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株式会社EMOLVA 代表取締役 榊󠄀原 清一
私が「人材版令和の虎」の主宰として、数々の志願者と向き合う中で、最も心を揺さぶられるのは、彼らの人生が劇的に変わる、その瞬間に立ち会うことです。
今回ご紹介するのは、39歳で再起を期し、虎たちの前に立った古畑宏幸さん。
彼の物語は、誰もが胸に秘める「思い」が、対話と勇気によって「カタチ」に変わっていくプロセスを鮮やかに描き出しています。
1. 志願者・古畑宏幸さんの物語
「私は、今現在、生活保護を受けております」。
古畑さんの口から発せられたこの言葉は、スタジオに静かな緊張感をもたらしました。
39歳、特別なスキルや目立った職歴があるわけではない。
しかし、彼の目に宿っていたのは、現状から脱却したいという強い意志と、
「人のために動くことが好きなんです」という純粋な信念でした。
彼は過去にうつ病を経験し、自信を失っていました。
しかし、そんな中でも彼は、誰かの役に立ちたいという思いを捨てられず、積極的に選挙ボランティアなどに勤しんでいたのです。
彼の唯一の武器は、その人間性と、誰かを支えたいという揺るぎない気持ち。彼はこの武器を信じ、虎たちに自分の再起を託そうと決意して、この門を叩きました。
彼の希望は、正社員として安定した職に就くこと。
漠然とした「頑張りたい」という気持ちを、具体的なキャリアへと変えたいという強い願いをひしひしと感じました。
2. 厳しくも温かい、自己肯定感への問いかけ
議論が始まると、古畑さんの自己評価の低さが浮き彫りになっていきます。
虎たちから「自己肯定感が低い」と指摘されると、彼は「自分でもそう思っています」と正直に認めました。
私自身、この部分は非常に重要なポイントだと感じていました。
スキルや経験以前に、まず自分自身を肯定できなければ、どんな仕事に就いても、真の成功を掴むことは難しいからです。
虎たちからは、厳しい言葉も飛び交いました。生活保護を受給しながらボランティアをしていたことに対しては、「ボランティアに行く前に働け」という正論がぶつけられます。
これは彼の将来を案じてのことでした。
一方で、彼の「人のために動く」という姿勢を評価し、肯定する声も上がります。
この相反する意見の交錯こそが、この番組の真骨頂だと私は思っています。
また、西田社長からは見た目を整えることや、自分を好きになるための具体的なアドバイスも送られました。これは、単に仕事を与えるだけでなく、一人の人間として再起するための土台作りを支援しようという、虎たちの温かい気持ちの表れだったのです。
3. 虎たちの「問い」が引き出した、本質という名の原石
「結局のところ、あなたは何がしたいの?」
虎たちからのこの問いは、古畑さんの心に深く突き刺さったはずです。
彼は「人のために動く」という大きなテーマは持っているものの、それがどのような仕事に結びつくのか、明確な答えを持っていませんでした。
彼の頭の中には、たくさんの「やりたいこと」が渦巻いていましたが、それが具体的な「仕事」として整理されていない、いわば「磨かれていない原石」の状態だったのです。
そんな彼に、虎たちは一人ひとりの経験に基づいた問いを投げかけ続けました。
彼のボランティア活動を高く評価した上で、「人のために動くことは素晴らしい」という言葉を投げかけたことです。
そして、その優しさが仕事に活かせるのではないかと語りかけました。
山本社長が「うちのリフォーム営業をやってみないか?」と具体的なオファーを出した瞬間、古畑さんの「人のために動く」という抽象的な思いが、「リフォーム営業」という具体的な仕事に結びつく可能性が示されたのです。
これは、彼の人生にとって大きな転換点となる出来事でした。
4. 漠然とした「思い」が、確固たる「カタチ」になる瞬間
前編での熱い議論を経て、後編ではいよいよ古畑さんの決断の時が訪れます。
複数の社長から具体的な採用オファーが提示されました。金額、役職、仕事内容……。提示された条件は様々でしたが、彼にとって最も重要だったのは、提示された仕事が「人のために動く」という自身の信念と合致しているかどうかでした。
そして、彼は西田社長の会社を選びました。
この決断は、条件の良し悪しだけによるものではありませんでした。
古畑さんは、
西田社長が「彼の自己肯定感の低さを一番に指摘し、彼に成長を促してくれる」と感じたからです。
彼の「人のために動く」という純粋な思いは、西田社長との対話を経て、「プロフェッショナルとして、お客様の課題を解決する仕事」という確固たる「カタチ」に結実しました。
この瞬間こそ、彼が自分自身の力で、未来を切り拓く一歩を踏み出した、まさに人生を変える瞬間だったのです。
5. 私が「人材版令和の虎」で目指すもの
(写真が入ります)
古畑さんの物語は、私たちが「人材版令和の虎」で何を目指しているのかを、最もよく表している事例だと感じています。
この番組は、単に志願者に金銭的な支援をする場ではありません。 志願者が持つ「原石」のような「思い」を、厳しくも温かい対話を通じて「カタチ」に変え、彼らが自らの力で未来を切り拓くための「きっかけ」を提供する場なのです。
古畑さんの「思い」は、虎たちからの問いかけと、彼自身の勇気ある決断によって、具体的な仕事へと昇華しました。この物語は、過去にどんな経験があっても、揺るぎない信念と、それを磨き上げるための対話があれば、必ず道は開けるということを教えてくれました。
私たちはこれからも、人生の岐路に立つ人々の挑戦を、全力で応援し続けます。そして、その挑戦が、新たな人生の扉を開く瞬間を、見届け続けたいと心から願っています。