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建設コンサルティングの人間がIMOMに入社するまで

 僕がどんな経緯で株式会社IMOMに入ったのか、その時の自分の気持ちの移り変わりはどんなものだったのか、皆さんに知ってもらうためにも、自分への記録としても残しておければと思いました。



 初めまして。株式会社IMOMの人事本部長 兼 就労支援事業部長の伊藤展明と申します。写真は現在の職場であるIMOM金山の風景です。こんな場所で働いています。

  • 1.大学院から建設コンサルタント会社へ入職
  • 2.障害者福祉事業の会社へ転職
  • 3.株式会社IMOMへ

大学院から建設コンサルタント会社へ入職

 大学時代にはロクに勉強もせず、毎日遊んでばかりいました。自分の進路について考え始めた時に何も動いていない自分に焦り不安になり、迷ったあげくに、当時出した答えは『やらされるのではなく、自分のために死ぬ気で勉強してみよう』でした。

 大学院の建築土木工学専攻課程に進み、津波の数値解析という研究に携わりました。僕の師匠は従来の英語のTidal waveから日本語であるTsunamiという言葉を浸透させた凄い教授であります。そんな人の元で勉強不足の自分はいつも怒られていました。『方法論を学べ、論理的思考能力を身につけろ』といつもケチョンケチョンにされていました。非線形分散波理論、波動方程式と向かい合い、実験とプログラミング、数値解析を繰り返し、学会や発表の準備に追われて1ヶ月間太陽を見ない日もザラにありました。

 卒業後にはもちろん技術職を希望して入社したのですが、なんと配属されたのは人事部。。。正直戸惑いました。『人間の英知で自然災害に立ち向かおう』なんて大それたことを考えていましたが、人事部。。。何をする所なのかすらも分かりませんでした。ゼロというよりマイナスからのスタートで、入社前研修や採用面接に携わり、労務管理、企業展の設計などに四苦八苦していた記憶があります。徐々に研修・教育制度、人事考課、キャリア形成などを実務を通して勉強させてもらいました。最初は自分を顧みる余裕なんて無かったのですが、気が付くとヤリガイを持って働いていました。上司に、なんで自分は人事部配属だったんですか?と聞いたら『なんとなく向いてると思ったから』と言われたのを覚えています笑。海外にもいくつか拠点があったので時に出張をすることがありました。建設現場に人事が赴く際には主に初期のチームビルディングや現地採用担当者との打ち合わせがほとんどでした。気が付くと自然や構造物といったものを相手にするよりも人を相手に仕事をすることに楽しさを感じていました。

 そんな折にマレーシアに支社をつくるから半分永住するつもりで行ってこい的な話がありました笑。当時結婚を控えていたタイミングで、後の奥さんも翻訳の仕事が乗ってきていて、どーしよーと本当に迷って転職を決意しました。

障害者福祉事業の会社へ転職

 当時人事の仕事にはまっていた自分は、業界にはあまりこだわらずにその職種だけを考慮して活動していました。そこでたまたま知り合ったのが障害者福祉を経営している方で、採用・教育の経験者を探していました。福祉に熱い思いを抱いて入職された方には本当に申し訳ないのですが、自分は自分の経験を活かして働けるならというだけで福祉業界に足を踏み入れました。

 そこで待っていたのは衝撃の連続でした。なんて素敵な接客業なんだろう、こんなにも他者の人生に深く関与して笑顔や幸せを与える仕事って凄い!当事者と家族に寄り添って心の支えとなって。でも綺麗ごとだけではない大変な現場、3Kと呼ばれる職場環境。時に本人から心無い言葉を浴びせられる。その中で職員の方々は苦労しながら利用者に笑顔で立ち向かっていました。自然と尊敬していました。

 けれども、あくまで自分の私見ですが、事業所で作業をしている障害者の方々や障害者雇用について『仕組』ができていない。そもそも仕組みがない。もちろんその場所では利用者も職員も頑張っているのにも関わらず体系立てられた体制が整っていないために、何に苦労しているのかが明確になっていないと感じました。どうしたらいいのかとモヤモヤしていたところにIMOMの松田社長と取締役の若山さんと出会うことができました。

株式会社IMOMへ

 社長と若山さんは自分に対して、IMOMの目指すMVVとビジネスモデルを説明してくれました。これだ!と感じました。サービス利用者に充実感を伝えられる、充実感を感じるには役割がないと成り立たない、役割があるということは組織がないと成り立たない、組織があるということは事業として成り立たないといけない。そのモデルをスケールさせることで事業を拡大していく。そして社会問題の解決に貢献する。

 現在は就労支援事業部の管理室長と人事本部長を兼任させてもらっています。人を経営資源として大切にしながら採用・教育という側面から『誰もが生きやすい寛容な社会』の実現に力を尽くしたいなと考えています。

 最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。

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