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【さくら観光バスの社長が語る「やばい」歴史!】リストラから「家族を支えるため」に始まった創業。幾多の危機(震災・コロナ禍)を乗り越えたさくら観光バスの粘り強さ
こんにちは!さくら観光バスの人事担当です。
当社は今、「第二創業期」という成長フェーズにあり、未来を共に創る仲間を強く求めています。
当社の強靭な経営基盤と「社員を大切にする」文化は、どこから生まれたのか。
今回は代表取締役の天野に、創業の原点からこれまでの危機克服の歴史について、ざっくばらんに話を聞きました。
創業者の原点—ゼロからの再出発と「生きるため」の決意
人事: 創業はバス事業からではなかったそうですね。当時の思いをお聞かせください。
社長: はい。一番最初は旅行代理店から始まりました。私の創業の目的は、大変根源的なもので、「家族を支えるため」、つまり「生きるため」でした。
私自身がリストラを経験した後、子供たちを育てるために、仕方なく旅行業を始めたのです。
当初は学校の遠足や会社・組合関係の仕事が多く、平日も土日も休みがないほど働いていましたね。
会社が潰れそうになった、9.11、東日本大震災、そしてコロナ禍の試練
人事: バス事業に参入されてからも、度重なる危機を乗り越えられた歴史がありましたよね。
社長: ええ、ありましたね。
バス事業を始めたのは約17年前ですが、創業以来、当社は鳥インフルエンザ、SARS、9.11(世界同時多発テロ)、東日本大震災といった、幾度も会社が潰れそうになる危機を経験してきました。
東日本大震災後には、高速の路線(夜行バスなど)をやっていた縁で、仙台までのバスを運行させてもらい、なんとか事業を繋ぎ止めました。
この「困難を乗り越える粘り強さ」こそが、当社の安定性の裏付けだと思っています。
路線バス参入、送迎獲得…危機を乗り越える柔軟な事業転換
人事: 特にコロナ禍は移動産業全体が大打撃でしたが、どのように乗り越えられたのでしょうか。
社長: コロナ禍では、高速路線バスの運行経験が活きました。
大手通販・物流会社から従業員の送迎バス運行の問い合わせがあった際に、即座に契約を獲得し、柔軟な事業転換を行うことができたのです。
路線の運転手が一時的に空いていたことも幸いしました。
この結果、2008年に6,000万円だった売上は、2024年には31億円へと右肩上がりの成長を遂げています。
現在、経営基盤の約9割を、高速路線バス(約6割)と企業送迎バス(約3割)という通年で安定的な仕事が支えています。貸切バスのシーズンオフ(12月〜3月頃)も安定して働けるため、社員はメリハリのある働き方が可能です。
売上より安全第一。「命と暮らしを守る」輸送インフラとしての使命
人事: 「家族を支える」という創業の原点が、今の「社員と安全を大切にする」文化に繋がっているのですね。
社長: 私たちの理念は、「社業を通しすべての人の幸福を追求し、信頼され愛される企業」です。その根幹にあるのは、創業以来変わらない「売上より安全第一」というこだわりです。
長年にわたり、国土交通省の安全評価認定制度で「三ツ星優良事業者」に連続認定されているのがその証です。
また、私たちは久喜市と協定を結び、災害時にはバスや社屋を避難所として開放するなど、地域の「命と暮らしを守る」役割も担っています。
社員の育成にも力を入れており、大型二種免許の取得費用は全額会社負担です。
困難を力に変えてきた当社で、次の10年、20年を共に創りませんか
人事: 最後に、未来へのメッセージをお願いします。
社長: 当社は今、ベテラン層からの技術継承と、若手・中堅の採用・育成を急務とする「第二創業期」にあります。
次の10年、20年を見据え、若手採用は会社存続のために不可欠です。
私たちは、地方からの応募者には社宅(家賃7割会社負担)や社用車貸与といった手厚い支援を用意し、意欲ある方の挑戦を全力で支えます。
電気工事士や接骨院院長、料理人など、多彩な経歴を持つ未経験の仲間も活躍中です。
私たちのモットーである「楽しく仲良く」の文化 のもと、この安定した基盤の上で、バス業界の未来を一緒に切り拓いてくれる仲間を心待ちにしています。