株式会社ユーティルの募集・採用・募集条件 - Wantedly
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これまで経営陣や社員のインタビューを通じて、当社の魅力や働きがいをお伝えしてきたユーティルの採用ブログ。今回は2025年4月にユーティルにジョインし、コンテンツ制作の中核を担う田尻亨太にインタビューを実施しました。
リクルートグループでキャリアをスタートし、自ら会社を立ち上げ、3年で年商1億円近くまで事業を成長させた経験を持つ田尻。なぜユーティルへの参画を決めたのか、どんなやりがいを感じているのか。コンテンツ制作への想いと、スタートアップで働く醍醐味について語ってもらいました。
田尻 亨太(たじり こうた)
大学卒業後、リクルートグループでコピーライターとしてのキャリアをスタート。その後、複数の企業で一貫してコンテンツ制作に従事。2020年に株式会社VALUE WORKSを創業し、大手人材企業のオウンドメディアや採用コンテンツ制作を手がける。2025年4月からユーティルに参画し、AI活用による効率的なコンテンツ制作と新サービスの立ち上げを推進中。
──大学卒業後、どのようにライターとしてのキャリアをスタートされたのですか?
田尻:大学卒業後はフリーターをしながら、本当にやりたいことを模索していました。その時にクリエイティブな仕事がしたいと思い、デジタルハリウッドでWebデザインを学んだのですが、コーディングが苦手で挫折したんです(笑)。
そこで、昔から文章を書くことが好きだったことを思い出し、「コピーライターになりたい」と考え、ポートフォリオを持っていろんな会社を受けていました。そんな中、リクルートグループにご縁があって採用していただき、リクナビNEXTの制作を担当することになりました。それが2007年4月、ライターとしてのキャリアの始まりです。
──リクルートでの経験が、その後のキャリアに大きな影響を与えたそうですね。
田尻:リクルートで過ごした2年間で、仕事に対する価値観がガラッと変わりました。それまでは「仕事は食っていくための手段」と思っていたんです。でも、毎日いろんな会社の経営者や従業員の方を取材していく中で、「こういう仕事があるんだ」「こういう考え方の人がいるんだ」と、人の人生を掘り下げることの面白さに気づいたんです。
コピーライティングでも「どうすれば求職者の心を動かせるか」、寝る間を惜しんでコピーを考えることもありました。でも、不思議と苦ではなく、むしろ楽しんでいた記憶があります。課内の原稿審査会で1位を獲得したり、制作本数・効果・クオリティの総合評価で1位を獲得したりと、結果も出すことができました。
頑張れば評価され、賞賛されるだけでなく、個人の内発的動機を大切にする環境だったので、「仕事って本来楽しいものだし、人生とほぼイコールなんだ」という価値観に次第に変わっていったのです。
──その後、総合求人広告代理店に転職されたのはなぜですか?
田尻:リーマンショックで部署がなくなり、独立開業メディア『アントレ』に異動になったんです。でも、やっぱり求人制作の方が面白いと思って、総合求人広告代理店に転職しました。そこでは4年弱働いて、マイナビ転職、doda、@type、イーキャリア、Re就活など、ありとあらゆる求人媒体を制作していました。中途が8割、新卒が2割くらいの比率でしたね。
採用パンフレットの制作や採用動画パッケージの商品企画、さらには自分でチラシを作って新商品を売り込む営業もやりました。ライティングチームの主任として、面接や人材育成、マネジメントなど、とにかくいろんな経験をさせていただきました。
──その後転職したクラウドワークスでは、大規模プロジェクトのPMを担当されたそうですね。
田尻:そうですね。元同僚に誘われて入社したクラウドワークスでは、エンタープライズ企業を担当する部署で、大手企業から月間400本という大量の記事制作を受注していました。具体的な業務としては、ライター採用から業務マニュアル作成、品質管理まで、プロジェクト全体の管理や体制づくりです。その期間中様々な経験をさせていただいた中で、徐々にもう一度個人の力を試したいと思うようになり、改めてフリーランスに転向しました。
──2020年に株式会社VALUE WORKSを創業されました。どのような事業を展開されていたのですか?
田尻:簡単にいうと記事制作代行や編集プロダクションのようなイメージです。企業のオウンドメディアや採用コンテンツを制作していました。自分で取材、執筆、撮影を手がけながら、複数のライター、デザイナー、フォトグラファーとあらゆるクライアントの記事制作を手がけていました。おかげさまで創業3年で年商は9,500万円ほどになり、やりがいがありましたね。
──順調に成長していた会社を離れ、転職を決めた理由は何だったのでしょうか?
田尻:生成AIの台頭に伴い、各企業で記事制作の内製化がはじまり、最大顧客だった大手企業から「案件がなくなります」と言われ、売上の8割が一気に吹き飛んだんです。営業代行やLP、リスティング広告、SEO対策、フォーム営業など、思いつく限りの集客施策を打ちましたが、失った売上を補填するまでには回復せず、むしろマーケティング費用がかさんで赤字になりそうな状況でした。「このまま続けたら会社が倒産する」と思ったのが、転職活動を始めたきっかけです。その時に出会ったのがユーティルだったんです。
──ユーティルを選んだ決め手は何だったのですか?
田尻:代表 岩田の人柄ですね。実は、1次面接から岩田が対応してくださって、普通の面接だと思っていたら「事業ごと買います」というM&Aの話になって驚きました(笑)。
「今まで自分で会社をやってきた経験は、私たちのお客様が直面している課題解決に活かせるはずです。中小企業の採用やマーケティングを支援して、かつての田尻さんのような人たちの会社を成長させたいので、力を貸してほしい」と言われたんです。
何より印象的だったのは、岩田の中小企業の経営者に対するリスペクトです。会社の規模や売上に関係なく、会社経営をしている人に対して敬意を持っている。経営者の想いを大事にされる誠実な方だと感じ、「この人の会社で働きたい」と思いました。
それに、他社と比較しても選考段階でのレスポンスが圧倒的に早く、スピード感と決断力に「本気度が違うな」と感じました。また、AI BPO事業部が提供する『ホームページできるくん』に関しては月600件以上のお問合せがあり、受注率35%を誇る集客力と営業力も魅力でした。「ここでなら案件獲得で苦労することはない」と感じ、ユーティル一択で入社を決めました。
──ユーティルにジョインしてからはどんな仕事を?
田尻:クライアント企業の集客や採用支援のためのコンテンツ制作です。最近は、自社のオウンドメディアや採用広報向けの社員インタビュー記事など、幅広い業務を任せていただいています。
最近、取材から記事制作、撮影までを格安で提供する『取材できるくん』という新サービスをローンチしたのですが、このサービス企画からLPのディレクションも任せていただきました。
「低価格で高品質の取材記事制作サービスはニーズがある」と考えていたので、取締役の小林に「こんなサービスやりたいです」と提案したところ、その日のうちに「やってみよう」となり、提案から約3週間でローンチすることができました。この圧倒的なスピード感も魅力ですし、自分のアイデアが事業計画にヒットし、顧客への提供価値がありさえすれば、すぐに任せてもらえる環境もやりがいにつながっています。
──AI BPO事業部では積極的なAI活用を推進しています。AIの活用で、仕事のやり方はどう変わりましたか?
田尻:正直、最初は「AIに人と同じクオリティの記事なんて作れないだろう」と思っていたんです(笑)。でも、ChatGPT5やClaude Opus 4.1が出て、もはや駆け出しライターより良い記事を作ってくれるレベルまでAIは進化しました。おかげで以前は人力で対応していた構成作成、文字起こし、画像生成まで、今はすべてAIを活用しています。
ただ、適切なプロンプトを作り、上がってきた記事を編集するには、やはり編集者としての経験が必要です。ライターや編集者として15年以上の実務経験がある私がAIを使うからこそ、生産性が格段に上がるのだと思います。AIを活用する前と比べて、生産性は倍以上違いますね。
──ユーティルに入社して、ギャップはありましたか?
田尻:ユーティルはスタートアップなのである程度の激務は覚悟して入社しました。でも、実際入社してみると、過度な残業はなかったですし、休日もしっかり休んでいます。経営陣をはじめ仕事と子育てを両立している方も多く、想像以上に働きやすいですね。
AIを使って業務を効率化しているから早く帰れるというのもありますが、出社とリモートのハイブリッドワークも働きやすいです。自分で会社を経営していた頃はフルリモートで孤独を感じることもありましたが、出社していれば確認したいこともすぐ聞けますし、リモートの日は集中して作業できる。このバランスが絶妙です。
──お客様からの反応で印象的だったことはありますか?
田尻:ある整体院のお客様の記事が、公開して1週間以内にとあるキーワードで2位まで上がったんです。お客様は「AIで作った記事でも、こんなに検索順位が上がるんですね!」とすごく喜んでくださいました。
あとは納品スピードにも感動していただきました。通常2〜3週間、場合によっては1ヶ月かかる記事制作を、2〜3日で納品すると「早すぎる!」と驚かれます。今担当しているお客様からもコストパフォーマンス含めて評価していただいています。通常5万円ほどかかるSEO記事を1万5,000円で、しかも高品質・短納期で提供できることが、AIをフル活用している私たちの強みだと思っています。
──今後の目標について教えてください。
田尻:まずは『取材できるくん』を軌道に乗せることです。今は社内に編集/ライターは私一人ですが、もっと顧客数や売上を伸ばして、組織や事業として成長させていきたいですね。
その上で、採用系のサービス開発にも挑戦してみたい。AIを活用した新たな採用支援サービスを作れたら、自分の強みも活かせると思っています。15年以上人材業界でコンテンツ制作に携わってきた経験を、中小企業の採用課題解決に活かしていきたいです。
──ユーティルで働くことを検討している方へメッセージをお願いします。
田尻:ユーティルの魅力は事業計画に貢献でき、顧客への提供価値があれば、「やってみなよ」と任せてくれる文化です。社歴やスキルに関係なく、成長意欲があって、やりたいことがある人にとっては、手を挙げればすぐに任せてもらえる環境があります。
大手企業の制約やしがらみでもどかしさを感じている人には、特におすすめです。私自身、経営者として苦労した経験があるからこそ、「日本中の中小企業のポテンシャルを解放する」というビジョンに強く共感しています。
また、スタートアップならではの面白さもあります。未整備な部分が多いからこそ、自分たちで仕組みやルールを作っていけます。大手では決められた枠の中で動かなければいけませんが、ここでは自分たちのアイデアや工夫を活かして、より良い仕組みを作っていける。大変さもありますが、それ以上の面白さがあります。
──最後に、田尻さんにとってユーティルで働く魅力とは?
田尻:私は会社を経営していた時、売上がなくなって本当に苦しい思いをしました。集客や採用で悩む中小企業の気持ちが、痛いほどよく分かります。だからこそ、集客や採用に課題を抱える企業を支援するユーティルでの仕事は魅力的ですし、やりがいを感じています。
経営者としての視点と、現場でコンテンツを作り続けてきたプレイヤーとしての実務力。この両方が私の強みだと思っています。自ら手を動かしながら事業づくりにも参画できる。そんな働き方ができるユーティルは、私にとって最適な環境です。
手を挙げて新しいことに積極的に挑戦したい方にとって、ユーティルは必ずチャンスを与えてもらえる環境です。私たちと一緒に、日本中の中小企業のポテンシャルを解放していきましょう!
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