今回の「ストーリー」は、2024年4月にジョインし、CA、RA両面で今後の活躍に期待が高まる中(なか)へのインタビューです。
営業として自動車、医療と異業種を渡り歩いてきた中。今回新たに人材業界のスタートアップへ転身を決意した熱い理由を語ります。
業界の外側にいたからこそフラットに見えた人材業界の魅力、そして、その業界を飛躍させるXAION DATAの価値を届ける記事です。
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中 康英/Yasuhide Naka
大学卒業後、栃木トヨタ自動車株式会社に入社。新車販売の営業担当を務める。その後、東和薬品に入社し、8年半MRとして従事。医薬品の販売経験を経て、2024年4月にXAION DATAに入社した。自身にとって初めての人材業界で、CA・RAとしてのキャリアを歩み始める。
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toB/toC営業の両面を経験し辿り着いた三方よしへの想い
ーーーまずは、キャリアの概要を教えてください。
新卒で入ったカーディーラーでは、新車販売の営業を経験しました。
世情に合わせてお客様へのアプローチを考え購入に繋げていくところは、営業へのやりがいを感じたきっかけでした。
また、地域のお客様にかわいがっていただき、人柄が成約の助けになることもありました。私は大学4年間アメフト部に所属していて得たコミュニケーションスキルは、営業として武器になると実感できました。
その後、環境を変えたい気持ちから2社目の東和薬品に転職し、MRとして医薬品の営業を8年半経験しています。
ーーー自動車業界から医療業界、思い切ったキャリアシフトですね。どういった背景があったのでしょうか。
業種を変えることに抵抗はなく、たまたま見た求人でMRという仕事の存在を知ったんです。高齢化が進む社会における医療業界の将来性と社会貢献度の高さを感じて、関心を抱きました。
ーーー長く勤めた医療業界を離れる決断をされたのはなぜでしょうか?
デジタルの普及に伴うMRの需要低下が大きな要因にありました。
近年対面営業は日増しに減り、MR社員の削減は各社で顕在化しているんです。より自分が求められる場所で働く選択肢を考え始めました。
また、現在にも至る薬の供給不足問題も重なりました。医薬品の販売が満足に行えず、医薬品の流通に関わる中で疑問が生じる場面も増えていたんです。次第に「販売側と購入側の双方が幸せになる営業がしたい」という想いが芽生え、離れる決心をしました。
ーーー次の転職先に人材業界を選んだのはなぜですか?
最初の転職でエージェントを利用した経験から、人材業界には関心を持っていたんです。人材業界は自分のアプローチ次第で、企業・候補者・自社の全てが幸せになれる構造。これは、私が求める営業そのものだと感じていました。
「もっと人が本領を発揮できる場所に導きたい」決意の根になったシンパシー
ーーー転職活動でXAION DATAを知ったときにはどのような印象を持ちましたか?
正直、XAION DATAの求人票を見たときには、あまり注目していませんでした。ホームページを見ても事業内容の理解が難しくて。ただ、注目している業界なので応募してみようと。
ヘッドハントを行う会社は他にもたくさん募集していました。しかし、カジュアル面談で具体的に事業内容について話を聞くうちに、他社とは違うと感じたんです。
XAION DATAは、テクノロジーを活用して日本のHR市場に新風を吹き込もうとしている。チャレンジングなことをしている会社なのだと、強烈に惹きつけられました。自分も力になれたらと純粋に感じました。
ーーー入社の決め手になったのはどういったところだったのでしょう。
XAION DATAの掲げてる「人の価値を最大化する」という言葉が、私の持つ課題意識と同じだったんです。
適材適所という言葉があるように、人には適したポジションや環境があると考えています。私はtoB・toCの両方を経験してきました。その中で、環境要因から十分に能力を発揮できない人を何人も見て、もどかしさを感じていたんです。
人の価値を見つめて支援することで、より輝ける場所へ導けるこの会社でなら、やりがいを持って働けるのではないかと、期待感を持ちました。
また、私にとって異業種のスタートアップに入社することは、今までにない挑戦です。
年齢を考えても現在34歳。キャリアで挑戦するハードルは今後高くなる一方です。今が思い切って飛び込むときだと、入社を決断しました。
ーーー大手からスタートアップ環境に入ることに、不安はありませんでしたか?
正直なところ不安はありました。会社の先行きや福利厚生、自分の年齢など、頭に浮かぶ懸念はゼロではなかったです。
ですが、そういった不安は当然入社前に解消できないものばかり。事業内容やバリューから湧いた自分の挑戦の意志を信じて覚悟を決めるしかないんです。
自分が影響力を持って会社の成長に貢献しようと、モチベーションに変換しました。
HR業界で価値創出し、自らの価値を最大化する
ーーー現在のポジションを教えてください。
RAとCAの立場で、人材紹介の営業とヘッドハントを行うポジションです。
まだ入社1ヶ月なので、現在は主にインプットと、候補者や人事へのメッセージ送付を行っています。
候補者になりそうな方への面談も何度か経験し、今後さらに実践的なステップを踏もうと意気込んでいるところです。
ーーー現在行っている業務の中でやりがいや面白さはどこに感じられていますか?
まだわずかな面談経験ですが、候補者の情報を正しく企業に繋げることが、このポジションのやりがいだと感じています。
弊社のプロダクトは、オープンデータを活用し、候補者のSNSなどにメッセージを送ります。アプローチ前にデータから人物像をイメージしますが、活字から読み取るため、どうしても冷たい印象を持ちがちです。
実際に面談でお話ししてみると、データに温度が加わるのを感じます。最初に抱いていた印象とは違うことも多かったです。
私たちが候補者のパーソナリティや意思を正確に汲み取り、企業に齟齬なく伝える。その結果が、双方がより幸せになるマッチングなのだと実感しました。
CA・RAとしての手腕に繋がるところなので、今後の意欲にもなっています。
ーーー未経験業界に飛び込んだ印象はどうでしょうか?
HR業界については私はまだ新米です。今はインプットに勤しむ毎日ですが、指導が手厚く、少しずつ成長の手応えを感じています。
メンターからはノウハウを基礎から教わっています。他の社員も親切な方ばかり。部署内には異業種から入られて既にCAとして活躍しているメンバーもいて、悩みや困っていることがあればすぐにサポートしていただける心強い環境です。
ーーーXAION DATAで今後どのように活躍していきたいですか?
私がこの業界に興味を持った理由でもある、企業と候補者がwin-winになるような提案をしていきたいです。
CAは、候補者も気づいていないキャリアプランを見つけ、新たな可能性として提示することもあります。求められる以上の提案をするためには、業界ごとの慣習や企業情報をはじめ、あらゆる知識が必要です。
今はまだ目標に向かって走り始めたばかり。業種が変わると用語や考え方が違うので、最初は説明を聞いていても分からないワードだらけでした。当面の課題は、自分の中にHR業界の思考回路を作ることですね。
人材業界のナレッジをこれから着実に積み上げて、より多くの企業と候補者に還元していきたいです。
ーーー中さんの価値もこれから最大化していきそうですね!ありがとうございました。
(取材・文:鎌田 美希、橋尾 日登美 / 写真:田中愛樹)