【メンバーインタビュー】大手不動産マネージャーがベンチャーに飛び込み、6ヶ月で事業責任者。実績、社会的信用、仲間、裁量権の全てを叶えるための選択とは
株式会社CockPitには、現状に満足せず、自らの可能性を追求する挑戦者たちが集います。なぜCockPitという舞台を選び、そこで何を実現しようとしているのでしょうか。今回は、大手不動産会社で輝かしい実績を残した後、株式会社CockPitにジョインし、現在は事業責任者として活躍する新澤にインタビューしました。
新澤 忠将/転職支援事業部 事業責任者
茨城県出身。22歳で上京。プライム上場の大手不動産会社にて、法人向け不動産売買営業として4年半勤務し、マネージャーも経験。その後、株式会社CockPitへジョインし、現在は転職支援事業部の責任者として活躍する傍ら、グループ会社である不動産ベンチャー企業のSteerShip株式会社を兼務。
“大手の看板”と”個の力”。キャリアの原点と「自身の能力の錯覚」に気づいた日々
ーーまずは、新澤さんが社会人としてのキャリアをスタートされた原点についてお聞かせいただけますか?
茨城出身なのですが、先に上京していた姉から話に聞く東京での生活がすごく魅力的で、東京での成功を夢見ていたんです。そして何よりも、「何者かになりたい」という強い思いがあり、その実現のためにはまず上京することが不可欠だと考えました。
上京資金を貯めるために、高校卒業後は個人事業主として配達業を約2年間経験。完全歩合制で、やればやるだけ成果が見える環境は、若かった自分にとって大きなやりがいでしたね。
ーー資金を貯め、上京されたあとは何をされていたのですか?
本当に偶然なのですが、新宿を歩いていたところ、大手不動産会社の採用担当の方に「これから日本一を目指す会社で、ポストもどんどん増える。一緒に働かないか」と声をかけていただいたんです。そこから詳しい話を伺い、後日面接を受けることになりました。この時点でわかる人にはわかってしまうかもしれませんね。(笑)
ーー印象的な出会いですね。入社の決め手は何だったのでしょうか?
面接でお会いした事業部長や、代表の方々の人間的な魅力と、その方々が語る「お金を持つ意味」に強く惹かれました。それまで自分のためだけに稼ぐことしか考えていなかった私にとって、お金は自身の選択肢を増やすだけでなく、大切な誰かを助ける力や人生の選択肢を大きく広げる手段にもなり得るのだと深く心に刻まれたんです。その価値観に共感し、入社を決意しました。そこでは一棟収益不動産を扱う法人営業として、数億円から数十億円規模の取引に携わりました。
ーー具体的にどのようなお仕事をされていたのですか?
主に一都三県にあるマンションや商業ビルなどを一棟まるごと買い取り、リノベーションなどで価値を高めてから再販するという事業となります。その中で私の役割は、物件の売却を考えているオーナー様から相談を受けた不動産仲介会社様に対し、「是非その物件を当社に買い取らせてください」と日々アプローチし、最終的に物件を買収することでした。
ーー営業活動は順調だったのでしょうか?
入社1年目は全く結果が出ず、上司からは「理想と現実のギャップが大きい」と指摘を受けました。その言葉をきっかけに自分を客観視できるようになり、理想を叶えるための目標を細分化した上で地道な努力を積み上げていくことの大切さを学びましたね。
また、数字にシビアに向き合う社風だったため、成果が出ていないことに対しても厳しい指導を受け、悔し涙を流したこともありました。しかし、その経験が「こんなことのために東京に出て来たんじゃない!」と、私の野心を再燃させるきっかけになったんです。
その甲斐もあり、社内の部署内約40〜50人の営業メンバーの中でトップの成績を収めることができました。具体的には、会社の資金力や決済スピードといった強みを活かしつつも、営業先の不動産会社の社長といった年上の方々に「この人に任せたい」と思っていただけるよう、定期的に足を運んで泥臭く関係性を構築していったことが大きかったと思います。そして、その成果が認められマネージャーへの昇進も果たしました。
ーーその会社での経験から得られた学びや教訓のようなものはございましたか?
「自責の精神」を徹底的に叩き込まれました。例えば、社訓にもある「全ての現況は己にあり。他人のせいにするな」という言葉通り、どんな問題も環境や他者のせいにせず、常に自分に原因を求め改善することが求められたんです。うまくいかない時こそ「自分に何が足りなかったか」「次はどうすべきか」を自問自答することが成長に繋がると学びました。これは今も強く意識していますね。
ーー順調なキャリアを歩まれる中で、なぜ転職を考えられたのですか?
上京当初、成功の基準として年収を掲げていました。お金を稼ぐことが自分の成功だと思っていたんですね。でも、次第にそれが本当の意味での成功ではないと気づき始めました。成功=年収ではなく、『資産となるスキル』や『人からの信用』が本当の成功だと感じるようになったんです。知識を得ることだけでなく、実際に経験を積むことで、その人ならではの価値観や考え方が生まれるんだということを実感して、転職を決めました。
理想の働き方を求めて。CockPitとの出会いとベンチャーで試される「本当の価値」
ーーそして、自分を試すためにベンチャーを選んだんですね。
「大手で実績を重ねてきましたが、ある時ふと思ったんです。『これって本当に自分の力でやっているのか?』って。会社の看板や資金力に頼りすぎているんじゃないかって。だから、自分の力を試すために、もっとリアルな環境で『自分の実力』を試したいと思ったんです。それが、ベンチャー企業への転職を決意したきっかけですね。」
ーーそこからCockPit社へジョインした決め手は何だったのでしょう。
実は私が東京に出てくる際、アドバイスをもらったのがCockPitの代表である鯰江でした。そこで数年ぶりに連絡を取り、転職の相談をする中で鯰江の人間的な魅力と、彼が体現する働き方に魅力を感じたんです。数年ぶりに再会しても、彼の周りを豊かにする力や、人を惹きつけるオーラは変わっていませんでした。
そして、彼が「収入と家庭を両立」させている姿は、まさに私の理想でした。前職では役職が上がるほど多忙になるのが当たり前でしたが、私は将来、家族との時間を大切にしたい思いが強くあったため、CockPitの価値観とマッチしている感覚がありましたね。
他にも、ベンチャーで事業責任者を目指せるという環境は魅力的でしたし、不動産分野での経験を活かしながら、新たに人材紹介という分野への挑戦ができるという点にも期待していました。そして何より、前職で感じていた「外部の力や組織力ではなく、自分自身の本当の力で勝負したい」という強い思いがありましたね。大手企業とは違い、CockPitのようなベンチャーでは「この人に任せたい」と心から信頼される個の力が全てです。まさにそのシビアな環境でこそ、自分の真価を試し、成長していけると確信したんです。
ーーCockPitでの業務内容についても教えていただけますか?
転職支援事業部にて、主にミドル層以上の求職者様のキャリア支援や面接対策、そして複数メンバーのマネジメントを担当しています。また、グループ会社のSteerShipでは、これまでの法人営業の経験を活かしつつ、より経営に近い立場で事業を推進していくという新たな挑戦をしています。
ーーCockPitでは、どのように「個のスキル」が身につくと感じていますか?
代表との距離が非常に近く、意思決定のスピードが本当に速いです。「これ、やってみよう」となったらすぐに任せてもらえる。そして、実力があればどんどん大きな裁量とポジションが与えられます。会社のネームバリューに頼れない分、必然的に一人ひとりが持つ専門性や人間力が際立ちますし、逆に自分に何が足りないのか、何を伸ばすべきかが明確になるため、「個のスキル」が伸びていってると感じますね。
また、周りもそれぞれが異なる分野で突出したスキルを持つ優秀なメンバーばかりなので、彼ら・彼女らと比較することで自分の課題が見えやすくなり、常に刺激を受けながら成長できる環境だと感じています。
マネジメントの観点でもベンチャー企業においては、大手企業のような会社の看板力に頼れないため、マネージャー自身の人間力や求心力が直接問われます。そのため、「この人についていきたい」と心から思ってもらえるような「在り方」を日々考え、実践していく必要があります。その過程で本質的なリーダーシップやコミュニケーション能力といったマネジメントスキルが実践を通じて鍛えられていくと感じています。
まさに「社員と独立の間で働く。」“看板”を捨て、自分の力を試す場所へ。
ーー会社員としての安定と独立したいという憧れの間で、どのように感じていたのでしょうか?
会社員として安定した収入と福利厚生を手にしていることに安心感はありましたが、それだけでは物足りなさを感じていました。大手企業で得た実績や守られた環境の中で働いているうちに、「このままでいいのか?」という疑問が湧いてきたんです。自分の力をもっと試せる場所、そしてもっと自由に動ける環境に身を置きたいという気持ちが強くなりました。とはいえ、独立にはリスクもありますし、安定した収入を失うことへの不安も大きかったですね。
ーーその不安を乗り越えて、最終的にベンチャー企業で働くことを選んだ決め手は何だったのでしょうか?
ベンチャー企業には、独立に近い自由度がありつつ、安定したサポートも受けられるというバランスがあります。特に自分の名前で勝負できる環境は、自己成長を促す大きな刺激となりました。自由に挑戦し、成果を自分のものにできる反面、責任も大きく、そのバランスが非常に重要だと感じています。社員としても自分の事業を持っているような考えを持ちながら働ける環境が自分にぴったりだと思ったんです。
ーー自分らしく働くためにはどんな姿勢が必要だと思いますか?
どんな状況にいても、「個の力」を信じることが大事だと感じています。「無一文になっても、再起できる自分の力を持っている」という自信があるからこそ、どんな困難にも立ち向かっていける。自分を信じて、「依存せず、自分の力で道を切り開く」。それが最も大切なことだと思います。
「自由と責任」の中で見出す成長。事業責任者として描く「月曜日が豊かになる未来」
ーーCockPitが大切にしている「自由と責任」への考えもお聞きしたいです。
よく「自由=好き勝手」と思われるかもしれませんが、実際のところ「自由」って、守るべきものがあるからこそ、意味を持つんじゃないかなと思います。家族や社員、部下など、守るべきものがあって初めて、その自由が価値を持つんですよね。責任を背負いながら、守るべきものを守りつつ「自由」を手に入れる。そのバランスが大事だと思っています。
「自由を求めて動くのは簡単ですが、それを守るためには、必ず「責任」が伴います。責任と自由をどう両立させるかが、僕の働き方の根本にありますね。
ーー今後の目標として、どのようなことを実現していきたいですか?
今後も「自由と責任」を両立させながら成長していきたいです。自由に働ける環境だからこそ、より自分の力を信じて成果を出し続けることが求められます。それが最終的に「月曜日が豊かになる未来」を実現するためのカギだと感じています。そして、ただ自分の成長だけでなく、チーム全員が成長できる環境を作り上げていきたいですね。自由に挑戦しながらも、責任を持って周囲を支えていくこと。それが、これからの時代に最も価値のある働き方だと信じています。
ーー最後に、この記事を読んでいる方々へメッセージをお願いします。
もし今の仕事やキャリアに少しでも疑問を感じているのであれば、それは自分を試すべきタイミングだと思っています。大企業の安定や役職も魅力的ですが、それだけでは得られない成長があることにも気づきました。私が大切にしているのは、自分の力で結果を出すこと、そしてどんな環境でも自分らしく生きることです。自分の名前で勝負することで、思っている以上に広い自由が待っていることを実感しています。もし、今の自分に満足していないのであれば、もっと挑戦してみるべきだと思います。挑戦にはもちろんリスクもありますが、それを乗り越える先にこそ、他にはない価値が見えてくると思っています。」