつ言うなら、
「距離の近さ」と「意見を聞いてくれる姿勢」
も、うちならではです。
前の会社では、上に意見を言おうなんて一回も思いませんでした。
正直、怖かったので(笑)。
今は、小山さんをはじめ、
役職が上の人たちがちゃんと現場の声を聞きに来てくれます。
「それいいね、やってみよう」
「一回検討してみるよ」
と即座に返してくれる環境は、
なかなか他では味わえないものだと思います。
一緒に「おもしろい会社の成長期」を楽しめる人と働きたい
まだ入社して半年ですが、
この会社が今後、何十人、何百人と増えていく姿を想像すると、普通にワクワクします。
・両面型で、候補者と企業の両方に深く向き合いたい人
・ニッチで泥臭い領域でも、専門性を持って戦いたい人
・小さくて強い組織で、自分の実力を試したい人
・チームで勝ちにいく環境が好きな人
そんな人は、きっとうちにハマると思います。
「大手で安定していきたい」という価値観ももちろんアリですが、
もし少しでも
「小さいけど伸びているベンチャーで、自分の力を試してみたい」
と思っているなら、一度話をしてみてほしいです。
同じ方向を向いてがっつりやれる仲間が増えたら、非常にうれしいです。