2024年12月21日に投稿された記事です。
こんにちは、dotDの立田です。
dotD Advent Calendar 2024 の21日目を担当します。
dotDはITを軸に新規事業創出、共創事業のご支援をさせていただいています。
昨今のITにおいてはクラウドサービスの利用が不可欠です。
そして猛烈な勢いで進化していくサービスの動向をウォッチし続け、取り込んでいく必要があります。
ということで今回は先日開催されたAWS re:Invent 2024に注目してみようと思います。
目次
- AWS re:Inventとは
- 主な発表内容
- 個人的に気になった発表
- 更に情報を探すなら
- まとめ
AWS re:Inventとは
re:Inventはクラウドサービスでトップシェアを持つAmazon Web Services (AWS) が年に1回開催する最大規模のカンファレンスです。今年は2024年12月2日〜6日にラスベガスで開催され、AWSの様々なサービスのアップデートや新サービスが発表されました。
※Webサイトは既に2025年の情報に切り替わっています
今年は世界中から約60,000人、日本から約1,700人の参加者がラスベガスに集まったとのこと。
コロナ禍を経てオンラインシフトが進んだたとはいえ、主要なプラットフォーマーの中では最大級の規模のイベントです。
2024年に開催された主なプラットフォーマーのイベントと参加者数
主な発表内容
発表数が多すぎて追いつかないため、私はいくつかのテック系ブログとイベント後にAWSジャパンから提供される速報を元に理解しています。
AWSジャパンの速報ウェビナーで紹介された内容は以下。
- AWS Partners、AWS全般 - 7件
- データ、アナリティクス、AI/ML - 16件
- 生成AIアプリケーション開発 - 22件
- 生成AIアシスタント - 10件
- Amazon Connect - 14件
- コンピューティング、ネットワーク - 12件
- ストレージ- 9件
- データベース - 5件
- セキュリティ、モニタリング- 10件
昨今のトレンドに違わずAI関連の発表が多いです。
1時間早口で喋り倒しても時間ギリギリのボリュームは毎年驚くばかりです。
個人的に気になった発表
分野がバラバラですが個人的に興味を持った発表を紹介しておきます。
- Amazon Bedrock marketplace
生成AIの基盤モデルをマーケットプレイスから導入できるサービス。モデルを組み合わせることで特化した機能を容易に構築できそう。どこかで触ってみたい。
- Amazon Connect
ローコストでコンタクトセンターを構築可能なAmazon Connectに生成AIを組み合わせたサービスが複数発表されています。
こちらはコンタクトセンターの対応を生成AIが行うサービスで、不適切な応答のフィルタリングや、ハルシネーションの抑制をサポートしたとのこと。
- AWS Transfer Family web apps
クラウドストレージS3に対して、開発者ではない運用者やサービス主幹の人がお手軽かつセキュアにシステムにファイルアップロードするためのWebインタフェースのマネージドサービス。
試用レポートを見る限りそこそこ設定が複雑なこと、機能不足から運用業務で使うには時間がかかりそうですが進化に期待です。
- Amazon Aurora DSQL
re:invent 2023で書き込み性能もスケール可能なAmazon Aurora Limitless Databaseが発表されましたが、更に分散処理、複数リージョンを備えたサービスが発表されました。
最上級のディザスターリカバリーを要求されるシステムで使われるんでしょうね。
更に情報を探すなら
インダストリー、ソリューションの視点でRecapするセミナーも予定されています。私も関係ある分野に参加しようと思います。
AWS re:Invent Recap - インダストリー編AWS re:Invent Recap - インダストリー編pages.awscloud.com
AWS re:Invent Recap - ソリューション編AWS re:Invent Recap - ソリューション編pages.awscloud.com
まとめ
今回はAWSを紹介しました。
ボリュームについていくのは大変ですが、これまで不可能だったことを可能に、可能なことはより労力をかけずに実現できる未来に携わっていければと考えています。
dotDでは圧倒的なスピードで事業を形にするために、アジャイルプロセス、クラウドの最新テクノロジーをフル活用しています。
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