こんにちは。インクルード採用広報です。今回は、ニューロリワーク 横浜センターのマネージャー、梅島さんのインタビュー後編をお届けします。
後編では、仕事の楽しさを見つけるために梅島さんが実践されていることや、スタッフ全員が活躍するためのセンターづくり、数字への意識などについて詳しくお話を伺いました。
──センター運営を任されるマネージャーとして、特に意識して取り組んでいることを教えてください。
マネージャーとして一番大切にしているのは、スタッフ全員に「仕事を楽しんでもらうこと」です。そのために、気持ちよく、そして主体的に取り組める“働きやすい環境”をつくることを日々意識しています。
私が横浜センターに異動してきた1年前は、ベテランスタッフが中心となって支援を進めていたこともあり、新しく入ったスタッフがなかなか意見を言い出しにくい雰囲気がありました。
でも、私は「支援は一人で完結するものではなく、みんなでつくり上げていくもの」だと考えています。さまざまな視点が集まることで、支援の質も高まっていくと思うんです。
そのためキャリアにかかわらずスタッフ全員が意見を出しやすい環境づくりを急ぎました。
── 具体的にはどのようなことをされたのでしょうか?
最初から「意見を出してください」と呼びかけても、すぐに言えるものではないと思ったので、まずは一人ひとりと丁寧に向き合い、しっかり話をするところから始めました。
その中で、「こういうふうに考えているんだね」とスタッフの意見や想いをきちんと受け止め、その声を私自身が全体の業務に反映していくことで、「自分の意見が活かされている」と感じてもらえるように工夫しました。
今では、「ちょっとイメージと違った…」といった率直な声も出やすくなってきました。スタッフが自分らしく、主体的に仕事に取り組んでくれるようになった証だと思っています。
最近では体験に来られた方から「この事業所、雰囲気がいいですね」と言っていただくことが増えてきました。スタッフ同士の関係性や空気感についてもよく褒めていただくので、みんなが気持ちよく、前向きな姿勢で仕事に向き合っていることが、自然と“良い雰囲気”として外へも伝わっているのだと思います。
──最終的に、どのようなセンターづくりを目指していますか?
私が目指しているのは、スタッフ全員が自分の強みを活かし、活躍できるセンターです。
誰かひとりに負担が集中するのではなく、それぞれが「得意なこと」を持ち寄り、チームとして支援の質を高めていく、そんな姿を理想としています。
たとえば横浜センターには、ヒアリングが得意なスタッフがいて、初めての環境で緊張している利用者さんの本音を、丁寧に引き出してくれます。そのおかげで、利用者さんがスッと事業所に馴染んでいく場面をよく見かけるようになりました。
また、別のスタッフは課題の本質を見抜くのが得意で、「ここが根本的な課題ですね」と的確に指摘しながら、具体的な改善策までをしっかり提案してくれます。そのため、就職や復職が近い利用者さんの訓練の振り返りや、次のステップを考えるような深い面談で力を発揮してくれます。
このように、スタッフ一人ひとりの強みを見極め、適切な役割を任せることで、全員が自信を持って働ける環境が生まれ、結果として、より質の高い支援が提供できると考えています。
── マネージャーとして、どのようなときにやりがいを感じられますか?
やはり一番のやりがいは、「良い支援の結果が数字として表れること」ですね。
予算達成率や通所者数など、数値面での成果が見えてくると、自分の取り組みやセンター全体の努力が確実に実を結んでいるんだと実感できて、とても嬉しいです。
特にこの1年で、横浜センターはさまざまな面で改善が進み、数字も目に見えて上昇しています。これは日々の支援の積み重ねの成果で、スタッフ全員が一丸となって、利用者さんの安定した通所や自立に向けて真摯に向き合ってきた結果だと思っています。スタッフのみんなには本当に感謝しています。
それから、以前に比べて定着支援の利用者さんの数が減ってきているんです。これは見方を変えれば、支援がなくても自分の力でしっかり働けるようになった利用者さんが増えているということ。安定就労を支援する私たちにとっては、本当にうれしい成果だと感じています。
こういった感じで、良い支援ができている証拠が、数字の変化として現れているのはやはりとても嬉しいです。
── マネージャーとして、数字への意識は大切ですか?
そうですね。数字が伸び悩んでいるということは、利用者さんが通所できていない、あるいは新規の利用者さんの取れていない可能性がある、つまり支援や事業所のどこかに課題があるということです。そういった改善点に気が付くためにも、数字をしっかり追うことはとても大切です。
横浜センターではスタッフにも「数字を意識することの大切さ」をしっかり伝えるようにしています。私には「ニューロリワークへの安定した通所が、最終的には利用者さんの自立につながる」という信念があります。だから、通所人数や継続率といった数字を意識することは、結果的に利用者さんのためになると自信を持っています。そのため、チーム全体で数字を追うことに対して抵抗や苦労を感じたことはありません。
──最後に、インクルードへの転職を検討している方へメッセージをお願いします。
インクルードで活躍できるのは、やはり「自分自身が活躍したい!」と仕事に対して前向きな気持ちを持っている人だと思います。
私たち支援員は、ある意味で利用者さんの見本になる存在なので、自分自身がしっかり活躍している姿を見せることがすごく大切です。自分の強みを活かして、その中でやりがいを感じられる人なら、きっとインクルードで力を発揮できるはず。
ちなみに経験は問いません。福祉の経験がなくても、一般企業での経験がすごく活かせる環境です。自身の多様な経験やスキルを活かして、主体的にチャレンジしたいと思っている方には、とても魅力的な職場だと思います。
梅島さん、貴重なお話ありがとうございました。
インクルード株式会社では、「ソーシャルインクルージョンを実現し、全ての人が活躍する社会を創る」というミッションの実現に向けて、ともに歩んでくれる仲間を募集しています。
今回の記事を通じて、インクルードの事業や働き方について、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
※本インタビューの内容は、2025年7月時点のものです。