中華食材の卸売から歩みをスタートした、株式会社中華・高橋。創業70周年を迎える現在は、小売・EC販売の他、自社・OEMでの商品開発、飲食店での体験・教育提供、Webメディア運営など、中華料理で日本を楽しく豊かにできるビジネスはすべてやる!の精神で事業を順調に拡大しています。本日は営業活動のDX化を担うの課長 小澤さんにお話をお伺いしました。
デジタルマーケティング部 課長 小澤さん
情報系の専門学校在籍中から趣味で個人サイトを作成、卒業後もベンチャー企業を中心にコーダー、webデザイナー、webディレクター、webコンサルとウェブを主体としたキャリアを重ねる。新しいECサイトの立ち上げという仕事内容と、会社の歴史が長く安定しているという点に惹かれ2021年10月に入社。
ECサイトの安定運用・社内DX化の推進が柱
2023年10月現在のデジタルグループは2名体制、卸売ECサイトの運営をメイン業務として、それこそお客様対応から運用、マーケティング・デザイン・構築など、サイト制作の1から10まで全てを担っています。僕が全体のディレクション+デザイン、もう一人がマーケティングと各々の得意分野が中心ですが、それぞれに特化しているというよりは、相談しながら二人三脚で進めています。チラシやポスターなどのDTPデザインや、社内全体でITに精通している人がいないので情報システム的な役割も担っています。デジタルグループは2021年立ち上げとまだまだ新しい部署。発展途上ではありますが、だんだんと自分のやりやすい様になってきたかな、と感じています。
部署としてのミッションは、ECサイトの安定運用・社内DX化の推進が柱。ECはまず他の部署と肩を並べられるような売上を作ることが第一ですね。3~5年かけての計画ですが、現時点ではおかげさまでリピーターも多く、売上の伸び率も想定通りで問題ない状況。また社内のDX化---現在紙面などアナログで対応している部分を効率化・デジタル化していくことですが、こちらはアナログな部分・効率の悪い部分の洗い出しをして情報を精査したのち、対応できるところから実施したいなと考えています。
(※2024年5月期の部署再編にて、デジタルグループ・古樹軒事業部営業課を統合し「デジタルマーケティング部」となりました。BtoBとBtoC両面におけるメーカー事業拡大+WEBメディア『80C』を活用した自己完結マーケティングと部署内外のDX化を進めていきます)
自ら打ち出した施策が結果につながる
紆余曲折あり予定から半年ほど遅れがあった中で、なんとかECサイトのローンチにこぎつけた時はすごく達成感がありました。今もどんどんPDCAを回してサイトをブラッシュアップしている最中なのですが、自らが考えて打ち出した施策が実際の結果につながった時はやはりやりがいと嬉しさを感じますね。直近ではローンチすぐに会員登録をいただいたのにその後購入の無いお客様に対してメルマガやクーポンを打ち出したところ、反響が大きくて。この後更にリピートへもつながる様にしていきたいと思っています。
これまで経験してきた会社はスタートアップの初期フェーズなどが多かったので、この間の70周年の祝賀会では改めて歴史を感じました…とはいえ昔の会社にありがちな、現体制をそのまま継続しようという気風はなく、代表が新しいことをどんどんやっていこうというスタンスなので、自分自身もアイデアを出してより良くしていければと考えています。デジタルグループは代表直属の部署となり、こちらから提案した施策なども基本的には「いいね!やってみよう!」と受け入れられやすいです。自発的に動きたい!という人にはとても良い環境だと思います。
中華という太い軸
中華という太い軸があって、そこからぶれていないところはとても好感をもっていますし、そこから繋がる安定感は会社としての強みにもなっているなと感じます。逆に食や中華に全く興味がないと少し辛いかもしれません。自分自身も元々料理に関心がありつつも、ここまで専門的な食材を扱うという企業での経験は無かったですし、どんなもんかなと思っていたのですが、日々中華食材を扱っていく中で、このお店はあのシェフのお店だなとか、スーパーではこんな商品もあるのかとか…自然に興味がわいてきていますね。
これまでは人数が少ない会社ばかりだったので、毎日の賑やかさは初めて感じる経験です。業務内容上、フィールドグループの社員と話す機会が特に多いのですが、長くいらっしゃるベテランの方が多く、商品知識はもちろん独自の営業手法を考えたりと、自らで売上を作り出すという気概をすごく感じます。相談事があれば積極的に話しかけてくれたりと、向上心がある人が多いですね。苦手意識のあるパソコンに関しては僕がお伝えして、商品知識は営業の方から教えてもらうという良い関係性ができています。
全体的にITに強い会社ではないので、これまで最先端のIT技術を駆使するような環境にいた場合はギャップを覚悟しておいた方が良いかと思います。スプレッドシートって何?という社員がいたり、基本的なパソコンの操作方法についてもよく聞かれます。それでもデジタルツールの活用など、徐々に変わっていっているなという実感は持てています。会社全体としてDXでの業務効率化をしていこうという空気は十分にあるので、できるところからITにも慣れていってくれればと思っています。
小澤さん、ご協力ありがとうございました!
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