vol.05 取締役インタビュー / 技術者として、経営者として。取締役が語る、挑戦と成長を後押しする組織づくり
技術者として、経営者として。取締役が語る、挑戦と成長を後押しする組織づくり
創業時から取締役としてインフラ領域を牽引しつつ、現在も現場で手を動かし続ける林さん。技術者としての矜持を持ちながら、経営者として組織全体を見渡す視点も持ち合わせています。
両面の経験から、メンバーが主体的に挑戦できる環境づくりや、個々の成長を後押しする組織運営の考え方についてお話を伺いました。
【プロフィール】
林 茂樹
取締役(インフラエンジニア)。IT業界歴35年のベテランでありながら、現在も第一線でインフラの設計・構築に携わる。前々職からの縁で代表の乗田と共に創業メンバーとして参画し、自社サービスには必要に応じて技術面からサポートを行っている。また、多くの案件で若手の顧客PM層をリードしながら、企画段階からの立ち上げ、プロジェクト管理、安定運用までを全面的に支援。技術トラブルの解決力に定評があり、社内外から厚い信頼を寄せられている。
仲間と新たに挑む、その思いが創業の原動力に
―― アーネストテクノロジーズに参画した経緯をお聞かせください。
代表の乗田とは前々職からの付き合いがあり、当時はエンジニアとしてインフラ部門の立ち上げに携わり、組織づくりを担当していました。その後は会社の組織強化に向け総務部長を任され、セキュリティ管理者や情報システム責任者としての経験も積みました。
前職でも乗田や杉林とサービス立ち上げに関わっていましたが、乗田には「本当に取り組みたいサービスがある」という強い思いがありました。企画・コンセプトデザインを乗田が、アプリケーションを杉林が、インフラを私が担当し、大きな構想をプロダクトに落とし込んでいく――このチームワークで新しい挑戦を続けたいという思いが、アーネストテクノロジーズ創業の原動力となりました。
―― 現在の業務内容について教えてください。
現在は、BPO事業を展開するお客様の支援を主に行っています。エンドクライアントの業務分析から要件定義、システム設計まで、上流工程を一貫してサポートしており、この案件には創業当初から約5年にわたり携わっています。
社内では、受託部門のインフラ基盤をすべて構築してきましたが、現在は若手メンバーへの引き継ぎを進めています。対応に迷ったり、原因がつかめないトラブルが発生した場合には、状況を聞くだけで「おそらくここだろう」と見当をつけられることも多いですね。
IT業界歴も35年近くになり、基礎からしっかり学ぶ機会を重ねてきたことで、多種多様なサービスやプロダクトに触れる中でも、「その裏でどう仕組みが動いているのか」を原理原則から推察する力が自然と身についたのだと思います。
自由度と挑戦──自社サービスで得られるやりがい
―― 中小企業様へのIT支援において、特に意識していることは?
まず意識しているのは、コスト面を最優先に考えることです。中小企業様にとって予算は大きな課題ですから、「ドリルが欲しいのではなく、穴が欲しい」という言葉の通り、お客様が本当に求めているものを正しく理解したうえで、業務の拡張性も踏まえた最適な提案を心がけています。
また、中小企業様は意思決定や対応に柔軟性があることが多く、新しい技術にも挑戦しやすい環境です。もちろん、新しい技術の導入にはコストが伴いますので、初期費用をいかに抑えるかも常に意識しています。
インフラは目に見えにくい領域であり、保守費用などの必要性を理解いただくのが難しい場面もあります。だからこそ、経営者の方にも分かりやすい言葉で説明し、長く運用できる仕組みとして提案することを大切にしています。
―― 仕事のやりがいについて教えてください。
自社サービスに関する取り組みが始まったことが、特に面白いと感じています。これまでお客様先の大規模案件や数十億規模のシステム開発で得た経験や知見を、自分たちのサービスに活かせるのは大きなやりがいです。
さらに、自社サービスならではの自由度の高さも魅力です。UIやデザイン、スマホアプリの使い勝手、競合サービスの動向を参考にしながら、「これは自分たちのサービスに取り入れられる」と自由にアイデアを膨らませられる点は、大規模案件では味わえない試行錯誤の面白さですね。
また、インフラ領域ならではのやりがいもあります。サービス拡大に合わせ、ランニングコストを抑えつつ性能を最大化する仕組みを考えることは、挑戦であり学びの機会です。自社サービスの成長に伴い、次世代のインフラ基盤を構築していくことも、今後ぜひ取り組みたいと考えています。
技術力×経営視点で組織の成長を後押しする
―― メンバーの育成において意識していることは?
少数精鋭の環境だからこそ、それぞれが自分の専門領域を持ちながらも、多面的な知識を身につけてほしいと考えています。前職はある程度規模の大きな会社だったため、担当領域に特化して仕事を進めることが多かったですが、当社では幅広く関わることが求められます。
アプリケーションエンジニアであっても、ミドルウェアやハードウェアにも興味を持ち、実際にある程度触れることができるようになってほしい。いわゆるフルスタック人材として活躍できるよう、育成していきたいですね。
―― 技術者と経営者、両方の立場を経験されたからこその気づきはありますか?
IT業界に35年近くいますが、今でも手を動かせる技術者であり続けたいと思っています。会社が大きくなりすぎてマネジメントだけになるのは避けたいですね。技術者として現場に関わることで、経営者としても組織の課題やチームの状況を正確に把握できるという気づきがあります。
技術は大事ですが、システムは結局「人がやる仕事を代替するもの」に過ぎません。だからこそ、働く人がどう考え仕事をしているのか、お客様が何を求めているのかを理解することが重要です。この視点は経営者としての意思決定にも直結します。
近年はAIやノーコードツールが普及していますが、的確な質問ができなければ良い結果は得られません。業務設計やシステムの最適化に関する知見を持った人材の価値は、今後も変わらないと考えています。
新しい視点を活かし、アイデアを形にできる
―― アーネストテクノロジーズで働く魅力は何でしょうか?
やりたいことや学びたいことに、すぐ挑戦できる環境がある点です。例えば、「自社サービスにどう活かせるか」という視点で一緒に考え、良いアイデアであれば技術的な制約を外して取り組むこともできます。もちろん、責任を持って最後までやり遂げる意欲が前提です。
加えて、得意領域だけでなく、未経験の分野や新しい技術にも挑戦できる環境が整っているため、成長の幅を広げられる特徴があります。また、個人の特性やライフステージに応じて最適な仕事を担当できるよう配慮しており、強みを活かしつつ、学びの機会と働きやすさを両立できる点も魅力ですね。
―― 最後に、どのような方と一緒に働きたいと考えていますか?
新しい視点を持ち、主体的に意見を発信できる人と一緒に働きたいですね。年齢や経験の長さは問いません。自分なりのスタイルやアプローチを持つ方、あるいは模索している方で、「こうしたいのですが、アドバイスはありますか」と主体的に相談できる方であれば、互いに学び合いながら成長できるチームを作れるはずです。
さらに、新たな知見やアイデアを共有し、本音で意見をぶつけ合える環境も大切にしています。そうしたやり取りの中で、メンバーが刺激を受け、組織全体の成長にもつながるからです。
アーネストテクノロジーズでは、自社サービスと受託開発の両方を経験できるため、幅広いスキルを身につけつつ、自分のアイデアを形にできるチャンスがあります。自ら挑戦し、仲間と切磋琢磨しながら成長していきたい方を、心からお待ちしています。
―― 最後に、どのような方と一緒に働きたいと考えていますか?
新しい視点を持ち、主体的に意見を発信できる人と一緒に働きたいですね。年齢や経験の長さは問いません。自分なりのスタイルやアプローチを持つ方、あるいは模索している方で、「こうしたいのですが、アドバイスはありますか」と主体的に相談できる方であれば、互いに学び合いながら成長できるチームを作れるはずです。
さらに、新たな知見やアイデアを共有し、本音で意見をぶつけ合える環境も大切にしています。そうしたやり取りの中で、メンバーが刺激を受け、組織全体の成長にもつながるからです。
アーネストテクノロジーズでは、自社サービスと受託開発の両方を経験できるため、幅広いスキルを身につけつつ、自分のアイデアを形にできるチャンスがあります。自ら挑戦し、仲間と切磋琢磨しながら成長していきたい方を、心からお待ちしています。