外壁塗装のトップブランドを目指す株式会社オンテックス。塗材の開発から塗装工事までを広く手がけ、「日本一、誰かのために頑張れる会社」としてお客様満足を追求しています。
住まいを美しく彩るだけではなく、断熱性の向上や建物の修繕、リフォームなど「総合的な住まいの環境改善」の実現に向け、全国へ拠点を拡大中です。そのため「新たな環境でイチから挑戦したい」という方でも活躍できるチャンスが広がっています。
しかし「未経験からすぐに活躍するのはさすがに難しいのでは?」と思うのも、当然ですよね。そこで、オンテックスが新入社員に行っている研修制度について調べてみました。
オンテックスが研修に力を入れる3つの理由
オンテックスの採用HPによると、それぞれのキャリアによってさまざまな研修・サポート体制が用意されていることが分かります。研修体制を充実させている理由は、大きく分けて3つあります。
①オンテックスで希望を叶えてもらいたいから
入社を希望する社員の多くが、「人生をより良くしたい」と願っています。中途入社者であれば「今の現状を変えたい」「ここならばできるかも」との想いで転職活動に取り組んでいることが多いもの。
オンテックスとしては、そうした個々の希望を叶えていく「使命感」を持っています。「こういうキャリアを実現したい」という希望に対して、社員一人ひとりにスキルアップの機会を提供し、成長の循環を起こしていきたいと思っています。そのための手段の一つとして、研修があるのです。
②未経験からでもすぐ活躍してもらいたいから
新入社員を迎えたからには、最短で成果が出せるように育成したいものです。過去には「入社してから早く結果を残したいが、周囲に遠慮してしまって聞きたいことも聞けない」「自分なりのやり方ではどのように進めれば良いのか分からない」といった声が上がっており、入社後の教育体制に対する課題となっていました。
そうした課題を乗り越えるには、成長に向けた阻害要因を取り除き、最短でスタートダッシュできる仕組みがあれば良いのではないか──オンテックスはそう考え、経験者・未経験者に関係なく、平等に教育が受けられるような体制を整えています。全員が同じステージからスタートし、成果によって評価される実力主義が根付いている環境です。結果的に公務員など営業未経験からスタートしても、しっかり成果を出し続けている先輩も大勢います。
③安心できる環境で、長く活躍を続けてほしいから
仮に入社後のスタートダッシュが成功したとしても、2ヶ月後、半年後、1年後には状況が変わっている可能性もあります。時には仕事が思い通りにならないこともあるものです。そういう時にこそ、研修を通じて学び直しをしてほしいと、オンテックスは考えています。一緒に学ぶ同期や先輩社員の姿に、大きな刺激を受けられる点も研修に参加する醍醐味。安心して長く学べ、些細なことでも相談できる場づくりを行っています。そうした工夫が、結果として社員のキャリアに対する希望を叶えることに繋がり、将来的には顧客満足度の向上にも反映されていくと考えています。
ステップごとの研修について
5つの軸で新入社員の活躍をサポート
オンテックスに入社すると、必ず全員が受講する5つの研修プログラムがあります。入社1年目〜2年目にかけ、競合他社よりもスピード感を持って成長できる内容となっています。では、詳しい内容について順番に見ていきましょう。
※今回は、「営業」として入社した場合を想定しています。
①導入研修
新卒入社・中途入社に関係なく、全員が一律で受講します。会社設立の背景や歴史、経営理念、コンプライアンスに関する意識などを学び、「こういう想いで活躍してほしい」という会社の心意気について伝えます。新卒の場合は3日間、中途の場合は入社前日に実施し、入社後すぐに活躍できる状態を目指しています。
また、営業として必要な基礎知識も最短で習得。先輩社員をお客様に見立てたロールプレイをしながら、現場に出てすぐに動けることを前提に学びを深めています。何ヶ月間も座学で講義を受けるより、実際に現場で雰囲気を掴みながら実践形式で学ぶことで結果を出している社員が多いとのことでした。
外壁塗装に使うペンキの色味・特徴などは、やはり実際に見て触れてみないと分かりにくい部分も多々あります。もし現場で分からないことがあれば、別の研修を通じてフォローできる仕組みも整えています。
②サクセスノート研修
導入研修の終了後は、サクセスノート研修を3ヶ月間にわたって実施します。特徴は、1日ごとにカリキュラムが決まっていること。例えば最初の1ヶ月目はトーク練習からスタート。上司とのロールプレイを、マンツーマンで行い、トークについてテストを課してクリアできれば合格。先輩社員との同行やオンライン動画学習、教育担当である支店長からの講義などを通じて学びを深めていきます。学んだ内容については毎日振り返り、ノートに感想を書き込みます。このノートに日記のように毎日学びを書き込むところから、「サクセスノート研修」と呼ばれるようになりました。
2ヶ月目以降は営業トークのレベルアップを目指し、商品知識・ロジックを肉付けしながらブラッシュアップをしていきます。資料を活用しながら、スムーズに商談ができるようなレベルを目指していきましょう。3ヶ月目を迎える頃には、個人の目標を設定し、達成に向けて営業活動にチャレンジします。
③バトンノート面談
入社1年目には年7回の個人面談が実施されています。面談相手となるのは人事担当、現場の上司、先輩社員、さらに他支店の支店長、班長など。新入社員を全員で支えていることを伝えたくて、始まった制度でもあります。
面談後、話した内容はレポートにまとめられ、次の面談者へ「バトン」のように渡されます。そのため面談者は「前回はどんなテーマについて話したのか。今はどう感じているのか」と深堀をしていくことができ、課題に対する本音を共有しやすくなっています。
営業スタイルは、個人によってさまざまな“勝ちパターン”があります。その勝ちパターンのバリエーションを知り、自分にとってベストな方法について考えるきっかけともなっています。部署を問わず多くの社員と触れ合い、相性の良い関係を築くチャンスにもなっているそうです。
④アポインターアカデミー
商談アポイントを取るためのコツを共有します。アポイント取得実績に定評がある社員から、具体的なノウハウについて教えてもらえます。オープンマインドな社風が根付いており、成果を出すためのスキルは隠さず、全社員に発信されています。さらに入社3年目以降は「クローザーアカデミー」に参加し、お客様に決断を促すクロージングスキルについて学ぶ機会もあります。
「アポインターアカデミー」は基本的にWebツールによるオンライン配信で行っており、毎週水曜に全国の拠点を繋いで講義をしています。録画もされているので、後日キャッチアップすることも可能。
⑤フォローアップ研修
月1回のペースで対面面談、または研修を行い、必要なスキルを補っています。エリア別に対面で開催しており、複数の拠点から支社に集合して実施。毎月各支社で開催しています。
長く勤めていれば、うまくいかない時期もあるもの。スランプに陥ってしまった時や、更なるスキルアップを目指したい時などにうまく活用してほしいと考えています。同期社員や成績優秀者とともに学ぶ機会があるからか、参加後に大きな飛躍を見せる営業も多いです。「やる気のメカニズム」などマインドセットについても学べ、モチベーションも自然と高まる研修です。
研修で使用した資料の一部
相談しやすい場が多様なノウハウの循環を生む
「転職してきて良かった」と思ってもらえるよう、積極的に新入社員向け研修を導入してきたオンテックス。最後に新入社員から特に評価が高かった研修はどれだったのでしょうか。
新卒社員からの評価が高かったのは「導入研修」。「全然話もできなかったのに、自信が持てるようになった」との声が上がっていました。
中途入社者が高く評価していたのが「サクセスノート研修」。実際の現場で体験したことを、毎週水曜に上司と座学講座で振り返り、理解が深められる点が深い学びにつながっているようです。自分の体験を言語化することで、ノウハウを腹落ちさせることができ、成果も出しやすくなっています。対面では聞きにくい質問もノートに書けば答えてくれ、相談しやすい人を選んで打ち明けられる体制も整っています。こうした成功の循環をうまく回し続ける仕組みがあるので、安心して学びの輪の中に入っていけると好評でした。
これからも相談しやすい場づくりを続けていくことで営業ノウハウが蓄積され、個人の成長スピードも加速していくでしょう。今後も未経験からでも安心して腰をすえ、長く活躍できる環境づくりに取り組んで参ります!