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【若手インタビュー】知床の大自然に魅入られた私が、この地から世界へ伝えたいこと

ーーー本日はありがとうございます!まずは簡単に自己紹介をお願いします!

経営戦略室で広報・リクルートを担当しています、Mと申します。

出身は大阪で、初めて知床の地を踏んだのは大学4年生のときでした。

大学の研究室でヒグマの生態について研究していたんですが、「知床の博物館でヒグマの骨格標本を作っていて、人手が足りないからアルバイトで来ないか」と誘ってもらって、1週間くらい泊まり込みで行ったんですよね。

初めて訪れた知床の印象は、とにかく「日本離れした自然だな」という感じでした。

目の前に山があって、後ろを振り向いたら海と夕焼けが広がっていて…当時は知床が世界遺産だということも知らなかったんですが、ただただ感動したのを覚えています。

そのアルバイト期間が終わった帰りのバスの中で、たまたま北こぶしリゾートから求人メールが届いたんです。大学経由で、企業説明会の案内みたいなやつでしたね。

それで、知床っていう地域名だけ見て興味を持って、話を聞きに行きました。

 

ーーー入社の決め手は何だったのでしょうか?

説明会でもらったパンフレットに「自然バカ求む」って書いてあったのが印象に残ったというか…私は自然や野生動物が大好きなので、それを見て「私でもできそうだな」と思ったんですよね。

あと、もともと私はJICAの青年海外協力隊に興味があって、ここで一生働くぞ!みたいな感じではなかったんですよ。だから、北海道のめちゃくちゃ北の端っこでも行ってみるか、と思って飛び込むような気持ちで入社しました。

気づいたら8年目の今も楽しく働かせてもらっているんですが(笑)

 

ーーーこれまでを振り返って、ここで働き続けている理由を聞かせてください!

最初の2年はレストランのホールスタッフとして働いたんですが、まず実際に働いてみてすごく楽しかったんですよね。

チームメンバーにも恵まれて、地域の方にもたくさん親切にしていただいて。

ただ、やっぱりずっとレストランスタッフとしてどんどんキャリアアップしていくのはちょっと難しいなと、自分の人生を考えたときに思っていて…

私自身は自然や野生動物が好きで、大学でもそこを専門に研究していたわけですが、

「ホテルという業態は、知床の自然にとって果たして良い存在なのだろうか」という気持ちもあって。

それもあって転職を考え始めたタイミングがあったんですが、そのとき「観光業に身を置きながら野生動物に向き合う人ってめちゃくちゃ希少だし、個性だと思うよ」と言われたこともあって、そっちの路線を貫いたほうが人生楽しそうだなって思ったんですよね。

あと、専務に転職について相談したら「クマ活」という新しい活動をホテルとして始めることを教えてもらって。

「クマ活」は北こぶしリゾートが2020年から始めた、知床のクマを守るための活動のことで、ヒグマが誤って市街地に入ってこないように草刈りをしたり、クマへの理解を深める啓発活動を行ったりしています。最近話題のSDGsとも直結するようなコンテンツです。

当時はまだ立ち上げ段階の話で、SDGsを掲げたのは始動後なんですが…

クマ活が進んでいく中、SDGsの何の項目に当てはまるか考えたときに、「森林の生態系を守る」とか「地球環境を良くする」みたいな文脈になるのかなと思ったら、

専務が「いや、俺たちがやることはこれだよ」って、パッと仰ったのが「住み続けられるまちづくり」と「質の良い教育を」と「パートナーシップ」だったんですよね。

そこで心底、北こぶしリゾートという会社の考え方に共感してファンになったというか。

クマ活によって、知床の地でヒトとクマが共存できる環境が保たれていく。

教育によってネイチャーリテラシーが上がって、自然に対する価値観が変わったり感受性が育まれたりすることで環境への恩返しが成り立つ。

私はもともと人材育成や教育にすごく興味があって、学校の先生になろうと思って教職免許を取ったりもしているので、「教育」という領域に関わってくるならなおさら、自分とクマ活の相性はいいなと感じました。

単発でやって終わりの施策ではなく、未来へ続いていく好循環を生み出すような仕組みがめちゃくちゃいいなと思いましたし、会社としてSDGsの知識があって、そこに共感もして、クマ活みたいなコンテンツも作っている姿勢もすごく刺さりました。

北こぶしリゾートに来てくれた方々が、地域の自然に関わって、知識がちょっとでも増えて、自然や環境の話が自分ごとになっていく。そんな役割を果たせたら、少しずつでも世界を変えていけるのかな、と。

 

ーーー最後に、求職者の方にメッセージをお願いします!

知床に住み、知床で働くということは、仕事と暮らしが切っても切り離せないようなところがあります。

大自然の中で暮らして、仕事でも大自然と関わっていくわけですから、例えばプライベートでガイドツアーに参加してみて、その体験が自分の人生にとっても楽しいし仕事にも役立つ、みたいなことが多いんですよね。

そういう、プライベートと仕事が近づくような部分も含めて「ぜんぶ楽しむつもりでやってみる」というのが自分の中でひとつのテーマとしてあるのかなと思っています。

人生の大部分を占める「仕事」を作業で終わらせたくないですし、働きながら自分の人生が豊かになっていくほうが私には合っていると思うので、同じようなタイプの人にはすごく良い場所だと思います!

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