ISSUEでは、多くのインターン生が主体的に活躍しており、現在も積極的に採用を行っています!
今回は、面談でよくいただくご質問について、代表の水野にインタビューしました。
ISSUEがインターンに込めている想いや、大切にしている考え方が伝わる内容になっています。
Q1. インターン採用をする理由は?
「人を育てる文化をつくりたい」という想いが、自分にとって非常に大きな理由です。コンサルティングファームを立ち上げるにあたり、多くのファームが「できる人だけを残す」スタンスをとる中で、ISSUEでは「人を育てる文化」をつくりたいと考えていました。
僕は野村證券からキャリアをスタートして、ベンチャー企業、そしてコンサルティングファームと経験を積んできました。その中で特に印象に残っているのが、野村證券の「若手を育てる文化」です。
「できない人を採用して、育てて、できるようにする」というのは本当に大変です。でも、その大変なことにちゃんと向き合うのは、社会的にもすごく意味があることだと思っています。もちろん、即戦力のコンサルタントに依頼するやり方にも価値はあります。ただ、それとは別の軸として、「意欲がある人を育てていく」ことの価値も大事にしたいと考えていました。
こちらでクオリティコントロールをすれば、お客様にも高い品質を提供できるし、やっている本人も成長できる。結果的にその人が当社で活躍するか、別の場所で活躍するかは関係なくて、社会に良い人材を送り出すサイクルが作れる。それってすごく価値のあることだと思います。なので多少こちらの負担が増えても、やる意味があると思っています。
Q2. どんな仕事ができる?
まずISSUEのインターンの基本的な考え方として、単なる作業ではなく「考える仕事」にしっかり取り組んでもらうことを重視しています。
一般的なコンサルファームのインターンだと、メモ取りや工数管理、Excel作業など、指示されたことをそのままこなす業務が多い印象です。もちろんそういった作業も必要なので、当社でも一部お願いすることはありますが、それだけだと物足りないと思っています。
ISSUEでは、考える力や、良いアウトプットを出すためのスタンスをしっかり身につけてほしいと考えています。仕事に取り組む姿勢さえズレていなければ、あとは量をこなせば必ず成長します。特にコンサル内定者のような伸びしろのある人たちなら、なおさらです。
── 実際には、どんな業務に取り組むことが多いですか?
具体的には、論点の整理や仮説の立案など、自分なりに考えてもらうことがあります。まずは自分なりにしっかり考えて、それを提出してもらい、僕がフィードバックして、修正していく。そうやって成長してもらいます。
実際に参加したインターン生からも、「ちゃんと考える仕事ができる」と好評で、「すごく良い経験になった」と言ってもらえています。
── 一般的なインターンよりも、深く考える経験ができるんですね。
単に作業をこなすだけでは、誰でもできてしまうし、本人にとっても成長がありません。だからこそ、当社としても「プロ意識を持って取り組んでほしい」と常に伝えています。
Q3. どういう人に向いている?
一言でいえば「覚悟が決まっている人」。もう少し具体的に言えば「動機がしっかりしている人」です。
これまでのインターン採用の経験を通じて学んだのは、最初のスキルレベルが低くても、最終的に成長できるかどうかは「動機の強さ」が何よりも重要ということです。
そのため、現在は「1年後にコンサルティングファームやIBDに入社予定の内定者」を中心に採用しています。これらの業界は競争が激しく、強い成長意欲がなければ続けることが難しい世界です。「入社前に力をつけたい」という意志が彼らにあるからこそ、弊社のインターンの仕組みは成り立つのだと実感しています。
── 他に面接で見ている点はありますか?
「このインターンの優先順位をどれだけあげられるか」は重視しています。
実際に、Big4の内定を持っていたけど辞退してもらった人もいました。というのも、3ヶ月経ってもスキルがなかなか上がらなかったんですよね。でも、それは本人の能力の問題ではなく、このインターンの優先順位を上げれていなかっただけなんじゃないかと思っています。なので「優先順位をあげられるか」を、面談でのやり取りの中でみています。
また、「一緒にチームを作りたいと思えるかどうか」もとても大事にしています。「自分さえよければいい」というタイプは合いません。僕自身、ファーム時代に夜中まで同僚と課題について話し合いながら成長できた経験があるので、仲間と協力し合える環境は本当に重要だと感じています。
インターン同士で連携し、助け合えることは本人の成長にもつながりますし、組織の雰囲気にも影響します。特にこのインターンシップって、同じ業界を目指す同期とのつながりができる場でもあるので、その関係性は長く続くと思うんです。だからこそ、インターン同士のコミュニティが健全で良質なものになるように意識しています。
── これまでのお話を聞いて、「現時点でのスキルより、プロとしてのスタンスを大事にしている」ことがよく分かりました。
そうですね。そのスタンスが整っていないと、結局本人も成長できないし、こちらも十分にサポートしきれない。結果的に、誰にとっても良い形にならないんですよね。
他のインターンでは事前テストなどで選考するケースもありますが、ISSUEでは行っていません。正直、面接やテストだけで人を見抜くのは難しいからです。しかし実際に一緒に働いてみると、その人の姿勢はすぐに見えてきます。
だからこそ、「ちょっと厳しいかも」と感じた場合には、できるだけ早く率直に伝えるようにしています。実際、これまでにも何人かに途中で辞めてもらったケースもあります。それは本人のためでもあり、組織のためでもあります。
Q4. どんな働き方をする?
基本は週3日以上の出社で、勤務時間は10時から17時です。この働き方ができることが採用の前提になります。
その上で面談で必ずお伝えしているのが「クライアントのスケジュールや要望に応じて、稼働時間が変わることもある」ことです。例えば、出勤日が月・水・金でも、それ以外の日にクライアント対応が必要になることもあります。そういう時に「最初に決めた出勤日じゃないので対応できません」とは言うべきではないと思っていて、そこはプロとして柔軟に対応してほしいと伝えています。
Q5. コンサル内定者にオススメの本
── コンサルとしての心構えや、働くうえでのマインドセットが身につくような、おすすめの本はありますか?
はい、定番ではありますが、特におすすめしたいのは次の2冊です。
・『コンサル一年目が学ぶこと』(大石哲之、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
・『コンサルが「最初の3年間」で学ぶコト』(高松智史、ソシム)
どちらも、コンサルとして必要な基本姿勢や考え方をわかりやすく解説しており、実践的な内容が詰まっています。
最初はうまくいかないことも多いと思いますが、これらの本に書かれていることを日々意識して実践していけば、「コンサルとしてのあるべき姿が理解できている」とマネージャーから可愛がられる存在になれるはずです。
── 実際の現場ではどういう人が可愛がられますか?
いろいろありますが、やはり「ラストマンシップ」がある人ですね。自分が最後までやりきるという責任感があるかどうか。これはとても重要です。
例えば、「時間内に自分の担当分だけやって、あとは知りません」という態度では信頼されません。最近は大手ファームでもジュニアの残業が難しくなっていて、結局マネージャーがカバーせざるを得ない。そういう構造に無自覚なまま働くと、「自分さえよければいい」という姿勢に見えてしまいます。
── 確かに ISSUEのインターン生たちに話を聞くと「インターンで一番成長したのは、ラストマンシップを身につけたこと」と言う人が多いです。
そうなんですよね。僕自身も、責任感のない人と一緒に働くのは正直しんどい。自分の仕事に最後まで責任を持てる人が、結局は一番信頼されると思います。
── コンサルとしての土台をしっかり築きたい方、実践を通じて本気で力をつけたい方は、ぜひISSUEのインターンにチャレンジしてみてください!